WO1985003861A1 - Process for preparing solid perfume - Google Patents

Description

明 細 書 固形状香料の製造方法

技 術 分 野

こ の発 ¾は、 揮発 し に く く 永統性のあ る 固形状香料の 製造方法に関する も のである *

背 景 技 衛

ア ル コ ー ル に香油 を溶解 した香料は広 く 使用 されて い る が香 り に持続性がない · また、 固形物に した香料 も あ る が、 これは 固形物であ るために香 り の発散量が液体の も の に比 し劣 る ，

また 、 特公昭 4 8 - 3 7 8 2 5号の よ う な固形香料の 製造法 も あ る が、 こ れは固形にするため に熱可塑性合成 樹脂を原料 と し て必要 と し、 そ して完全な固形香料であ る の で香 リ の発 »量が小さい *

発明の開示

そ こ で こ の発明は 、 アルコ ールに ヒ ド ロ キ シ プ ロ ビル セ ル α — ス を 1 〜 5 %溶解させたものに香油を加えて混 合 した も の と 、 ジベ ン ジ リ デ ン ソ ル ビ ト ー ルの Ν — メ チ ル - 2 ビ ロ リ ド ン の 13和溶解液 と を 混合 し て固形状 に し 、 ア ル コ ー ルを不活性化 してゲル状に し て香 リ が長期 間持続する よ う に し た固形状の香料を提供する こ と を 目 的 と し て開発 した も のである ·

発明 を実 *する ための最良の形態

香油は天然 の も の で も 合成の も の で も どち ら で も よ く 、 天然の も の は動物性で も 植物性で も どち ら でも よ い 。 ま た ア ル コ ー ノレ は ェ チ ル ア ル コ ー ノレ 、 メ チ ル ア ル コ ー ルの どち らでも使用可能である ·

こ の発明にかかる 固形状の香料とは完全に香料が固化 し ていず、 ゲル状の状態でぁ リ * 丁度ゼ ラ チ ン の固ま つ た よ う な状態の も を い う， 香料を完全な固形物 と し ない のは、 固形物にする と 、 香 り の持統性は高ま る が、 反面 香 り の発散量が滅 リ 十分な香 り を得に く いか ら であ る · 固形状にする こ と に よ り 液体のも の に比 し、 香 リ の持続 性は高ま り 固形物の も の と同等な持統性を有す る と と も に、 香 リ の発教量は液体のもの とほぼ同等の発散量を有 する も の が で き る の であ る，

な お 、 ア ル コ ー ル に ヒ ド ロ ギ シ ブ 口 ビル セ ル ロ ー ス を 少量溶解させる のは ア ル コ ー ルを不活性化 し て常濠に お け る揮発性を低下させるためであ り 、 ジペ ン ジ リ デ ン ソ ル ビ ト ールを使用する のは香油をゲル化 して不活性化 し て香 リ が飛びに く く するためである，

また、 N — メ チル ー 2 ピロ リ ド ンを使用する のは、 こ の液体は常濠 において撣発性が少な く 、 かつジベ ンジ リ デ ン ソ ル ビ ト ールを非常によ く 溶解 し、 無臭かつ淡色で こ の ジベ ン ジ リ デ ン ソ ル ビ ト ールのゲル化作用 を助け る の に適 してい る， また公害的毒性もほ と ん どない，

また、 それぞれの も の の混合方法と潙合時間は次の通 リ であ る ·

( 1 ) ア ル コ ー ル と ヒ ド、 ロ シプロ ビル セ ル ロ ー ス と 香 油の混合

5 0 〜 1 0 0 r p mの携拌機で 1 〜 3 時間ゆ つ く リ と 擾拌混合す る ·

( 2 ) 上記 （ 1 ) と N — メ チル ー 2 ビ ロ リ ド ン に ジベ ン ジ リ デ ン ソ ル ビ ト ー ル を溶解 した粗和溶解液 と の混合 上記 （ 1 ) を 5 0 r p m以下で擾拌 し て い る と こ ろ へ 飽和溶解液を ゆ つ く リ 滴下 して 1 〜 1 0 分間擾拌 し 、 そ の後静置 し て お く 。 する と丁度ゼ リ ーの よ う な 固形状の 香料ができ あ がる 》

なお、 使用方法に よ っ ては香料の持緣性を增すため に ケ ィ 酸 カ ル シ ウ ム の粉末を混合する こ と も でき る ·

次に こ の発 ¾の実施例を示す，

実施例 1

濃度 9 5 %の エ チ ル アルコ ールに ヒ ド ロ キ シ プ ロ ビル セ ル ロ ー ス を 3 % (重量比） 溶解させ こ れ に ラ ベ ン ダ ー 油 2 0 % (重量比） を混合 し 2 時間携拌 した _β —方、 Ν ー メ チ ル ー 2 ビ ロ リ ド ンに ジベ ン ジ リ デ ン ソ ル ビ ト ー ル を 溶解 し飽和溶解液 と し た · 次 に こ れ ら を 、 前者 を 9 5 ， 後者 を 5 の割合 （重量比） で混合 し 8 分間攪拌 し た， そ し て ラ ベ ン ダ ー の芳香を有する固形状の香料を製 造 した，

実旄例 2

実旌例 1 の ラ ペ ン ダー油に代えて ジ ャ ス ミ ン油 を使用 し て ジ ャ ス ミ ン の芳香 を 有 す る 固形状の香料を製造 し た · 実旄例 3

S 度 9 9 % のエチルアルコールに ヒ ド ロ ギ シ プ D ビル セ ル π — ス を % (重量比） 溶解させこれにゲ ラ ニォ ー ル 5 % (重量比） を混合 し、 1 時藺攪拌 した · 一方、 N ー メ チ ル ー 2 ビ ロ リ ド ンに ジベ ンジ リ デ ン ソ ル ビ ト ール を 溶解 し粗和溶解液 と し た， 次 に こ れ ら を、 前者を 9 6 ， 後者 を 4 の割合 （重量比） で混合 し 2 分間擾拌 し た ， そ し てバ ラ の芳香 を有す る 固形状の香料を製造 し た ,

実尨例 4

実施例 3 の ゲ ラ ニ オ ールに代えて シ ト D ネ ラ ールを 使 用 し て レ モ ン の芳 香 を 有 す る 固 形状の 香料 を 製造 し た。

産業上の利用可能性

以上の よ ラ に こ の発明にかかる固形状香料の製造方法 に よれば、 香油 と アルコールを共に不活性化 し それを 固 形状の も の と したので、 香り の持铰性が よ く 、 しかも 香 リ の発散量が多い と い う効果を有 し、 各穏の用途に使用 で き る ，

Claims

請 求 の 範 囲 ア レ コ ー ル に ヒ ド、 口 ギ シプロ ビ レ セ レ ロ ー ス （hydroxy propy l cel lulose)を 1 〜 5 %溶解 させた も の に香油 （P erf uoe oi l) を 加え て混合 し た も の と 、 ジベ ン ジ リ デ ン ソ ノレ ビ ト 一 ノレ （dibenzyl idene sorbitol)の N — メ ナ レ一 2 ビ D リ ド ン （N-methy l-2-pyrrolydone)の飽和溶解液 と を 混合 し て 固形状 に し た こ と を特徵 と す る 固形状香料 の 製造方法。