WO1990010403A1 - Television receiver supporting structure of arm rest - Google Patents

Description

一 i 一

明 細 書

ア ーム レス トに対するテ レビ受像機の支持構造 技術分野

本発明は、 航空機又は車両等の各種座席のアーム レス ト の前部下 部に格納する こ とができる個人用のテレビ受像機に係り 、 特に衝撃 吸収機能を有し、 かつ所定方向への支持姿勢を規制するア ー ム レス 卜 対するテレビ受像機の支持構造に関する ものである _c 背景技術

最近、 航空機又は車両等の各種座席のアー ム レ ス トに、 その座席 の使用者が個人的に選択使用する こ とができ る テ レビ受像機を格納 する こ とができるよう に構成したものが提案されており、 例えば、 第 2 1 図に示すよ う に、 アーム レス ト 5 1 の前部に形成したカ ク テ ル ト レイ 5 2 の下部に、 テレ ビ受像機 5 3 を格納する凹部 5 4 を形 成し、 該凹部 5 の前端上部に、 支持機構部 5 5 を固設したヒ ン ジ 機構 5 fi を、 該支持機構部 5 5 が該凹部 5 4 内に対して出入自在に なるよう に枢設する と共に、 該支持機構部 5 5 に、 テ レビ受像機 5 3 を前後及び左右方向に回動自在に装着して成る ものであった， このヒ ンジ機構 5 6 には、 第 2 2図に示すようなロ ッ ク機構 5 マ が構成されている。 こ の口 ッ ク機構 5 7 は、 テ レビ受像機 5 3 を格 納位置と観賞位置において固定する ものであり、 ヒ ン ジ機構 5 6 軸受 5 G a 内において、 該軸受 5 6 a の周囲から回動軸 5 6 b G 一 端に透設した透孔 5 6 c にロ ッ ク ピ ン 5 8 の先端部を嵌脱自在に連 係させて成る ものであり、 ヒ ンジ機構 5 6 を支持機構部 5 δ と共に 凹部 5 4開口部に対して略 1 8 0度の回動範囲、 即ち格納位置と観 賞位置において支持固定する こ とができ るよ う に成っている

上記支持機構部 5 5 は、 テ レビ受像機 5 3 を観賞位置に固定す 際に 、 口 ッ ク機構 5 7 に構成する ヒ ンジ機構 5 6 の軸受 5 6 a 内に おいて、 該軸受 5 6 a の周囲から回動軸 5 6 bに透設した孔 5 6 c 内にロ ック ピン 5 8 の先端部を確実に嵌合させた状態で、 テレビ受 像機 5 3を観賞位置に支持固定することができる。 しかし、 。 フ ク ピ ン 5 8が孔 5 6 cから外ずれた状態のままでテ レビ受像機 5 3か ら手を離すと、 テ レビ受像機 5 3がその自重によって回動落下し、 該落下時の衝撃により、 テ レビ受像機 5 3が故障したり、 また、 テ レビ受像機 5 3 の回動方向側で手指等を挟まれ、 怪我をする等の問 題を有していた。

また、 上記支持機構部 5 5 は、 第 2 3図に示すような、 上部に孔 5 9を透設した半球状の球蚰受 6' 0を有する筒状の支軸 6 1 に、'球 軸 6 2をその軸部 6 3が揺動自在になるように上記孔 5 9内に軸部 6 3側から遊挿連結し、 球軸 6 2が球軸受 6 0内において前後及び 左右方向へ自在に回動するこ とによ り 、 テ レビ受像機 5 3の向きや 姿勢を変更調節することができるように支持しただけのものである ため、 球軸受 6 0に対して球軸 6 2が軸方向回りに 3 6 0度回動さ せると共に、 前後及び左右方向に自由に傾斜揺動させることはでき るが、 球軸 6 2を摑持している球軸受 6 0 の保持力が低下すると、 支軸 6. 1 上にテ レビ受像機 5 3を確実に支持する ことができな く な り 、 第 2 4図に示すよ う に 、 テ レビ受像機 5 3が使用中に前後方冋 (矢印 χ > X方向） のみならず左右 （矢印 y , y方向） にも傾斜し て、 テ レビディ スプレー部 6 4が見づら く なる等の不都合を生ずる という問題を有していた。

然も、 テレビ受像機 5 3を強固に支持するために、 球軸 6 -2に対 する球軸受 6 0の保持力を強めると、 摺動部の摩擦力が増大してテ レビ受像機 5 3の支持角度を自由に調節するこ.とが困難になるとい う問題を生ずるものであった。

本発明は、 上記問題に鑑みて創案されたもので、 第一の目的はテ レビ受像機の支持機構部に衝撃吸収機構を付設することにより、 テ レビ受像機を観賞位置から格納位置に回動させる際に不用意にテレ ビ受像機が自重落下しないよう にする こ とにあり、 また第二の目的 はテ レビ受像機を使用時においてその作動範囲を規制し、 観賞位置 に確実に固定する こ とができるテ レビ受像機の支持構造を提供する と ある

発明の開示

上記目的を達成するために、 本発明に係るテ レビ受像機の支持構 造は、 航.空機又は車両等の各種座席のァーム レス ト前部：こ形成し カ ク テル ト レイ の下部に、 テ レビ受像機を格納する凹部を形成し . 該凹部の前端上 こ構成した支持機構部をその固定端に構成したヒ ンジ機構を回転中心に して該凹部内に出入自在になるよ に枢設す る と共に、 該支持機構部の先端にテ レビ受像機を前後及び左右方向 に回動自在に装着してアーム レス ト内に格納する こ とができるテ レ ビ受像機において、 ヒ ンジ機構を構成する回動軸に、 円周方向へ貫 通する と共に、 中心部から開口端側へ拡開する孔を形成し、 該孔に 口 'ノ ク ピ ンの先端を嵌脱自在に連係させ、 該孔が上記凹部開口部に 対して略 1 8 0度回動位置でロ ッ ク ピ ンの先端と係合するよう に構 成し、 かつ該ヒ ン ジ機構に衝撃吸収機構を付設したこ とを要旨 す る ものである。

衝擊吸収機構は、 上記回動 に固設した従動ギヤに嚙合し て 、 二 れに回転力を与えるべ く 一端に原動ギヤを形成した揺動扞の他端：こ 衝撃吸収シ リ ンダの連'扞を連結して成る ものであり、 かつヒ ンジ機 構の回動軸に固設した従動ギャに嚙合する ラ ッ クの一端を衝撃吸収 シリ ンダの連扞に連結したり、 衝撃吸収機構の揺動杆の他端にコ -ΐ ルスプリ ング、 ダンバ等の衝撃吸収弾性部材を構成したものである また、 上記支持機構部は、 上部に所定方向へ向 く 軸側案内溝を 設した半球状の球軸受を有する筒状の支柱に、 球軸をその下 か -I 球軸受内に遊挿して铀部を上記軸側案内溝上部に突出させる と共に 該球軸の円周方向に突出形成した少な く と も 1 個のホスを支柱内 刻設したボス側案内溝に嵌合し、 かつ支柱内下方から球軸受内に遊 新たな用紙 揷した球軸を上方へ押し上げるホルダ—を内装するという手段を講 じている。

而して、 上記構成によれば、 テ レビ受像機の使用時には、 テ レビ 受像機をァ—ム レス ト前端部において、 ヒ ンジ機構を中心にして凹 部開口部から前方上方へ回動させると共に、 該テ レビ受像機を支持 機構部を中心にして水平方向に回動し、 該テレビ受像機のテレビテ イ スプレー部を使用者の視線方向へ回動させ、 該テ レビディ スプレ 一部を通常の使用姿勢で任意角度に調節して固定保持することがで きる。

特に、 ヒ ンジ機構に衝撃吸収機構が付設されている ので、 回動軸 の従動ギヤが衝撃吸収機構の揺動杆の原動ギヤと嚙合し、 ヒ ンジ機 構の回動軸の回動に一定の負荷がかかるように作用するためテレビ 受像機がその自重によって急激に落下することがない。

然も、 テ レビ受像機をアーム レス ト凹部から取り出すときは、 テ レビ受像機の重心位置が格納凹部外に形成されているため、 第 1 0 図に示すように、 ロ ッ ク機構の解除動作に連係してテレビ受像機が 凹部開口部から飛び出し、 テレビ受像機使用のための初期動作を容 易にし、 これを円滑に観賞位置まで持ち上げることができる。

また、 球軸をその軸部の軸回りにおいて所定範囲、 例えば約 9 0 度の範囲において回動させることができ、 その位置でボスの軸方向 を回動中心として球軸を前後方向へも回動させることができる。 こ の三次元的に動く球軸の作動範囲を、 軸側案内溝とボス側案内溝の 形成範囲において確実に規制して、 テレビ受像機器の三次元的な作 動範囲を規制することができる。

尚、 球軸の軸方向に配線用の透孔を形成するこ とによ り 、 テ レビ 受像機からの配線を支持機構内に収めて、 配線の安全性を向上させ ると共に、 外観上も好適なものとなる。 図面の簡単な説明 第 1図はア ーム レス トからテ レビ受像機を取り出した状態を示す 斜視図、

第 2図は同じ く要部側面図、

第 3図は取り出したテレビ受像機を回動させる状態を示す要部斜 視図、

第 4図はテレビ受像機のヒ ンジ機構及び口 ック機構を示す一部切 り欠いた側面図、

第 5図は同じ'く ヒ ンジ機構から支持機構部を取り外したア ーム レ ス ト の一部切り欠いた平面図、

第 6図はロ ッ ク機構の口 'ソ ク ピ ンと回動軸との嵌合状態を示す要 部拡大断面図、

第 7図は押ボタ ンの機構をを示す要部正面図、

第 8図はロ ック機構の他の実施例を示す要部 ¾大断面図、 第 9図 (a)は衝撃吸収機構を示す一部切り欠いた側面図、

第 9図 (b)は同じ く一部切り欠いた正面図、

第 1 Q図はテ レビ受像機の重心位置を示す説明図、

第 1 1図はラ ソクを衝撃吸収機構に構成した他の実施例を示す要 部側面図、

第 1 2図は弾性部材を衡撃吸収機構に構成した他の実施例を示す 要部側面図、

第 1 3図は支持機構部を示す分解斜視図、

第 1 4図 ）は球軸の要部拡大正面図、

第 1 4図 (b)は同じ く要部拡大側面図、

第 1 5図 (a)は軸受部の要部拡大平面図，

第 1 5図 (b)は同じ く要部拡大正面図、

第 1 5図 (c)は同じ く要部拡大右側面図、

第 1 5図（d)は第 1 5図 (b)における d - d線断面図、

第 1 6図は球軸と軸受部との嵌合状態を示す支持機構部の断面図 第 1 7図は球軸にテ レビ受像機側への配線挿通用の孔を開設した - 1 支持機構部の他の実施例を示す断面図、

第 1 8図は球軸の作動方向を示す球鼬の斜視図、

第 1 9図は軸部の軸回り、 前後方向への作動範囲を示す軸受部の . 平面図、

5 第 2 0図は軸部のボスの軸方向を中心線とする球軸の作動範囲を 示す支持機構部の正面図、

第 2 1図は従来のテ レビ受像機の格納機構を示す斜視図、 第 2 2図は同じく 口 ック機構を示す要部斜視図、

第 2 3図は同じ く支持機構部を示す分解斜視図、

第 2 4図は同じく支持機構部の作動範囲を示す斜視図である。 発明を実施するための最良の形態

以下、 本発明に係るアーム レス ト に対するテ レビ受像機の支持構 造の実施例を図面に従って説明する。

第 1 図乃至第 3 図は、 セ ンタ —ア ーム レス トからテ レビ受像機を 取り出した状態を示すものであり、 1 は、 航空機、 車両又は船舶用 座席 ©中央に取り付けられるセ ンタ 一アー ム レス ト （以下 ，アーム レス ト 」 という） 、 2 , 2は、 該アーム レス ト 1 の前部上端に形成 し カ ク テル ト レィ 3 の下部に形成した凹部である。 本実施例ては アーム レス ト 1 の前端部に両側座席の使用者が各別に使用すること ができるように 2個のテ レビ受像機 4 , 4を装着する構造に成って おり、 それぞれのテ レビ受像機 4 , 4に対応する凹部 2 , 2を並列 形成してある。 この凹部 2 は、 後述する支持機構部 9を固設したヒ ンジ機構 6を介してア ーム レス ト 1 の前方へ回動自在に支持した液

晶型の板状に形成されたやや大型のテ レビデ ィ スプレー部 5を有す るテ レビ受像機 4を格納する ものである。 該凹部 2 に格納される テ レビ受像機 4 は、 一面側がテ レビディ スプレー部 5 の他にス ィ ッチ チャ ンネル、 音量ボリ ユ ーム等の操作部 5 aを配設して成り、 また マ ー ム レス ト 1 の座席側面には、 テ レビ受像機 4 用の操作パ ル部 (図示していない） を設け、 これにテ レビ受像機 4専用のスィ ツチ、 ボリ ュ ーム、 チャ ンネル及びイ ヤホ ンジャ ッ ク等を配置する構造に 成っている。 更に、 この操作パネル部には、 一般の航空機用座席に 装備されている読書用のリ ーディ ングラ イ トのスィ ツチゃスチュヮ 一デスを呼び出すためのコ ールライ 卜のスィ ツチ等を組み合わせる こ ともできる。

第 4図乃至第 7図は、 ア ーム レス ト 1 の前端上部に構成した匕 ン ジ機構 6 と、 該ヒ ンジ機構 6 に固設した支持機構部 9 を示すもので の

こ の ヒ ンジ機構 6 は、 回動軸受 7 と回動軸 8 とから成り 、 上記ァ ーム レス ト 1 の凹部 2 の前端上部において、 テレビ受像機 4及び支 持機構部 9全体を凹部 2開口部に対しアーム レス ト 1 の前方へ回動 させて自在に出入させる ものであり、 テ レビ受像機 4を所定位置、 即ち観賞位置及び格納位置に固定保持機能を有する ものである。 テ レビ受像機 4 の電線ケーブルは、 ヒ ンジ機構 6 内に穿設した孔 （図 示していない） を介して揷通する こ とができる。

支持機構部 9 は、 ヒ ンジ機構 6 の回動軸 8 の一側に立設固定して 成り 、 上部に装着したテ レビ受像機 4を略水平方向へ回動させ、 使 用者の視線方向に対するテレビ受像機 4 のテレビディ スプレ一部 の向きを調節する ものであり、 テ レビ受像機 4 の下面に垂設した支 軸 1 0 の先端に球軸 1 0 a を形成する と共に、 該球軸 1 0 aを摺動 自在に摑持する球軸受 1 1 を形成したものである。 而して、 テ レビ 受像機 4を、 支軸 1 0 を中心にして水平方向に約 9 0度の範囲内で 回勛させ、 格納位置と観賞位置に保持する こ とができ る。 なお、 球 軸受 1 1 と支軸 1 0 の取り付け個所は、 上下逆であってもよい。

1 2 は、 テ レビ受像機 4 を、 格納位置と観賞位置それぞれにおい て固定する ロ ッ ク機構である。 このロ ッ ク機構 1 2 は、 ヒ ンジ機構 6 の回動軸受 7 内において、 上記回動軸 8 の他側に R周方向へ貫通 するよう に孔 1 3 を透設し、 該孔 1 3 にロ ッ ク ピ ン 1 4 の先端部 1 4 aを嵌脱自在に係合させ、 回動軸 8を約 1 8 0度の回動位置で固 定し、 その回動を阻止するものである。 このロ ック機構 1 2 は、 口 ック ピ ン 1 4を上下動させる梃杆 1 5を、 凹部 2内壁に枢設し、 該 梃杆 1 5を上下動させる押ボタ ン 1 6操作によるレバ—部材 1 7を アームレス ト 1側面に穿設した孔に組み付け、 押しボタ ン 1 6 の押 圧操作により、 梃扞 1 5を介してロ ック ピン 1 4を引き下げ、 ヒ ン ジ機構 6の回動軸 8 の透孔 1 3からロ ック ピ ン 1 4を引き抜いて該 回動軸 8を開放し、 テレビ受像機 4を支持機構部 9 ごと回動させ得 るように成るものである。 1 8 は、 ロ ック ピン 1 4 ·を常時上方へ付 勢するコ イ ルバネ等の弾性部材である。 而して、 回動軸 8の回動に 対して通常その孔 1 3 に嵌入し、 テ レビ受像機 4を格納位置と観賞 位置において固定保持する こ とができ る _c

特に、 本実施例では第 6図に示すように、 回動軸 8の孔 1 3 は、 中心部から開口部側に拡開形成してあり、 またロ ック ピン 〗 4 の先 端部 1 4 a にもこれに対応するテ— パ ー面が形成されているため、 両者の円滑な嵌脱作用によりテ レビ受像機 4を、 格納位置及び観賞 位置において確実に支持固定するこ とができるように成つている -, また、 テ レビ受像機 4に乗客の身体がぶっかり、 回動軸 8に無理 荷重がかかつた場合には、 自動的にロ ッグピ ン 〗 4 の先端部 1 4 a を孔 1 3から回動軸 8 の回動により押し出すことができ、 テ レビ受 像機 4が破損し、 又は乗客が怪我することを防止するこ とができ る なお、 第 8図に示すように、 ロ ック ピン 1 4の先端部 1 4 a及び 回動軸 8の孔 1 3の開口部を共に球面状に形成すれば σ ッ ク ピン 1 4 の孔 1 3への嵌合及び離脱が更に円滑かつ容易になる。

第 9図 )及び (b)において、 1 9 はヒ ンジ機構 .6 に構成した衝撃吸 収機構を示すものである。 こ の衝撃吸収機構 1 9 は、 テ レビ受像機 4 の落下を防止するものであり、 ヒ ンジ機構 6 の回動軸 8 の周囲に 固定した従動ギヤ 2 0 に揺動杆 2 1 の一側に形成した扇状の原動ギ ャ 2 2 と嚙合し、 軸 2 1 aを挟んだ他側 2 1 bを衝撃吸収ンリ ンダ 2 3 に連結し、 該衝撃吸収シ リ ンダ 2 3 の固定部 2 3 a を凹部 2内 に揺動自在に取り付けて成る ものである。 衝撃吸収シ リ ンダ 2 3 は、 例えば、 油を充塡したピス ト ンの中に、 小透孔及び弁を具備した ピ ス ト ンを進退自在に内挿し、 かっこ の内挿したビス ト ンの一端に連 扞 2 4を連結して成る ものであり 、 前後動する連扞 2 4 には所定の 負荷がかかり 、 弁が開放する方向にあっては、 負荷がかからないも のである。 本実施例では、 ア ーム レス ト 1 の凹部 2 内の内側 （第 5 図中上方） に衝撃吸収シリ ンダ 2 3 を取り付け、 凹部 2 内の席側

(第 5図中下方）. にテ レビ受像機 4 が格納でき るよう に成つている； こ の衝撃吸収機構 1 9 は、 連扞 2 4 を引き出す方向にはテ レ ビ受像 機 4がその自重によって回動落下する こ とを防止するだけの支持力 を有す.る ものであり 、 逆に、 連扞 2 4 を押し込む方向、 即ちテ レビ 受像機 4 を凹部 2開口部から取り出す時には、 第 1 0図 示すよう に、 上記ロ ッ ク機構 1 2 が解除される と、 テレビ受像機 4 の重心位 置 Aが偏心している こ とにより 、 テレビ受像機 4が凹部 2開口部か ら飛び出し、 凹部 2 からの取り 出しが容易に成る。

第 1 1 図は、 衝撃吸収機構の他 O実施例を示すものであり 、 前記 衝撃吸収機構 1 9 の揺動杆 2 1 に構成した原動ギヤ 2 2 に代え、 ッ ク 2 δを形成したものである。 こ のよ う に構成すれば、 凹部 2 内 の空間が狭小である場合にも衝撃吸'収機構 1 9 を構成する こ とがて さ る。

また第 1 2図は、 更に衝撃吸収機構の他の実施例を示すものであ り 、 上記衝撃吸収シ リ ンダ 2 3 に代え、 揺動扞 2 1 の他端部 2 1 b に直接コ ィ ルスプリ ング等の弾性部材 2 6 を連結したものである； 第 1 3図乃至第 1 6図は、 上記支持機構部 9 の詳細を示すも て あり 、- 球軸 1 0 a は支軸 1 0 の一端に形成して成る と共に、 他端に テ レビ受像機 4 を固着する構造に成っている。 また、 上記球 ¾ i 0 a の外阇には、 第 1 4図 (a)及び (b)に示すよう に、 上記支軸 1 0 G円 M方向に向けて 2個のボス 1 ί) し 1 0 bを突出形成してあ

— ¹-* ; - 一 - 第 1 5図 )乃至 (d)は、 上記支軸 1 0 に形成した球軸 1 G aを摑持 する球軸受 1 1 を示すものであり、 筒状に形成した支柱 2 7 の上部 に、 支軸 1 0を遊揷するための軸側案内溝 2 8を形成すると共に、 この支柱 2 7 の球軸受 1 1 の内壁には、 支軸 1 0の軸回りの回動範 囲を所定範囲、 例えば約 9 0度に規制すべく上記ボス 1 0 b , 1 0 bの移動を許容するボス側案内溝 2 9 , 2 9を約 9 0度の円弧形状 で 2箇所形成してある。 .

第 1 6図は、 上記球軸 1 0 a と球軸受 1 1 との嵌合'状態を示すも のであり、 支柱 2 7内には、 球軸 1 0 aを球軸受 1 1 の上方へ押し 上げるべく該球軸 1 0 aを下方からコ イ ルバネ等の弾性部材 3 0 に より押し上げるホルダー 3 1 を内装当接してある。 なお、 球軸受 1 1 は、 例えば上下に分割、 又は縦方向に分割して組み立てるように 構成することにより球軸 1 0 aを収容嵌合してある。

テレビ受像機 4 は、 その下面に上記支軸 1 0を垂設し、. その先端 に形成した球軸 1 0 aを軸受部 7 で摑持して支柱 2 7上に支持し、 所望の方向に向けて支持固定するように成る。

第 1 7図は、 支持機構部 9に関する他の実施例を示すものであり、 支軸 1 0 の軸心部にテ レビ受像機 4側への配線揷通用の透孔 3 2を 開設したものである。 こ の透孔 3 2 に、 テ レビ受像機 4 の画像供給 装置及び電源用の配線 3 3を挿通するこ とによ り 、 該配線 3 3を支 持機構部 9内に内装するこ とができ る。

次に、 本発明に係るテ レビ受像機の支持構造の使用方法を説明す テレビ受像機 4を観賞する場合、 先ず、 押ボタ ン 1 6を押すと口 ソ ク機構 1 2 が解除され、 テ レビ受像機 4 がその自重によ り アーム レス ト 1 の凹部 2開口部から飛び出す。 次いで、 こ のテ レビ受像機 4をヒ ンジ機構 6を中心にして約 1 8 0度前方上方へ回動させる。 こ の時、 衝撃吸収機構 1 9 の連扞 2 4を引き出す方向に対しては、 衝撃吸収シリ ンダ 2 3 の負荷がかからないためテ レビ受像機 4を凹 部 2 から容易に取り出し、 観賞位置にまで持ち上げる こ とができ る と共に、 回動軸 8 の孔 1 3 にロ ッ ク ピ ン 1 4 の先端部 〗 4 a を嵌合 させる。 テ レビ受像機 4 は、 こ の位置で支持機構部 9 上に支持され 使用者の視線方向へ適宜回動させる こ とができ、 テ レビデ ィ スプレ 一部 5を使用者方向へ対向調整して固定する。

テ レビ受像機 4をアーム レス ト 1 の HQ部 2 内に格納する場合には、 先ずテ レビ受像機 4 を支持機構部 S を中心に回動させて該凹部 2 と 平行方向へ支持姿勢を戻し、 次に押ボタ ン 1 6 を押すと 、 α ·.· ク機 構 1 2が解除され、 テレビ受像機 4 は、 徐々 に前方へ回動し、 凹部 2 内へ侵入する。 こ の時、 · 衝撃吸収機構 】 9 の作用によ チ I ビ受 像機 4 は急速に落下する こ とがな く 、 落下衝撃を受ける こ とがない : テ レビ受像機 4 が凹部 2 内に完全に格納される と、 ロ ッ ク機構 1 2 が自動的に作動してテ レビ受像機 4 を凹部 2 内に固定する

またこ の時、 第 1 8図乃至第 2 0図に示すよう に、 球馳 1 0 a が 支軸 1 0 の軸回り矢印 A方向に、 上記ボス側案内溝 2 9 , 2 9 の範 囲内において略 9 0度回動し、 その位置で球軸 Γ 0 a を停止させる と共に、 該球軸 1 0 a の外周に形成したボス 1 0 b . 1 (i bを に して矢印 B方向へ回動させる こ とができ る。 こ の球 ¾ 1 ϋ a ©前& 又は左右方向への傾斜作動範囲は、 軸受部 1 1 の先端部に透設した 軸側案内溝 2 8 によ って規制される ものであり 、 例えは、 図示例の 如 く 略 j字状に形成された軸側案内溝 2 8 に沿つて球軸 1 ϋ a と共 に、 支軸 1 0 が傾動する。 而して、 支軸 1 0 の先端に固設したテ レ ビ受像機 4を確実に観賞位置に支持固定する こ とができ る。

本発明に係るァ ― ム レス トに対するテ レビ受像機の支持構造 - 以上のよう に構成したから 、 テ レビ受像機を使用者の最適な視線方 向に自由に設定する こ とができ る と共に、 その位置及び俯抑角度の 微調整をする こ とができ る。 特に、 ヒ ンジ機構に衝撃吸収機構を構 成したこ とによ り 、 テ レビ受像機が不用意に落下する こ とがない O て' , 落下衝撃による故障を防止する こ とができ る と共に、 マ ー ム レ

- ：'<· r- -i,--- ス トの凹部開口部からテレビ受像機を容易に取り出すこ とができる < また、 テレビ受像機を支軸軸回り に所定範囲内で回動させる こ と ができ、 その位置で停止させ、 かつ球軸のボスを軸と して前後方向 へ回動させるこ ともできると共に、 その作動範囲を軸側案内溝によ つて確実に規制する こ とにより、 テレビ受像機を所定角度に確実に 画定するこ とができる。

更に、 テレビ受像機の電源等の配線は、 球軸の孔内に揷通してあ るので、 該配線がテレビ受像機の動作の邪魔にならず、 かつ該配線 が支持機構部の動作によつて切断される等の事故がな く 、 外観上及 び機器の安全上優れた極めて優れた効果を有する ものである。 産業上の利用可能性

本発明に係るアーム レス トに対するテレビ受像機の支持構造は、 航空機は勿論、 鉄道車両や自動車等各種の乗物に装着する座席のァ —ム レス トに構成し、 取扱の安全性や確実性を実現する と共に、 該 座席の高級化を図る こ とができる。

ま 、 支持構造自体は、 テレビ受像機に跟らず使用状態と格納状 態に動作する各種の類似機器を支持する構造物と して変様する こ と も可能である。

Claims

言青求 の 範囲

1 . 各種座席のアーム レス ト前部に形成したカ ク テル ト レ イ の下部 に、 テ レビ受像機を格納する凹部を形成し、 該凹部の前端上部に 構成した支持機構部をその固定端に構成したヒ ンジ機構を回転中 心にして該凹部内に出入自在になるよう に枢設する と共に、 該支

5 持機構部の先端にテ レビ受像機を前後及び左右方向へ回動自在に '装着して成るア ーム レス ト に格納する こ とができ る テ レビ受像機 において、

ヒ ンジ機構を構成する回動軸に、 円周方向へ貫通する と共に'、 中心部から開口端側へ拡開する透孔を形成し、 該透孔に α ッ ク ビ 10 ンの先端を嵌脱自在に連係させ、 該透孔が上記凹部開口部に対し て略 1 8 0度回動位置でロ ッ ク ピ ンの先端と係合するよ うに構成 し、 かつ該ヒ ンジ機構に衝撃吸収機構を付設したこ とを特徴とす るアーム レス トに対するテ レビ受像機の支持構造。

2 . 衝撃吸収機構が、 上記ヒ ンジ機構の回動軸に固設した従動ギヤ 15 に嚙合して、 これに回転力を与えるべ く 一端に原動ギヤを形成し た揺動扞の他端に衝撃吸収シ リ ンダの連扞を連結して成る もので ある こ とを特徴とする請求項 1 記載のアーム レス トに対するテ レ ビ受像機の支持構造。

3 . ヒ ンジ機構の回動軸に固設した従勛ギヤに嚙合する ラ ッ ク の一 20 端を衝撃吸収シリ ンダの連杆に連結したこ とを特徴とする請求項

2記載のア ーム レス 卜 に対するテ レビ受像機の支持構造。

- 4 . 衝撃吸収機構の揺動杆の他端にコ イ ルスプリ ング、 ダ ンパ等の 衝撃吸収弾性部材を構成したこ とを特徴とする請求項 1記載のァ ーム レス ト に対する テ レビ受像機の支持構造。

25 5 . 支持機構部が、 上部に所定方向へ向 く 軸側案内溝を透設した半 球状の球軸受を有する筒状の支柱に、 球軸をその下方から球軸受 内に遊挿して支軸を上記軸側案内溝上部に突出させる と共に、 該 球軸の円周方向に突出形成した少な く とも 1個のボスを支柱内に 刻設したボス側案内溝に嵌合し、 かつ支柱内下方から球軸受内に 遊揷した球軸を上方へ押し上げるホルダ—を内装して成ることを 特徴とする請求項 1記載のア ーム レス トに対するテ レビ受像機の 支持構造。

. 上記球軸の軸方向に、 配線用の孔を透設したことを特徴とする 請求項 5記載のアーム レス トに対するテ レビ受像機の支持構造。