WO1992000208A1 - Coussin pneumatique - Google Patents

Description

明 細 書

ェ ァ バ ッ グ

技術分野

本発明は車両に設け られ、 車両衝突時に膨張 し て乗員 の保護を行な う エアバ ッ グに係 り 、 特に膨張時の形状力 ^s 改良されたエアバ ッ グに関する。

背景技術

第 7 図 に示 す よ う に 、 エ ア バ ッ グ装置のエ ア バ ッ グ 2 1 は、 車両 2 0 が衝突 し た時にイ ン フ レ 一 タ カ、 ら の ガ ス に よ り 急速に膨張され、 人体 1 0 の保護を行な う 。

こ のエアノ ッ グ と しては、 膨張 し た状態にお ける形状 が偏平盤状の も のが広 く 用 い られている 。

実公昭 5 0 — 3 4 4 4 1 号には、 第 3 、 4 図 に示す如 く 、 膨張時に人体正対面 1 a の両側が前方に突出する ェ ァ ノ ' ッ グ 1 が示さ れている。 かかるエアノ ッ グ 1 に よ る と 、 膨張 し たエアバ ッ グの突部 1 b 、 1 c が人体 1 0 を 左右両側か ら挟む よ う になるので、 確実に人体を受け と める こ と が可能になる。

実公昭 5 0 - 3 4 4 4 1 号のエアバ ッ グにお いては、 人体正対面の左右両側を伸縮性の布 と する こ と に よ り 、 膨張に該人体正対面の左右両側がガス圧に よ り 前方に突 出する構成 と されているのであるが、 例えばイ ン，フ レー タ か ら の ガス流に偏流が生 じ 、 エアバ ッ グの一方の側に 向 っ て選択的 に ガスが流れた場合、 第 5 図の如 く この一 方側 （例えば 1 b側） の伸縮性布が主 と し て突出 し、 他 方の側 （同 1 c側） の伸縮性布はそれ程突出せず、 こ の 結果人体を左右両側から均等に挟んで受け止める こ とが で き ない よ う になる。

ま た、 膨張時には、 伸縮性布の中央部が伸縮性布の周 囲部よ り も前方に突出するから、 突部 l c (又は l b ) の前方 に人体 1 0 が位置 し た と き に第 4 図の如 く エ ア バ ッ グの左右両側が尖頭状 と な り 、 人体を こ の尖頭部に て突 く おそれがある。

発明の開示

本発明のエアバ ッ グは、 ィ ンフ レー夕か ら の ガス によ り 膨張される エアバ ッ グにおいて、 全体 と して非伸縮性 布よ り な り 、 膨張時の形状が中央部の人体正対面に対 し 両側部分が該正対面よ り も前方に突出 し て いる も のであ る こ と を特徴 と する も のである。

かかる本発明のエアバ ッ グにおいては、 全体 と して非 伸縮性布で出来ているから 、 膨張時には人体正対面及び そ の両側の突部 も 均一 に膨張す る 。 こ の場合、 イ ン フ レータ からの ガス に偏流があっ て も 、 左右両側の突部は ほ と ん ど同時に均一に膨張する。 ま た、 この左右の突部 は、 前方先端側が尖らず、 ほぼ平坦な もの と なる 。

図面の簡単な説明

第 1 図は実施例に係るエアバ ッ グの膨張時の平面図で ある 。 第 2 図は同エアバ ッ グの側面図である 。 第 3 図は 従来例のエ アバ ッ グの平面図である。 第 4 図は従来のェ ァバ ッ グの側面図である。 第 5 図は変形 し た従来例のェ ァバ ッ グの平面変形図である。 第 6 図は実施例に係るェ ァバ ッ グの斜視図である。 第 7 図はエアバ ッ グの作動を 示す側面図である。

発明を実施する ための最良の形態

以下、 図面を用 いて実施例を説明する 。

第 1 図は実施例に係るエアバ ッ グの膨張時の平面図、 第 2 図は側面図である。

本実施例に係るエアバ ッ グ 2 は、 人体正対面 2 a の左 右両側に突部 2 b 、 2 c を有 し た形状の も の であ り 、 全 体 と し て非伸縮性布にて構成されている 。

本発明 にお いて、 突部 2 b 、 2 c は、 正対面 2 a の中 央の凹んだ部分 よ り も 5 0 〜 5 0 0 m m と り わ け 1 0 0 〜 2 0 0 m m だけ突出する よ う にするのが好 ま し い。 第 1 図の寸法 L は こ の突出長さ を示 している 。

かかる構成のエアバ ッ グにおいては、 ィ ン フ レー夕力 らの ガス流が左右の一方に偏っ て流れた と し て も 、 エア ノ ッ グは全体 と し いてほ と ん ど同時に膨張 し 、 左右両側 の突部 2 b 、 2 c も 均等形状 と な る 。 こ の結果、 人体

1 0 を左右両側か ら挟む よ う に受 け止め る こ と がで き る 。 ま た、 突部の前方先端 も ほ と ん ど平坦な も の と な り 、 突部が人体を突 く こ と も ない。

本発明 にお いて非伸縮性布 と し ては、 例えばク ロ ロ ブ レ ン ゴム コ ー テ ィ ン グ又は シ リ コ ー ン ゴム コ 一 テ ィ ン グ 処理 し た平織 り ナ イ ロ ン織布な どが用い られる 。

なお、 こ の よ う な突部付き のエアバ ッ グの布地組み合 せを第 6 図 に示す。 第 6 図において、 破線 3 は布片の端 縁同志を縫合する縫目 である。 第 6 図の よ う に、 本実施 例に よ る と 、 縫目 3 は人体接触面には存在せず、 こ の縫 目 3 に よ る擦過傷な ども防止される。

産業上の利用可能性

以上の通 り 、 本発明のエアバ ッ グは全体 と し て同時又 はほ と ん ど同時に膨張 し、 しかも膨張時にあっ ては左右 の突部 も均等に突出する。 こ のため、 人体を き わめて確 実に受け止める こ と が可能 と なる。 なお、 布地は一種類 で足 り る よ う にな り 、 製造も容易である。

Claims

請求の範囲

( 1 ) 全体 と して非伸縮性布よ り な り 、 ^張時の形状 が、 中央部の人体正対面の両側部分が該正対面よ り も前 方 に 突 出 し て レヽ る も の で あ る こ と を 特徴 と す る エ ア A ッ グ。.

( 2 ) 非伸縮性布が ゴ ム で コ 一 テ ィ ン グ さ れた平織 り ナ イ ロ ン 織布 で あ る 請求 の 範 囲第 1 項記載 の エ ア バ グ。

( 3 ) ゴム がク ロ ロ プ レ ン ゴム又は シ リ コ 一 ン ゴム で ある請求の範囲第 2 項記載のエアバ ッ グ。