WO2002039376A1

WO2002039376A1 - Support d'un dispositif electronique en forme de carte et dispositif de retenue pour dispositif electronique en forme de carte

Info

Publication number: WO2002039376A1
Application number: PCT/JP2001/009805
Authority: WO
Inventors: Natsuki Kimura; Akiko Yamaguchi; Kouji Hamada; Yoshihito Tamesue
Original assignee: Sony Corporation
Priority date: 2000-11-09
Filing date: 2001-11-09
Publication date: 2002-05-16
Also published as: JPWO2002039376A1; US7000842B2; US20030057277A1; JP3826884B2; US6976633B2; KR100846253B1; EP1333401B1; US20030189101A1; EP1333401A4; EP1333401A1; CN1426572B; KR20020068070A; CN1426572A; DE60143809D1

Description

明細書

カード状電子機器用保持具及びカード状電子機器用支持装置技術分野

本発明は、フラッシュ E E P R 0 M等の半導体メモリが板状の外装ケース内に収納された「メモリスティック」と呼ばれている半導体記憶媒体や「スモール P Cカード」と呼ばれている半導体記憶媒体その他の力一ド状電子機器を保持することができる力一ド状電子機器用保持具、及びこの力— ド状電子機器用保持具の保管や整理等のために用いて便利な力一ド状電子機器用支持装置に関するものである。 · 背景技術

近年では、いわゆるノ一ト型パーソナルコンピュー夕と呼ばれる携帯型のパーソナルコンピュータやデジタルカメラと呼ばれる電子スチルカメラ等が普及され、また、携帯型の音楽再生装置、例えば、 C D (コンパクトディスク）プレーヤや M D (ミニディスク）プレーヤ等の電子機器については、更なる装置の小型化が進んでいる。

このような時代において、例えば、ノート型パーソナルコンビュ一夕とデジタルカメラを電気的に接続し、デジタルカメラで撮影した画像を映像信号に変換してノ一ト型パーソナルコンピュー夕に取り込み、その映像信号をィンタ一ネットを介して所定の端末装置（例えば、別のパーソナルコンピュータ）に送信することが可能となっている。また、パーソナルコンピュータをインターネットを介して他のパーソナルコンピュータに接続し、音楽やその他の情報をダウン口一ドして楽しむことができるようにもなつている。このように最近では、例えば、パ一ソナルコンピュータとデジタルカメラを接続して必要な映像データをこれらの機器間で相互に送信及び受信したり、パソコンに音楽再生装置を接続してィンタ一ネットを介して音楽をダウンロ一ドしたり、複数のパーソナルコンピュータを接続して情報データを送信及び受信すること等カ、一般的に行われるようになった。

このような環境下において、情報データの遣り取りには携帯に便利な小型の記憶装置である力一ド状電子機器が使用されており、そのカード状電子機器の使用量も年々増加する傾向にある。

かかるカード状電子機器としては、例えば、半導体記憶媒体を使用して情報データを記憶するようにしたものが提供されている。この半導体記憶媒体を用いたカード状電子機器は、一般に、次のようにして用いられている。

例えば、力一ド状電子機器をデジタルカメラに装着した状態で撮影を行うことにより、撮影した画像を情報データとしてカード状電子機器に記憶することができる。この画像が記憶された力一ド状電子機器をデジタルカメラから取り出した後、パーソナルコンピュー夕に装着して情報データを読み出すことにより、その情報データに対応した画像を画面上に再生することができる。

このように、情報データを記憶するためにデジタルカメラ等に力一ド状電子機器を用いることにより、次のような問題点を解決することができるようになった。

その 1 は、デジタルカメラで撮影した映像を所定の受信者に送る場合には、デジタルカメラをパーソナルコンピュー夕に接続すると共に、そのパーソナルコンピュータをインタ一ネットに接続して送信するのである力、デジタルカメラとパーソナルコンピュ —夕が同時に同じ場所にあるとは限らず、パ一ソナルコンピュー夕のある場所にデジタルカメラを持ち運びしなければならないという面倒があつた。

その 2 は、デジタルカメラとパーソナルコンピュータを接続して使用する場合には、複数の接続コ一ドでお互いの端子部間を接続したり、それぞれの機能を関連動作させる操作が必要である等の理由から、使い勝手が悪いという問題があった。

このような問題点に対して、力一ド状電子機器として半導体記憶媒体を用いる場合には、その半導体記憶媒体はデジタルカメラやパーソナルコンピュータに比べて非常に小さく且つ軽量であるため、持ち運びもほとんど苦にならないといった便利さがある。また、デジタルカメラやパ一ソナルコンピュータに対する半導体記憶媒体の出し入れ操作を極めて簡単に行うことができる。更に、音楽をダウンロードする場合には、パーソナルコンピュータのある場所に半導体記憶媒体があればよいため、音楽のダウンロ— ドを簡単に行うことができて非常に便利である。

このようなカード状電子機器の一具体例を示す半導体記憶媒体としては、例えば、本願特許出願人が開発したもので、一般に「メモリスティック」と呼ばれているものがある。この半導体記憶媒体は、略長方形をなザ薄くて偏平な外装ケースを有し、この外装ケース内に記憶容量の大きなフラッシュメモリが収納されている。また、外装ケースの揷入方向前側となる先端部には、多数のコネクタピンを一面側に露出させた端子部が設けられている。更に、外装ケースの両側部には、ドライブ装置に対する半導体記憶媒体の位置決め等を目的とする凹部が設けられている。

しかしながら、このような半導体記憶媒体においては、デジ夕ルカ.メラゃパーソナルコンピュ一夕等と接続するための端子部のコネクタピンが外部に露出されて剝き出しになっていたため、この半導体記憶媒体を乱雑に保管すると、端子部に埃やチリが付着して導電性が悪くなったり、他の物との接触によって傷が付くおそれがあり、性能の劣化を招くことがあるという課題があつた。更に、端子部に水滴が付着すると、端子部に锖が発生したり、メモリが破壊される恐れがあつた。

また、半導体記憶媒体が小さいものであるため、個々に置いておくと紛失し易いという課題があった。更に、半導体記憶媒体の使用枚数が増えると、多数の半導体記憶媒体を保管できる装置がなかったため、多数の半導体記憶媒体の保管が面倒なものになるという課題もあった。

本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、カード状電子機器の少なくとも一部を保持して埃ゃチリ、水滴等の付着を防止し、導電性の劣化ゃ錡の発生による破損の防止等を図ることができる力一ド状電子機器用保持具、及びこのカード状電子機器用保持具の多数個を適切且つ簡単に整理 ·保管することができる力一ド状電子機器用支持装置を提供することを目的としている。発明の開示

本発明の力— ド状電子機器用保持具は、力—ド状電子機器の少なくとも一部が挿入される機器揷入穴を有する保持具本体を備え、保持具本体には吊り下げるための貫通孔を有する支持部を設けるか、又は保持具本体には同種類の物品と連秸するための連結手段を設け、機器挿入穴内には、カード状電子機器に設けられた凹部に係合して力一ド状電子機器を保持する凸部を設ける。

若しくは、本発明のカード状電子機器用保持具は、カード状電子機器の少なくとも一部が挿入される機器揷入穴を有する保持具本体を備え、機器挿入穴の開口部の近傍には、力— ド状電子機器の少なくとも一面に密着するように当接するリブ部を設けるか、又は機器挿入穴の内部には、カード状電子機器の抜き差し時、力一ド状電子機器の接触部を払拭する払拭部材を設ける。

更に、本発明のカード状電子機器用保持具は、カード状電子機器の少なくとも一部が挿入される機器挿入穴を有する保持具本体を備え、保持具本体には、カード状電子機器に巻き付けることによりカード状電子機器を保持可能な保持手段を設ける。

また、本発明のカード状電子機器用支持装置は、カード状電子機器の少なくとも一部が揷入される機器挿入穴及び吊り下げられるための貫通孔を有する保持具と、この保持具の貫通孔に揷入される支持部を介して保持具を支持する支持具と、を備え、保持具の機器挿入穴内には、カード状電子機器に設けられた凹部に係合して力一ド状電子機器を保持する凸部を設ける。図面の簡単な説明

図 1 は本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 1の実施例を示すもので、同図 Aは正面図、同図 Bは側面図、同図 Cは底面図、同図 Dは同図 Bの Y— Y線断面図、同図 Eは同図 Aの X— X線断面図である。

図 2 は本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 2の実施例を示すもので、同図 Aは正面図、同図 Bは側面図である。

図 3は本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 3の実施例を示すもので、同図 Aは正面図、同図 Bは側面図である。

図 4は本発明の力.一ド状電子機器用保持具の第 4の実施例を示すもので、図 Aは正面図、同図 Bは側面図である。

図 5は本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 5の実施例を示すもので、同図 Aは正面図、同図 Bは側面図である。

図 6 は本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 6の実施例を示すもので、同図 Aは正面図、同図 Bは側面図である。

図 7は本発明のカード状電子機器用保持具の第 7の実施例を示すもので、同図 Aは正面図、同図 Bは側面図である。

図 8 は本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 8の実施例を示すもので、同図 Aは吊り環を閉じた状態の斜視図、同図 Bは中央部の縦断面図である。

図 9 は本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 8の実施例を示すもので、同図 Aは吊り環を開いた状態の正面図、同図 Bは同じく側面図である。

図 1 0 は本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 9の実施例を示すもので、同図 Aは吊り環を開いた状態の正面図、同図 Bは吊り環の変形実施例の正面図である。

図 1 1 は本発明のカード状電子機器用保持具の第 1 0の実施例を示す吊り環を閉じた状態の正面図である。

図 1 2 は本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 1 0の実施例を示すもので、同図 Aは吊り環を起こして脚体とした状態の側面図、同図 Bは同図 Aの要部を拡大して断面した説明図である。

図 1 3 は本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 1 1の実施例を示すもので、同図 Aは保持具本体を断面した正面図、同図 Bは底面図である。

図 1 4 は本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 1 2の実施例を示すもので、同図 Aは保持具本体を断面した正面図、同図 Bは側面図である。

図 1 5 は本発明の力一ド状電子機器用保持具に用いられるカード状電子機器の第 1の実施例を示す斜視図である。

図 1 6 は本発明の力一ド状電子機器用保持具に用いられるカード状電子機器の第 2の実施例を示す斜視図である。

図 1 7 は本発明に係る力一ド状電子機器の第 2の実施例を本発明のカード状電子機器用保持具に装着した使用状態を示すもので、保持具の中央部縦断面図である。図 1 8 は本発明の力一ド状電子機器用支持装置の第 1の実施例を示すもので、同図 Aは正面図、同図 Bは側面図である。

図 1 9 は本発明の力— ド状電子機器用保持具の第 1 3の実施例を示すもので、同図 Aは一方の面を左側から見た斜視図、同図 B は他方の面を右側から見て一部を断面した斜視図である。

図 2 0 は本発明のカード状電子機器用保持具の第 1 3の実施例を示すもので、同図 Aは凸部が 1個の場合の断面図、同図 Bは凸部が 2個の場合の断面図である。

図 2 1 は本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 1 3の実施例を示すもので、同図 Aは複数個を重ね合わせて一列に配列した状態、同図 Bは千鳥状に配列した状態、同図 Cは斜め方向に配列した状態のそれぞれ断面図である。

図 2 2 は本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 1 3の実施例を示すもので、同図 Aは複数個重ね合わせて連結した状態を示す一部を断面した側面図、同図 Bはカード状電子機器を装着した状態の正面図である。

図 2 3 は本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 1 4の実施例を示す斜視図である。

図 2 4 は本発明の力— ド状電子機器用保持具の第 1 4の実施例を複数個重ね合わせて連結した状態を示す一部を断面した側面図であ。。

図 2 5 は本発明の力— ド状電子機器用保持具の第 1 5の実施例を示す斜視図である。

図 2 6 は本発明のカード状電子機器用保持具の第 1 6の実施例を示すもので、同図 Aは一方の面を左側から見た斜視図、同図 B は他方の面を右側から見た斜視図である。

図 2 7 は本発明のカード状電子機器用保持具の第 1 6の実施例を示すもので、同図 Aは 2個を連結した状態の斜視図、同図 Bは連結手段の断面図である。

図 2 8 は本発明のカード状電子機器用保持具の第 1 6の実施例を複数個重ね合わせて連結した状態を示す一部を断面した側面図でめる。 .

図 2 9 は本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 1 7の実施例を示すもので、同図 Aは一方の面を左側から見た斜視図、同図 B は他方の面を右側から見た斜視図である。

図 3 0 は本発明のカード状電子機器用保持具の第 1 7の実施例を示すもので、 2個を連結した連結手段の断面図である。

図 3 1 は本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 1 8の実施例を示すもので、同図 Aは右側から一方の面を見た斜視図、同図 B は左側から他方の面を見た斜視図である。

図 3 2 は本発明のカード状電子機器用保持具の第 1 8の'実施例の 2個を連結した連結手段の断面図である。

図 3 3 は本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 1 9の実施例を示す斜視図である。

図 3 4 は本発明のカード状電子機器用保持具の第 2 0の実施例を示す斜視図である。

図 3 5は本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 2 1の実施例を示す斜視図である。

図 3 6 は本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 2 2の実施例を示すもので、同図 Aは吊り環を閉じた状態の斜視図、同図 Bは中央部縦断面図である。

図 3 7 は本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 2 2の実施例を示すもので、同図 Aは吊り環を開いた状態の正面図、同図 Bは同じく側面図である。

図 3 8 は本発明のカード状電子機器用保持具の第 2 3の実施例を示す吊り環を開いた状態の正面図である。 . 図 3 9 は本発明のカード状電子機器用保持具の第 2 3の実施例に係る吊り環の他の例を示すもので、同図 Aは S字形の切欠き、同図 Bは Z字形の切欠きをそれぞれ設けた正面図である。

図 4 0 は本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 2 3の実施例を示すもので、同図 Aは吊り環を起こして脚体とした状態の側面図、同図 Bは同図 Aの要部を拡大して断面した説明図である。

図 4 1 は本発明のカード状電子機器用支持装置の第 2の実施例を示すもので、同図 Aは正面図、同図 Bは側面図である。

図 4 2 は本発明の力— ド状電子機器用保持具の第 2 4の実施例を示すもので、カード状電子機器を装着する前の状態の斜視図であ。

図 4 3 は本発明のカード状電子機器用保持具の第 2 4の実施例を示すもので、同図 Aは中央部縦断面図、同図 Bはカード状電子機器を装着した状態の中央部縦断面図である。

図 4 4 は本発明の力— ド状電子機器用保持具の第 2 5の実施例を示すもので、同図 Aは正面図、同図 Bは底面図である。

図 4 5 は本発明のカード状電子機器用保持具の第 2 5の実施例を示すもので、カード状電子機器を装着する前の状態の中央部縦断面図である。

図 4 6 は本発明のカード状電子機器用保持具の第 2 6の実施例を示すもので、同図 Aは斜視図、同図 Bはカード状電子機器を装着した状態の斜視図、同図 Cはバンド部材でカード状電子機器を保持した状態の斜視図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。図 1〜図 4 6 は、本発明の実施の例を示すものである。

まず、本発明の力一ド状電子機器用保持具に使用される力一ド状電子機器について説明する。図 1 5は、カード状電子機器の第 1 の実施例を示す半導体記憶媒体を示すもので、一般に「メモリスティック」と呼ばれているものである。この半導体記憶媒体（メモリスティック） 1 は、薄くて偏平な直方体の筐体からなる外装ケース 2 を有している。この外装ケース 2の内部に、情報が記憶される情報記憶部として記憶容量の大きな不揮発性半導体メモリであるフラッシュ E E P R 0 Mが収納されている。この情報記憶部としてはフラッシュ E E P R 0 Mに限定されるものではなく、半導体を用いたメモリであれば他の形式のものを適用することができる。

外装ケース 2 は、上下方向に重ね合わされて一体化されるブラスチック製の一対の上ケース 2 a と下ケース 2 b とから構成されている。この上下ケース 2 a， 2 bを重ね合わせることによって内部に中空の媒体収納室が形成され、その媒体収納室内に複数のフラッシュ E E P R O Mと、これらフラッシュ E E P R O Mを制御するコントローラとが収納されている。この上下ケース 2 a， 2 bを重ね合わせた状態で、例えば、超音波を加えて接合面を融解させることにより、溶けた部分が接着剤となって上下ケース 2 a , 2 bが接合され、これにより外装ケース 1がー体に構成される。

外装ケース 2 の一の角部には、長手方向の一方の短辺から一方の側面に向かって緩やかに湾曲された曲面を有するガイド部 3 と、このガイド部 3に側面が開口され且つ下面にも開口された切欠き部 4 とが設けられている。このガイド部 3及び切欠き部' 4は、この半導体記憶媒体 1が使用される電子機器（例えば、デジタルカメラと呼ばれる電子スチルカメラ、ノ、。一ソナルコンピュータ等 ) に対して半導体記憶媒体 1が誤って挿入されるのを防止する役目を有する。これに対応して、電子機器の記憶媒体収納部の所定位置には誤揷入を防止するための凸部が設けられている。これにより、半導体記憶媒体 1を正常な状態で挿入したときには、挿入側の先端に設けられた切欠き部 4に誤挿入防止用凸部が入り込み、その凸部が所定位置まで係合されることにより、半導体記憶媒体 1が記憶媒体収納部の所定位置に正常に装着される。一方、半導体記憶媒体 1 の表裏面を逆にして誤挿入したときには、誤挿入防止用凸部がガイド部 3 と反対側の角部に当接すため、以後の挿入動作が不能となり、半導体記憶媒体 1 の誤挿入が防止される。

また、外装ケース 2のガイド部 3側の長辺には、下面及び側面に開口された U字形をなす囬部 5が設けられている。この凹部 5 には、情報記憶部の状態を検出する検出センサが係合される。そのため、凹部 5 の側面には媒体収納室と外部とを連通するスリッ卜が設けられている。また、外装ケース 2の他側の長辺には、同じく下面及び側面に開口された四角形をなす凹部 6が設けられている。この凹部 6 には、電子機器に設けられた位置決め用凸部が係合される。この半導体記憶媒体 1が電子機器の記憶媒体収納部に正常な状態で装着されると、位置決め用凸部が凹部 6に係合され、これにより半導体記憶媒体 1が位置決めされて所定位置にセットされる。

更に、外装ケース 2 の長手方向.のガイド部 3側の短辺には、この半導体記憶媒体 1を電子機器に接続するための端子部 7が設けられている。この端子部 7 は、一方の平面及び前面に開口された凹陥部 8 と、この凹陥部 8内を幅方向に仕切る複数の仕切り片 9 とを有している。複数の仕切り片 9で仕切られた各区分には、それぞれコネクタピン 1 0が配置されている。従って、複数のコネクタピン 1 0 は横並びに配置されていて、それぞれの先端部が仕切り片 9巻に露出されている。更に、複数のコネクタピン 1 0の他端部は、外装ケース 2内に収納されたプリント配線基板に接続されている。

このプリント配線基板上に、上述した E E P R O M、コント口 —ラ及びその他の電子部品が搭載されている。更に、プリント配線基板には、メモリに記録された情報の誤消去を防止するための誤消去防止装置が搭載されている。この誤消去防止装置に対応させて、下ケース 2 bには操作窓 1 1が開口されている。この操作窓 1 1 には、誤消去防止装置のスライドスィツチの操作部 1 2が幅方向にスライド可能な状態で嵌め込まれている。

複数のコネクタピン 1 0 は、半導体記憶媒体 1を電子機器に装着する際に、前方から挿入される電子機器側の端子とそれぞれ個別に接続される。この電子機器側の端子との接続を容易にするため外装ケース 2の前面部の先端角部には、それぞれ面取り部 7 a が設けられている。更に、外装ケース 2には、ラベル貼付用凹部

2 cが設けられている。このラベル貼付用凹部 2 cは、所定のをもって上ケース 2 aの前面の近傍まで延在されている。

図 1 6 は、本発明に適用される半導体記憶媒体の第 2の実施例を示すものである。この第 2 の実施例として示す半導体記憶媒体 1 4 、上述した半導体記憶媒体 1 と異なるところは、端子部 1 6のみである。そのため、図 1 6 において図 1 5 と同一部分には同一の符号を付してその説明は省略し、端子部 1 6 のみを説明す〇

半導体記憶媒体 1 4の端子部 1 6 は、外装ケース 1 5の長手方向の一面の中央部において側方へ突出するように形成された突条部 1 7を有している。この突条部 1 7を設けたことにより、図 1 7に示すように、突条部 1 7 の両側には幅方向に連続された段部 1 8 , 1 8が設けられている。この突条部 1 7の両面には、それぞれ複数のコネク夕ピン 1 9が互いに等間隔をあけて横並びに配置されて設けられている。その他の構成は、上述した半導体記懷媒体 1 と同様である。

このような構成を有する半導体記憶媒体 1又は 1 4その他の力 ― ド状電子機器が保持されるカード状電子機器用保持具及びカード状電子機器用支持装置について、次に詳細に説明する。

以下に述べる力一ド状電子機器用保持具の材質としては、例えば、ポリプロピレン（ P P ) 、合成ゴム（ウレタンエラストマ一、シリコンエラストマ一、アクリルエラストマ一、 S B R等）等が好適である。その理由は、 P Pやエラストマ一は、ある程度の硬さを有すると共に弾力性に富み、力学的性質（例えば、引き裂き抵抗や摩擦抵抗等）に優れているからである。しかしなら、これら以外のプラスチックスゃエラストマ一を適用することができることは勿論である。

図 1 A乃至 Eに示す第 1 の実施例に係る力― ド状電子機器用保持具 2 0 は、半導体記憶媒体 1の端子部 7が挿入される機器挿入穴 2 3を有する保持具本体 2 1 と、この保持具本体 2 1を吊り下げるための貫通孔 2 4を有する支持部 2 2 とを備えている。

保持具本体 2 1 は、立方体を偏平にした中空の薄い筐体からなり、幅狭とされた四辺のうちの一辺には機器揷入穴 2 3の開口部 2 3 aが設けられている。この機器揷入穴 2 3 は、半導体記憶媒体 1 の端子部 7 に見合う大きさ及び形状とされていて、その端子部 7を所定範囲まで覆うことができる深さに設定されている。この機器揷入穴 2 3 の内部には、半導体記憶媒体 1 に設けられた凹部 5 に係合して当該半導体記憶媒体 1を保持する凸部 2 5が設けられている。そのため、凸部 2 5は、半導体記憶媒体 1を機器揷入穴 2 3の所定位置まで挿入した状態において凹部 5 と対応する位置に設けられている。

即ち、凸部 2 5 は、半導体記憶媒体 1が出し入れざれる方向に傾斜された円弧面を有する半円筒形に形成されている。更に、凸部 2 5には、使用する材料を適宜に選択して弾性を付与するようにする。この凸部 2 5 の形状としては、この実施例に示す半円筒形に限定されるものではなく、例えば、全周面を曲面とした半球形や半導体記憶媒体 1が出し入れされる方向の両面に直線状の傾斜面を設けた角錐台形その他の形状を適用することができる。

このような保持具本体 2 1 の機器'揷入穴 2 3の開口部 2 3 a と反対側の面に、この保持具本体 2 1を吊り下げるための貫通孔 2 4を有する支持部 2 2がー体に設けられている。この支持部 2 2 は、 U字状に湾曲形成された取手状の部分からなり、その内部に形成された開口部が貫通孔 2 4 とされている。更に、支持部 2 2 は、その斜め側部に設けた切欠き 2 6 によって第 1 のアーム片 2 , 7 と第 2のアーム片 2 8 とに分けられている。そして、両アーム片 2 7 , 2 8の先端部は、内外方向に少々重なり合って接触し、自然状態では切欠き 2 6 を閉じるように構成されている。

この支持部 2 2 の 2個のアーム片 2 7 , 2 8のうち、一方のァ —ム片 2 7又は 2 8には弾性を付与して可撓性を持たせ、切欠き 2 6 を開閉可能な構成にするとよい。この場合、第 1のァ一ム片 2 7 に弾性を付与して可撓性を持たせる一方、第 2 のアーム片 2 8 の剛性を高めて弾性変形を生じ難い構成としたときには、第 1 のアーム片 2 7を外側に弾性変形させることによつて切欠き 2 6 を開くことができる。これとは逆に、第 2のアーム片 2 8に弾性を付与して可撓性を持たせる一方、第 1 のアーム片 2 7の剛性を高めて弾性変形を生じ難い構成としたときには、第 2 のアーム片 2 8を内側に弾性変形させることによって切欠き 2 6を開くことができる。

このように、一方のアーム片 2 7又は 2 8を弾性変形させて切欠き 2 6を開くことにより、この切欠き 2 6に後述する支持具を通過させて、支持具に対する保持具 2 0 の取り付け、取り外し作業を行うことができる。尚、 2個のアーム片 2 7 ， 2 8の両方に弾性を付与する構成としてもよく、. この場合には、いずれか選択されたアーム片 2 7 ， 2 8を弾性変形させることによつて切欠き 2 6 を開くことができる。

図 2乃至図 7 は、図 1 に示した力一ド状電子機器用保持具 2 0 の変形実施例を示すもので、これら第 2〜第 7 の実施例が第 1 の実施例と異なるところは、保持具本体の外観形状と、支持部に設けた切欠きの形状の違いによる 2個のアーム片間の接合形状のみである。従って、保持具本体が機器挿入穴 2 3を有する点、その機器揷入穴 2 3内に凸部 2 5が設けられている点については、第 2〜第 7 の実施例において変更がないため、同一部分には同一符号を付して、これらの説明は省略する。

図 2 A及び Bに示す本発明の第 2の実施例に係るカード状電子機器用保持具 3 0 は、保持具本体 3 1をハート形に形成したものである。支持部 3 2 は、 U字状に湾曲形成された取手状の部分からなり、その内部に形成された開口部が貫通孔 2 4 とされている。この支持部 3 2 は、その側部に設けた S字状の切欠き 3 3によつて第 1 のアーム片 3 4 と第 2 のアーム片 3 5 とに分けられている。そして、両ァ一ム片 3 4 , 3 5の先端部は、内外方向に少々重なり合って接触され、自然状態では切欠き 3 3を閉じるように構成されている。

この実施例では、第 1 のアーム片 3 4に弾性を付与して可撓性を持たせ、第 2 のアーム片 3 5には剛性を付与して弾性変形を生じ難い構成にするとよい。このように構成した場合には、第 1 のアーム片 3 4を内側に撓ませることによって切欠き 3 3を開くことができる。

図 3 A及び Bに示す本発明の第 3の実施例に係る力— ド状電子機器用保持具 4 0 は、保持具本体 4 1を自動車形に形成したものである。支持部 4 2 は、 U字状に湾曲形成された取手状の部分からなり、その内部に形成された開口部が賞通孔 2 4 とされている。この支持部 4 2 は、その側部に設けた切欠き 4 3 によって第 1 のアーム片 4 4 と第 2 のアーム片 4 5 とに分けられている。そして、両アーム片 4 4， 4 5の先端部は互いに丸められて、互いの頂上部分において当接され、自然状態では切欠き 4 3を閉じるように構成されている。，この実施例では、第 1 のアーム片 4 4に弾性を付与して可撓性を持たせ、第 2 のアーム片 4 5 には剛性を付与して弾性変形を生じ難い構成にするとよい。このように構成した場合には、第 1 のァ一ム片 4 4を外側及び内側のいずれにも撓ませることができ、従って、いずれの場合にも切欠き 4 3を開くことができる。

図 4 A及び Bに示す本発明の第 4の実施例に係るカード状電子機器用保持具 5 0 は、保持具本体 5 1をそら豆形に形成したものである。支持部 5 2 は、 U字状に湾曲形成された取手状の部分からなり、その内部に形成された開口部が貫通孔 2 4 とされている。この支持部 5 2 は、その側部に設けたクランク状の切欠き 5 3 によって第 1のァ一ム片 5 4 と第 2のアーム片 5 5 とに分けられている。そして、両アーム片 5 4 , 5 5 の先端部は、内外方向に少々重なり合って接触され、自然状態では切き 5 3を閉じるように構成されている。

この実施例では、第 1 のアーム片 5 4に弾性を付与して可撓性を持たせ、第 2のアーム片 5 5には剛性を付与して弾性変形を生じ難い構成にするとよい。このように構成した場合には、第 1 のアーム片 5 4を内側に撓ませることによって切欠き 5 3を開くことができる。

図 5 A及び Bに示す本発明の第 5の実施例に係る力— ド状電子機器用保持具 6 0 は、保持具本体 6 1をフットボール形に形成したものである。支持部 6 2 は、 U字状に湾曲形成された取手状の部分からなり、その内部に形成された開口部が貫通孔 2 4 とされている。この支持部 6 2 は、その側部に設けた切欠き 6 3 によつて第 1のアーム片 6 4 と第 2 のアーム片 ·6 5 とに分けられている

。そして、両ァ一ム片 6 4 , 6 5 の先端部は、内外方向に少々重なり合つて接触され、自然状態では切欠き 6 3を閉じるように構成されている。更に、両ァ一ム片 6 4 , 6 5の接触部において、第 1 のァ一ム片 6 4には係合凹部 6 4 aが設けられている一方、第 2 のアーム片 6 5 には係合凹部 6 4 aに係合される係合凸部 6

5 aが設けられている。

この実施例では、第 1 のアーム片 6 4及び第 2 のアーム片 6 5 のどちらか一方にのみ弾性を付与して可撓性を持たせてもよく、また、両者に弾性を付与して可撓性を持たせる構成としてもよい。この場合、一方のアーム片にのみ可撓性を持たせたときには、そのアーム片を撓ませて切欠き 6 3を開くことができ、また、双方のアーム片 6 4， 6 5 に可撓性を持たせたときには、任意のァ —ム片を撓ませて切欠き 6 3を開くことができる。また、第 1のアーム片 6 4 の係合凹部 6 4 a に第 2 のアーム片 6 5の係合凸部 6 5 aが係合されることにより、これらにロック機能を働かせ、切欠き 6 3が開き難い構成とすることができる。

図 6 A及び Bに示す本発明の第 6の実施例に係る力― ド状電子機器用保持具 7 0 は、保持具本体 7 1を四葉のクローバ形に形成したものである。支持部 7 2 は、 U字状に湾曲形成された取手状の部分からなり、その内部に形成された開口部が貫通孔 2 4 とされている。この支持部 7 2 は、その側部に設けた Z字状の切欠き 7 3 によって第 1のアーム片 7 4 と第 2のアーム片 7 5 とに.分けられている。そして、両ァ一ム片 7 4 , 7 5の先端部は、内外方向に少々重なり合って接触され、自然状態では切欠き 7 3を閉じるように構成されている。

この実施例では、第 1 のアーム片 7 4に弾性を付与して可撓性を持たせ、第 2 のアーム片 7 5 には剛性を付与して弾性変形を生じ難い構成にするとよい。このように構成した場合には、第 1 のアーム片 7 4を内側に撓ませることによって切欠き 7 3を開くことができる。 ·

図 Ί A及び Bに示す本発明の第 7の実施例に係る力— ド状電子機器用保持具 8 0 は、保持具本体 8 1を巾着形に形成したものである。支持部 8 2 は、 U字状に湾曲形成された取手状の部分からなり、その内部に形成された開口部が貫通孔 2 4 とされている。この支持部 8 2 は、その側部に設けた S字状の切欠き 8 3によつて第 1のアーム片 8 4 と第 2 のアーム片 8 5 とに分けられている。そして、両ァ一ム片 8 4 , 8 5の先端部は、内外方向に少々重なり合って接触され、自然状態では切欠き 8 3を閉じるように構成されている。更に、各アーム片 8 4 , 8 5の先部には、それぞれの先部を少々切除することによつて逃げ部 8 4 a， 8 5 aが設けられている。

この実施例では、第 1のアーム片 8 4に弾性を付与して可撓性を持たせ、第 2 のアーム片 8 5 には剛性を付与して弾性変形を生じ難い構成にするとよい。このように構成した場合には、第 1 のアーム片 8 4を内側に撓ませることによって切欠き 8 3を開くことができる。特に、各アーム片 8 4 , 8 5の先部には逃げ部 8 4 a , 8 5 aが設けられているため、この逃げ部 8 4 a , 8 5 aを用いて第 1 のアーム片 8 4を押圧することにより、第 1のアーム片 8 4を極めて容易に湾曲させることができる。

図 8 A， B及び図 9 A， Bに示す本発明の第 8の実施例に係る力― ド状電子機器用保持具 9 0 は、保持具本体 9 1 に、支持部の他の実施例を示す吊り環 9 2を回動自在に取り付けたものである。即ち、カード状電子機器用保持具 9 Q は、半導体記憶媒体 1 の端子部 7が挿入される機器挿入穴 2 3を有する保持具本体 9 1 と、この保持具本体 9 1を吊り下げるための貫通孔 2 4を有する支持部である吊り環 9 2 とを備えている。 '

保持具本体 9 1 は、立方体を偏平にした中空の筐体からなり、幅狭とされた四辺のうちの一辺には機器挿入穴 2 3の開口部 2 3 aが設けられている。この機器揷入穴 2 3 は、半導体記憶媒体 1 の端子部 7に見合う大きさ及び形状とされていて、その端子部 7 を所定範囲まで覆うことができる深さに設定されている。この機器揷入穴 2 3 の内部には、半導体記憶媒体 1に設けられた凹部 5 に係合して当該半導体記憶媒体 1を保持する凸部 2 5が設けられている。

更に、保持具本体 9 1 の機器揷入穴 2 3を挟んで対向する幅広の二面のうち、一方の面には吊り環 9 2を収納することができる凹陥部からなる吊り環収納部 9 3が設けられている。吊り環収納部 9 3 は、吊り環 9 2 の形状に対応する形状をなしており、略中央部に設けられた円形凹部 9 3 a と、この円形凹部 9 3 a と保持具本体 9 1 の機器挿入穴 2 3 と反対側の一辺とを連通する連通凹部 9 3 b とを有している。連通凹部 9 3 bの両面は互いに平行とされていて、各面には、互いに対をなす軸受孔がそれぞれ設けられ、 o

吊り環 9 2 は、リング部 9 2 a と、このリング部 9 2 aの一部に連続して外側に張り出すように設けられたべ一ス部 9 2 b とを有している。ベース部 9 2 bには、同一軸心線上において互いに離反するよう反対側に突出する一対の軸部 9 2 c， 9 2 cが設けられている。この一対の軸部 9 2 c , 9 2 cの先端部が連通凹部 9 3 bの一対の軸受孔に回動可能に嵌合されている。吊り環 9 2 は、図 8 A， Bに示すように吊り環収納部 9 3に収納された状態と、図 9 A， Bに示すように 1 8 0度回動させて開口部 2 3 a と反対側に突出させた状態とを取ることができる。

図 1 0 Aに示す本発明の第 9の実施例に係る力一ド状電子機器用保持具 9 5 は、図 8等に示した本発明の第 8の実施例に係る力

― ド状電子機器用保持具 9 0 の吊り環 9 2 に切欠き 9 6を設けたものである。吊り環 9 2 は、同じくリング部 9 2 a とべ一ス部 9 2 b とを有し、リング部 9 2 aの一方の側部に直線状の切欠き 9 6が形成されている。この切欠き 9 6 によってリング部 9 2 aには、第 1 のアーム片 9 7 a と第 2 のアーム片 9' 7 b とが設けられている。第 1及び第 2 のアーム片 9 7 a , 9 7 bの先端部は、所定の隙間をあけて対向するように形成されている。

力一ド状電子機器用保持具 9 5において、他の構成は保持具 9 0 と同様であるため、同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。このようにリング部 9 2 aに切欠き 9 6を設け、第 1 のアーム片 9 7 aに弾性を持たせて可撓性を付与することにより、第 1 のアーム片 9 7 aを内側又は外側に撓ませて切欠き 9 6を開くことができる。

図 1 0 Bは、図 1 O Aに示した吊り環 9 の切欠き 9 6を変形させた実施例を示すものである。吊り環 9 2 には S字状に湾曲された切欠き 9 8を設けその両側に第 1及び第 2のアーム片 9 9 a ， 9 9 bが形成されている。このように構成した場合には、第 1 のアーム片 9 9 aを内側に撓ませることによって切欠き 9 8を開くことができる。

図 1 1及び図 1 2 A， Bに示す本発明の第 1 0の実施例に係る力一ド状電子機器用保持具 1 0 0 は、図 9 A， B等に示したカード状電子機器用保持具 9 0 の変形実施例を示すもので、吊り環 9 3を支持台として用いることができるようにしたものである。この力一ド状電子機器用保持具 1 0 0 は、保持具本体 1 0 1 と吊り環 1 0 2 とから構成されていて、吊り環 1 0 2はリング部 1 0 2 a とべ一ス部 1 0 2 b とを有している。

吊り環 1 0 2のべ一ス部 1 0 2 bには、図 1 2 Bに示すように、吊り環 1 0 2 の回動量を所定角度に制限する回り止め部 1 0 4 が設けられている。この回り止め部 1 0 4は、回動中心となる一対の軸部 1 0 5 , 1 0 5間において面と面との交わりの角を凸状に突出させることによって形成されている。リング部 1 0 2 aには切欠き 1 0 6が設けられており、これにより第 1及び第 2のァ —ム片 1 0 7 a , 1 0 7 bが形成されている。他の構成は、上述した第 8の実施例と同様である。

この第 1 0 の実施例に係る力一ド状電子機器用保持具 1 0 0 によれば、図 1 1に示すように保持具本体 1 0 1に対する吊り環 1 0 2 の収納状態から、図 1 2 Aに示すように吊り環 1 0 2 を 9 0 度回動させて吊り環収納部 1 0 3から引き出すことにより、これを脚体として用いて平面上に保持具本体 1 0 1を立てた状態で安定性良く載置することができる。そのため、カード状電子機器用保持具 1 0 0では、これをブックスタンドのように用いて半導体記憶媒体 1 を立てた状態で保持することができる。

図 1 3 A， Bに示す本 ¾明の第 1 1の実施例に係るカード状電子機器用保持具 1 1 0 は、機器挿入穴 2 3内において、凸部 2 5 の他にもう 1個の凸部 1 1 3を設けたものである。新たに加えられた凸部 1 1 3 は、凸部 2 5 と同一の大きさ及び形状を有しており、凸部 2 5 と対角線をなす位置（点対称）に設けられている。このカード状電子機器用保持具 1 1 0 は、機器挿入穴 2 3が設けられた保持具本体 1 1 1 と、この保持具本体 1 1 1 と一体に設けられた支持部である取手 1 1 2 とから構成されている。そして、取手 1 1 2 には S字状の切欠き 1 1 4が設けられていて、これにより第 1及び第 2 のアーム片 1 1 5， 1 1 6が形成されている。この第 1 1 の実施例に係るカード状電子機器用保持具 1 1 0によれば、半導体記憶媒体 1の挿入方向を同一にすれば、その一面を表にして揷入する場合ばかりでなく、他面を表にして揷入することもできるようになる。従って、半導体記憶媒体 1の表裏面を気に掛けることなく、機器挿入穴 2 3に半導体記憶媒体 1を挿入して保持、保管することができる。

図 1 4 A , Bに示す本発明の第 1 2の実施例に係る力一ド状電子機器用保持具 1 2 0 は、凸部 1 2 3をを弾性体 1 2 4の先端部に設け、剛性の高い凸部 1 2 3を弾性体 1 2 4の撓み変形によつて弾性変形可能な構成としたものである。力— ド状電子機器用保持具 1 2 0 は、機器挿入穴 2 3が設けられた保持具本体 1 2 1 と、この保持具本体 1 2 1 と一体に設けられた支持部である取手 1 2 2 とから構成されている。

保持具本体 1 2 1の機器挿入穴 2 3が延びる方向と交差する方向の一面には、その面方向に延在された弾性体 1 2 4が設けられている。この弾性体 1 2 4の先端部に、内側に半円状に突出した凸部 1 2 3が設けられている。この弾性体 1 2 4の外側には、金型によって弾性体 1 2 4等を製造するための空間部 1 2 5が設けられている。

この第 1 2 の実施例に係る力一ド状電子機器用保持具 1 2 0によれば、凸部 1 2 3の剛性を高く設定することができ、弾性体 1 2 4が弾性変形するために剛性の大きな凸部 1 2 3であっても、弾性体 1 2 4を弾性変形させて半導体記憶媒体 1の凹部 5 に凸部 1 2 3を確実に係合させることができ、また、凸部 1 2 3 と凹部 5 との係合を簡単に解除することができる。

上述したような構成を有するカード状電子機器用保持具 2 0， 3 0， 4 0 , 5 0， 6 0 , 7 0， 8 0， 9 0 , 9 5 , 1 0 0 , 1 1 0及び 1 2 0 は、例えば、次のようにして使用することができる。各力一ド状電子機器用保持具 2 0〜 1 2 0 において、その使用態様は同様であるため、図 1 の保持具 2 0を代表として説明する o

カード状電子機器用保持具 2 0に半導体記憶媒体 1を保持する場合には、機器挿入穴 2 3 に半導体記憶媒体 1の端子部 7側を揷入する。このとき、半導体記憶媒体 1 の先端部が凸部 2 5 に当接するが、そのまま半導体記憶媒体 1 の挿入動作を続けることにより、' 凸部 2 5及び保持具本体 2 1 の壁面が弾性変形する。これにより、凸部 2 5が外装ケース 2 の平面部を滑りながら通過し、凹部 5 内に入り込む。この凸部 2 5 と凹部 5 との係合により、半導体記憶媒体 1が保持具 2 0 に保持される。

—方、半導体記憶媒体 1を使用するために保持具 2 0から取り出すときには、引き抜き方向である開口部 2 3 a側に向けて半導体記憶媒体 1 を引っ張ればよい。これにより、保持具本体 2 1 の壁面及び凸部 2 5が外側にわずかに撓み変形し、外装ケース 2に設けた凹部 5から凸部 2 5が外れる。その結果、凹部 5 と凸部 2 5 との係合（ロック）が解除されるため、半導体記憶媒体 1を簡単且つ迅速に引き抜くことができる。

上述したような構成を有する力― ド状電子機器用保持具 2 0〜

1 2 0 は、図 1 8 A， Bに示すようなカード状電子機器用支持装置 1 3 0を用いることにより、多数の半導体記憶媒体 1を一まとめにして見易く、適切に、しかも確実に保管することができる。

カード状電子機器用支持装置 1 3 0 は、多数のカード状電子機器用保持具 2 0〜 1 2 0を吊り下げて支持することができるハンガ一状の支持部 1 3 1 と、この支持部 1 3 1を所定の姿勢に保持するウェイト部 1 3 2 とを備えて構成されている。

支持部 1 3 1 は、 L字状に形成された棒状の部材からなり、水平方向に延在された掛け止め部 1 3 1 a と、この掛け止め部 1 3 1 a の一端に連続されて下方に延在された立ち上げ部 1 3 1 b と • を有している。掛け止め部 1 3 1 aの先端には、上方へ少々折り曲げると共に若干膨らませて抜け難くした抜け止め部 1 3 1 じが設けられている。この抜け止め部 1 3 1 cにより、'力一ド状電子

•機器用保持具 2 0〜 1 2 0が掛け止め部 1 3 1 aを軸方向へ移動して先端から脱落するのを防止している。そして、立ち上げ部 1 3 1 bの下端部にウェイト部 1 3 2がー体に固定されている。ウェイト部 1 3 2 は、支持部 1 3 1を所定の姿勢に保持するためのもので、質量の大きな重りによって形成されている。この実施例では、ウェイト部 1 3 2 は円錐形とされているが、この形状に限定されるものではなく、例えば、円筒形、角柱形、角錐形その他の形状を適用できることは勿論である。

また、この実施例では、ウェイト部 1 3 2 の自重によつて支持部 1 3 1 の姿勢を所定の状態に保持するようにしたが、この他にも、例えば、ウェイト部 1 3 2の下面に両面テープや貼着プラスチック等を貼着し、これらの接着力によって支持部 1 3 1を支える構造としてもよい。更に、ウェイト部 1 3 の下面に吸盤を取り付け、この吸盤の吸着力によつて支持部 1 3 1を支える構造とすることもできる。

このような力一ド状電子機器用支持装置 1 3 0 の材質としては、例えば、ポリアセタール（ P O M ) 、 A B S樹脂（ァクリロ二トリノレ . ブタジエン · スチレン樹脂）その他のエンジニアリングプラスチックを用いることができ、また、ステンレス鋼、スチール鋼その他の金属を用いることもできる。この場合、支持部 1 3

1 とウェイト部 1 3 2を同一の材料で形成してもよく、また、支持部 1 3 1 よりも重い材料でウェイ卜部 1 3 2を形成してもよいことは勿論である。更に、支持部 1 3 1及びウェイト部 1 3 2の一方には金属を使用し、他方にはプラスチックを使用する構成とすることもできる。

このカード状電子機器用保持装置 1 3 0 の使用状態が図 1 8 A ， Bに示されており、水平又は略水平な支持面 1 4 5上に載置される。この力一ド状電子機器用支持装置 1 3 0 の支持部 1 3 1に所望の数だけ力一ド状電子機器用保持具 2 0〜 1 2 0を吊り下げることにより、その使用が行われる。 . 図 1 8 Aにおいて、符号 1 Aは、スモールサイズの半導体記憶媒体を示すものである。この小型半導体記憶媒体 1 Aは、上述した標準サイズの半導体記憶媒体 1を小型化させもので、長手方向の寸法を大きく'減少させる一方、幅方向及び厚み方向の寸法を若干小さくしているが、機能や性能面では異なるところの無いものである。

この小型半導体記憶媒体 1 Aは、アダプタを設けてカード状電子機器用保持具 2 0〜 1 2 0 の機器挿入穴 2 3に保持できる構成としてもよく、また、小型半導体記憶媒体 1 Aに見合った大きさの機器挿入穴を設けて独自の力一ド状電子機器用保持具 1 4 7を設けるようにしてもよい。

半導体記憶媒体 1又は小型半導体記憶媒体 1 Aが保持された力 ―ド状電子機器用保持具 2 0〜 1 2 0 は、支持部 2 2 の貫通孔 2

4に掛け止め部 1 3 1 aを揷入して吊り下げるようにしてもよく、また、切欠き 2 6を開いて貫通孔 2 4内に掛け止め部 1 3 1 a を揷入するようにしてもよい。

このような掛け止め状態から任意の保持具を取り出す場合、掛け止め部 1 3 1 aの先端から引き抜くときには，取り出す保持具よりも先端側にあるすベての保持具を引き抜くことが必要になる。その一方、各保持具において切欠きを開放することにより、その保持具だけを取り出すことができる。同様に、切欠きを用いることによつて保持具を任意の位置に自由に吊り下げることができ o

この場合、切欠きの形状に対応して一方のアーム片が内側に撓み変形可能とされた実施例（図 1、図 2、図 3、図 4及び図 7等 ) のときには、支持部 1 3 1 の掛け止め部 1 3 1 aでそのアーム片を押圧するだけで切欠きを開放できるため、保持具を片手で持つて取り付け作業を行うことができる。

これに対して、切欠きの形状に対応して一方のアーム片が外側に橈み変形可能とされた実施例（図 3及び図 6等）のとき ίこは、掛け止め部 1 3 1 aでそのアーム片を引っ張るだけで切欠きを開放できるため、保持具を片手で持って取り外し作業及び取り出し作業のいずれの場合においても、保持具 4 1を片手で持ってワンタッチ操作で作業を行うことができる。

図 1 7 は、図 1 6 に示した半導体記憶媒体 1 4 の端子部 1 6 の形状に見合った機器揷入穴 1 5 2が保持具本体 1 5 1に設けられた力一ド状電子機器用保持具 1 5 0の使用状態を示すものである

。機器揷入穴 1. 5 2 は端子部 1 6が挿入される端子収納部 1 5 2 a と、この端子収納部 1 5 2 aに連通された本体収納部 1 5 2 b とを有している。

機器挿入穴 1 5 2 の端子収納部 1 5 2 a は、本体収納部 1 5 2 bよりも小さい穴とされており、本体収納部 1 5 2 bの他端が外部に開口されて開口部 1 5 2 cが設定されている。端子収納部 1 5 2 a と本体収納部 1 5 2 b との間には段部 1 5 3が設定されており、本体収納部 1 5 2 b内に凸部 1 5 4が設けられている。そして、保持具本体 1 5 1の開口部 1 5 2 c と反対側の面に支持部としての吊り環 1 5 5が設けられている。他の構成は上述した保持具 2 0等と同様であるため、その説明は省略する。

この実施例に係る力一ド状電子機器用保持具 1 5 0 によれば、半導体記憶媒体 1 4を機器挿入穴 1 5 2に挿入することにより、その凹部 5内に凸部 1 5 4が入り込み、これにより半導体記憶媒体 1 4が保持される。この際、端子収納部 1 5 2 a と本体収納部 1 5 2 b との間には段部 1 5 3が設定されているため、この段部 1 5 3 に半導体記憶媒体 1 4 の段部 1 8が当接したところでそれ以上の揷入動作が停止される。その結果、予め突条部 1 7の高さ Lを端子収納部 1 5 2 aの深さ L。よりも小さく設定しておくことにより、半導体記憶媒体 1 4を強く挿入したときでも、端子部 1 6の先端が端子収納部 1 5 2 aの底面に衝突することがなく、かかる揷入動作による端子部 1 6の破損を防止することができる o

また、半導体記憶媒体 1 4を使用するためにカード状電子機器用保持具 1 5 0から取り出すときには、引き抜き方向である開口部 1 5 2 c側に向けて半導体記憶媒体 1 4を引っ張ればよい。これにより、保持具本体 1 5 1の壁面が外側にわずかに撓み、外装ケース 1 5 に設けた凹部 5から凸部 1 5 4が外れる。その結果、凹部 5 と凸部 1 5 4 との係合（ロック）が解除されるため、半導体記憶媒体 1 4を容易に引き抜くことができる。

次に、図 1 9.〜図 4 1を参照して、同種類のカード状電子機器用保持具と連結するための連結手段を備えた力— ド状電子機器用保持具及びカード状電子機器用支持装置について説明する。

図 1 9〜図 2 2 には、本発明の力一ド状電子機器用保持具の第 1 3の実施例を示している。このカード状電子機器用保持具 1 6 0 は、図 1 9 Α， Β·に示すように、半導体記憶媒体 1 の端子部 7 が挿入される機器挿入穴 2 2を有する保持具本体 1 6 1を備えている。保持具本体 1 6 1 は、立方体（又は直方体）を偏平にした中空の薄い筐体からなり、幅狭とされた四辺のうちの一辺には機器揷入穴 1 6 2 の開口部 1 6 2 aが開口されている。この機器揷入穴 1 6 2 は、半導体記憶媒体 1の端子部 7に見合う大きさ及び形状とされていて、その端子部 7を所定範囲まで覆うことができる深さに設定されている。この機器挿入穴 1 6 2の内部には、半導体記憶媒体 1 に設けられた凹部 5に係合して当該半導体記憶媒体 1を保持する半円形の凸部 1 6 3が設けられている。この凸部 1 6 3 は、半導体記憶媒体 1を機器挿入穴 1 6 2の所定位置まで揷入した状態において、凹部 5 と対応する位置に設けられている。

このような保持具本体 1 6 1の機器挿入穴 1 6 2を挟んで対向された幅広の平面部 1 6 1 a， 1 6 1 bには、このカード状電子機器用保持具 1 6 0を同種類の他の力— ド状電子機器用保持具 1 6 0 と着脱可能に連結するための連結手段 1 6 4が設けられている。この連結手段 1 6 4 は、保持具本体 1 6 1の第 1の平面部 1 6 1 aに設けられた連結凸部 1 6 4 a と、第 2の平面部 1 6 1 b に設けられた連結凹部 1 6 4 b との組み合せによつて構成されている。 *

連結手段 1 6 4の一方の連結凸部 1 6 4 aは、大きさの等しい 4個の円筒状の突起からなり、第 1の平面部 1 6 1 aの四隅に等間隔に配置されている。他方の連結凹部 1 6 4 bは、大きさの等しい 4つの四角形の凹みからなり、第 2の平面部 1 6 1 bであつて 4個の連結凸部 1 6 4 a と対応するよう四隅に等間隔に配置されている。

連結凹部 1 6 4 bの一辺の長さは連結凸部 1 6 4 aの直径よりも若干小さく形成されており、連結凸部 1 6 4 aを少々弾性変形させて嵌め込むことにより連結凸部 1 6 4 aが連結凹部 1 6 4 b に嵌合できるように構成されている。このよう.に、連結凸部 1 6 4 aを若干圧縮させた状態で連結凹部 1 6 4 b と連結することにより、 2個の保持具 1 6 0， 1 6 0間を確実且つ強固に連結させることができる。 '

図 2 O Aは、図 1 9 Α， Βに示すカード状電子機器用保持具 1

6 0を横方向に断面して示すものである。凸部 1 6 3は、機器,揷入穴 1 6 2内の四隅のうちの 1箇所において基部を側面部に固定し、半円形の先端側が第 2 の平面部 1 6 1 b と平行をなすように形成されている。この凸部 1 6 3 の構成は、この実施例に限定されるものではなく、例えば、基部を第 2 の平面部 1 6 1 bに固定し、曲面の先端側が側面部と平行をなすように形成することもでさる。

また、図 2 0 Aに示す凸部 1 6 3に変えて、これと対角線をなす方向の角部に凸部を設けるようにしてもよい。更に、図 2 0 B に示すように、対角線方向の 2箇所に凸部 1 6 3 . 1 6 3 aを設ける構成とすることもできる。この場合には、半導体記憶媒体 1 の表面及び裏面のどちらからでも機器挿入穴 1 6 2に差し込むことができるが、これに対応して外装ケース 2にも 2箇所に凹部 5 を設ける要がある。

図 2 1 A乃至 Cは、図 1 9 A， Bに示すカード状電子機器用保持具 1 6 0の複数個を、連結手段 1 6 4を用いて連結した状態の実施例を示すものである。即ち、図 2 1 Aは、複数個の力一ド状電子機器用保持具 1 6 0 を幅方向で揃えて前後にピッタリと重なり合うように配置し、前後方向に隣り合う力— ド状電子機器用保持具 1 6 0をそれぞれ連結手段 1 6 4.によって連結した保持具連結体を示している。このような配列で複数個の力一ド状電子機器用保持具 1 6 0を連結することにより、保持具連結体全体として安定性を持たせることができ、 1個だけでは幅が狭いために立てた状態での安定性に欠けるカード状電子機器用保持具 1 6 0を安定性良く立てて並べることができる。

' 図 2 1 Bは、複数個のカード状電子機器用保持具 1 6 0 を幅方向に 1個置きに交互に偏倚させて千鳥状に配置し、前後方向に隣り合うカード状電子機器用保持具 1 6 0をそれぞれ連結手段 1 6 4 によって連結した保持具連結体である。このような配列で複数個の力一ド状電子機器用保持具 1 6 0を連結することにより、底面の接触面積を広くして更に安定性を高めることができる。

また、図 2 1 Cは、複数個の力— ド状電子機器用保持具 1 6 0 を幅方向の一方に偏倚させて配置し、前後方向に隣り合うカード状電子機器用保持具 1 6 0をそれぞれ連結手段 1 6 4 によって連結した保持具連結体である。このような配列で複数個の力一ド状電子機器用保持具 1 6 0 を連結することにより、保持具連結体全体として安定性を持たせることができると共に、各カード状電子機器用保持具 1 6 0に保持される半導体記憶媒体 1 のラベル面を同時に見ることができ、従って、必要な半導体記憶媒体 1を迅速に探すことができる。

図 2 2 A， Bは、図 2 1 Aに示す保持具連結体の各カード状電子機器用保持具 1 6 0 にそれぞれ半導体記憶媒体 1を保持した状態を示すものである。上述したような構成を有する力一ド状電子機器用保持具 1 6 0 は、例えば、次のようにして使用することができる。

カード状電子機器用保持具 1 6 0 に半導体記憶媒体 1を保持を保持する場合には、機器挿入穴 1 6 2 に半導体記憶媒体 1 の端子部 7側を揷入する。これにより、外装ケース 2が力一ド状電子機器用保持具 1 6 0 の凸部 1 6 3上を滑りながら移動し、外装ケ一ス 2 の凹部 5内に凸部 1 6 3が入り込む。その結果、凸部 1 6 3 と凹部 5 との係合により、半導体記憶媒体 1が力— ド状電子機器用保持具 1 6 0 に保持される。

一方、半導体記憶媒体 1を使用するために力— ド状電子機器用保持具 1 6 0から取り出すときには、引き抜き方向である開口部 1 6 2 a側に向けて半導体記憶媒体 1を引っ張る。これにより、保持具本体 1 6 1 の平面部 1 6 1 a， 1 6 1 b及び凸部 1 6 3が外側にわずかに撓み変形し、外装ケース 2 に設けた凹部 5から凸部 1 6 3が外れる。その結果、凹部 5 と凸部 1 6 3 との係合（口ック）が解除されるため、半導体記憶媒体 1を簡単且つ迅速に引き抜くことができる。

図 2 3及び図 2 4には、本発明のカード状電子機器用保持具の第 1 4の実施例を示している。この力一ド状電子機器用保持具 1 7 0 は、図 1 6 に示す第 2 の実施例の半導体記憶媒体 1 4を装着できる機器挿入穴 1 7 2を設けると共に、連結手段の第 2の実施例としてァリツギ 1 7 4を適用したものである。

保持具本体 1 7 1の機器揷入穴 1 7 2 は、半導体記憶媒体 1 4 の端子部 1 6 の形状に対応されてこれに見合った形状を有している。即ち、図 2 3 に示すように、機器揷入穴 1 7 2 は、端子部 1 6が揷入される端子収納部 1 7 2 a と、この端子収納部 1 7 2 a に連通された本体収納部 1 7 2 b とを有している。端子収納部 1 7 2 aは本体収納部 1 Ί 2 bよりも小さい穴とされており、本体収納部 1 7 2 bの他端が外部に開口されて開口部 1 7 2 cが設けられている。更に、端子収納部 1 7 2 a と本体収納部 1 7 2 b との間には段部 1 7 5が設定され、本体収納部 1 7 2 b内には凸部

1 7 3が設けられている。

また、連結手段（ァリツギ） 1 7 4 は、保持具本体 1 7 1の第 1の平面部 1 7 1 aに設けられたァリ 1 7 4 a と、第 2の平面部 1 7 1 bに設けられたァリミゾ 1 7 4 b との組み合によつて構成されている。連結手段 1 7 4の一方のァリ 1 7 4 aは、鳩尾状の突起が連続した突条部からなり、その突条部は第 1の平面部 1 7 1 aの略中央部において横方向へ連続するように設けられている。また、連結手段 1 7 4の他方であるァリミゾ 1 7 4 bは、鳩尾状の凹部が連続した溝部からなり、その溝部は第 2の平面部 1 7 1 bの略中央部において横方向へ連続され、ァリ 1 7 4 a と平行をなすように設けられている。

図 2 4 は、図 2 3に示した力一ド状電子機器用保持具 1 7 0を厚み方向に複数個重ね合わせ、連結手段 1 Ί 4で連結して保持具連結体を構成すると共に、半導体記憶媒体 1 4を各力— ド状電子機器用保持具 1 7 0にそれぞれ保持した状態を示すものである。 2個の力一ド状電子機器用保持具 1 7 0を互いに連結させる作業は、例えば、次のようにして行うことができる。

まず、 2個のカード状電子機器用保持具 1 7 0を横並びに対向させ、一方の力一ド状電子機器用保持具 1 7 0のァリ 1 7 4 aを他方の力一ド状電子機器用保持具 1 7 0のアリミゾ 1 7 4 bに臨ませる。次に、一方のァリ 1 7 4 aを他方のァリミゾ 1 7 4 bに嵌め合わせ、横方向に摺動させて 2個のカード状電子機器用保持具 1 7 0 を前後方向に重なり合わせる。これにより、 2個の力一ド状電子機器用保持具 1 7 0が互いに連結される。この連続作業を必要なだけ繰り返すことにより、所望の数の力一ド状電子機器用保持具 1 7 0を連結させて保持具連結体を構成することができる。

このカード状電子機器用保持具 1 7 0 の機器挿入穴 1 7 2 に半導体記憶媒体 1 4を揷入することにより、その外装ケース 1 5の凹部 5内に凸部 1 7 3が入り込み、これにより半導体記憶媒体 1 4が保持される。この際、端子収納部 1 7 2 aと本体収納部 1 Ί 2 b との間には段部 1 7 5が設定されているため、この段部 1 7 5 に半導体記憶媒体 1 4の段部 1 8が当接し、これにより、更なる挿入動作が停止される。従って、予め突条部 1 7 の高さ Lを端子収納部 1 7 2 aの深さ L。よりも小さく設定しておくことにより、半導体記憶媒体 1 4を強く挿入したときでも、端子部 1 6 の先端が端子収納部 1 7 2 aの底面に衝突することがなく、かかる挿入動作による端子部 1 6の破損を防止することができる。

また、半導体記憶媒体 1 4を使用するために力一ド状電子機器用保持具 1 7 0から取り出すときには、引き抜き方向へ引っ張るだけでよい。これにより、外装ケース 1 5 に設けた凹部 5から保持具本体 1 7 0 に設けた凸部 1 7 3が外れ、凹部 5 と凸部 1 7 3 .との係合が解除されるため、半導体記憶媒体 1 4を容易に引き抜いて使用することができる。

図 2 5 に示す本発明の第 1 5の実施例に係るカード状電子機器用保持具 1 7 7 は、上述した図 2 3 に示す第 1 4の実施例に係る力— ド状電子機器用保持具 1 7 0の連結手段の変形例を示すもので、了リツギを 2組設けて連結手段 1 7 8を構成したものである。この力一ド状電子機器用保持具 1 7 7が力— ド状電子機器用保持具 1 7 0 と異なるところは連結手段のみであるため、ここでは連結手段 1 7 8 について説明し、同一部分には同一符号を付してそれらの説明は省略する。

保持具本体 1 7 1の第 1の平面部ュ 7 1 aには 2本のァリ 1 7 8 aが設けられ、第 2の平面部 1 7 1 bには 2本のアリミゾ 1 7 8 bが設けられている。 2本のァリ 1 7 8 aは、上下方向に延在されていると共に横方向に所定の間隔をあけて互いに平行に設けられている。この 2本のァリ 1 7 8 aが延びる方向の一方に、機器揷入穴 1 7 2 の開口部 1 7 2 aが開口されている。更に、 2本のァリ 1 7 8 aに対応させて、 2本のァリミゾ 1 7 8 bが互いに平行をなして上下方向に延在されている。

この実施例では、 2組のァリツギからなる連結手段 1 7 8によつて 2個の力一ド状電子機器用保持具 1 7 7が連結されるため、力一ド状電子機器用保持具 1 7 7間の結合力を高めて強固に結合させることができる。尚、ァリツギを 3組以上設けて連結手段を構成してもよく、また、保持具本体 1 7 1の両面にァリ 1 7 8 a とアリミゾ 1 7 8 bをそれぞれ設ける構成とすることもできる。図 2 6 A， B、図 2 7及び図 2 8に示す本発明の第 1 6 の実施例に係る力— ド状電子機器用保持具 1 8 0 は、 T字状突起 1 8 4 と回動穴付き嵌合溝 1 8 5 とによつて連結手段 1 8 3を構成したものである。このカード状電子機器用保持具 1 8 0がカード状電子機器用保持具 1 7 0 と異なるところは連結手段のみであるため、ここでは連結手段 1 8 3 について説明し、同一部分には同一符号を付してそれらの説明は省略する。

図 2 6 A， Bに示すように、保持具本体 1 8 1 の第 1の平面部

1 8 1 aの略中央部には T字状突起 1 8 4が設けられ、第 2 の平面部 1 8 1 bの T字状突起 1 8 4 と対応する位置には一対のガイドレール 1 8 5 a , 1 8 5 aが設けられている。 T字状突起 1 8 4 は、略中央部に設定された回動軸部 1 8 4 aと、この回動軸部 1 8 4 aの端面に連続して直径方向外側に突出されたフランジ部

1 8 4 b とを有している。このフランジ部 1 8 4 bは、機器揷入穴 1 8 2が延びる方向と平行に延在されており、突出部両側の先端は半円形に丸められている。

また、一対のガイドレール 1 8 5 a， 1 8 5 aは、 T字状突起 1 8 4 のフランジ部 1 8 4 bの幅と略等しい間隔をあけて平行に配置されている。これらガイドレール 1 8 5 aの付け根部分の内側、即ち、保持具本体 1 8 1 の第 2 の平面部 1 8 1 b との連結部の内面に、フランジ部 1 8 4 bの回動を許容するための回動穴 1 8 5 bがそれぞれ設けられている。

この実施例に示す 2個の力一ド状電子機器用保持具 1 8 0を互いに連結する作業は、例えば、次のようにして行うことができる。まず、一方のカード状電子機器用保持具 1 8 0 の T字状突起 1 8 4を他方のカード状電子機器用保持具 1 8 0の一対のガイドレ —ル 1 8 5 a， 1 8 5 a間に嵌め合わせる。これが、図 2 7 A， Bに示す状態である。この状態から、 2個のカード状電子機器用保持具 1 8 0の開口部 1 8 2 aが同じ向きになるように、一方のカード状電子機器用保持具 1 8 0を固定して他方の力— ド状電子機器用保持具 1 8 0を、回動軸部 1 8 4 aを中心として時計方向

(又は反時計方向）に 9 0度回動させる。

これにより、一方の力一ド状電子機器用保持具 1 8 Qの T字状突起 1 8 4のフランジ部 1 8 4 bが他方の力— ド状電子機器用保持具 1 8 0 の回動穴 1 8 5 b に係合される。この T字状突起 1 8 4 と一対のガイドレール 1 8 5 a， 1 8 5 aによる連結手段 1 8

3 によって 2個のカード状電子機器用保持具 1 8 0が連結される。この連結作業を必要回数だけ繰り返すことにより、図 2 8 に示すように、所望の数のカード状電子機器用保持具 1 8 Qを連結させて保持具連結体を構成することができる。この力一ド状電子機器用保持具 1 8 0 の機器揷入穴 1 8 2 に半導体記憶媒体 1 を挿入する作業は、上述した実施例と同様であるため、その説明は省略 "P る。

図 2 9 A， B及び図 3 0 に示す本発明の第 1 7の実施例に係る力一ド状電子機器用保持具 1 9 0 は、図 2 6等に示した第 1 6の実施例に係る力— ド状電子機器用保持具 1 8 0の連結手段の変形例を示すもので、 T字状突起 1 9 4 と回動穴付きガイド溝 1 9 5 によつて連結手段 1 9 3を構成したものである。このカード状電子機器用保持具 1 9 0が力一ド状電子機器用保持具 1 8 0 と異なるところは連結手段のみであるため、ここでは連結手段 1 9 3について説明し、同一部分には同一符号を付してそれらの説明は省略する。

図 2 9 A， Bに示すように、保持具本体 1 9 1 の第 1の平面部 1 9 1 aの略中央部には T字状突起 1 9 4が設けられ、第 2 の平面部 1 9 1 bの T字状突起 1 9 4 と対応する位置に回動穴付きガイド溝 1 9 5が設けられている。 T字状突起 1 9 4 は、略中央部に設定された直径の大きな回動軸部 1 9 4 a と、この回動軸部 1 9 4 aの端面に連続して直径方向外側に突出されたフランジ部 1 9 4 b とを有している。このフランジ部 1 9 4 bは、機器揷入穴

1 9 2が延びる方向'と平行に延在されており、突出部両側の先端は半円形に丸められている。

また、回動穴付きガイド溝 1 9 5は、 T字状突起 1 4 4のフランジ部 1 9 4 bの幅と略等しい間隔をあけたスリット部 1 9 5 a と、このスリット部 1 9 5 aの中央部に設けられ且つ回動軸部 1

9 4 aが嵌合される嵌合穴 1 9 5 b とを有している。そして、スリット部 1 9 5 a と嵌合穴 1 9 5 b とが連続する付け根部分には、フランジ部 1 9 4 bの回動を許容するための回動穴 1 9 5 点対称をなすようにそれぞれ設けられている。

回動穴 1 9 5 c は、 T字状突起 1 4 4が 9 0度回転したところでそのフランジ部 1 9 4 bが底に形成されたストッパ部 1 9 5 d に当接するように構成されている。このストッパ部 1 9 5 dに当接するまで T字状突起 1 4 4を回動させることにより、一方の力 ― ド状電子機器用保持具 1 9 0 に対して他方の力一ド状電子機器用保持具 1 9 0 カ、 9 0度回転した位置で位置決めされる。このように構成することによつても、上述した第 1 6 の実施例と同様の効果を得ることができる。

図 3 1 A， B及び図 3 2 に示す本発明の第 1 8の実施例に係る力一ド状電子機器用保持具 2 0 0 は、凸部と凸部との組み合わせによつて連結手段 2 0 3 を構成したものである。この力一ド状電子機器用保持具 2 0 0が第 1 3 の実施例に係るカード状電子機器用保持具 1 6 0 と異なるところは連結手段のみであるため、ここでは連結手段 2 0 3 について説明し、同一部分には同一符号を付してそれらの説明は省略する。

図 3 1 A， Bに示すように、連結手段 2 0 3は、保持具本体 2 0 1の第 1の平面部 2 0 1 aに設けられた連結凸部 2 0 4 と、第の平面部 2 0 1 bに設けられた連結凸部 2 0 5 との組み合わせによって構成されている。連結手段 2 0 3の一方の連結凸部 2 0

4 は、大きさの等しい 4個の円筒状の突起からなり、第 1の平面部 2 0 1 aの四隅に等間隔に配置されている。連結手段 2 0 3の他方の連結凸部 2 0 5 は、直径の大きな 1個の円筒状の突起によつて形成されている。この第 2の連結凸部 2 0 5 は、 4個の第 1 の連結凸部 2 0 4間に嵌合される大きさを有している。

この実施例では、 4個の第 1の連結凸部 2 0 4で 1個の第 2の連結凸部 2 0 5を挟持する力によって互いに保持される。これにより、図 3 2 に示すように、 2個の力— ド状電子機器用保持具 2 0 0間が確実に連結される。更に、 2個のカード状電子機器用保持具 2 0 0 間は、嵌合させた状態において比較的容易に回動させることができる。従って、 2個の力一ド状電子機器用保持具 2 0 0 の開口部 2 0 2 aを、 3 6· 0度の全方向に渡って任意の角度に偏倚させて保持することができる。

図 3 3 に示す本発明の第 1 9の実施例に係るカード状電子機器用保持具 2 1 0 は、図 1 9 に示した本発明の第 1 3の実施例に係るカード状電子機器用保持具 1 6 0に、この力— ド状電子機器用保持具 1 6 0を吊り下げるための支持部である取手 2 1 1を設けたものである。

力一ド状電子機器用保持具 1 6 0の保持具本体 1 6 1は、図 1 9等に示した保持具本体 1 6 1 と同様の構成を有しており、偏平な立方体からなる筐体の一側面に機器挿入穴 1 6 2 の開口部 1 6 2 aが設けられている。この保持具本体 1 6 1の一方の平面部 1 6 1 aに、連結手段 1 6 4 の一方をなす 4個の連結凸部 1 6 4 a が形成されている。そして、保持具本体 1 6 1 の図に現れない他方の平面部に、. 連結手段 1 6 4の他方をなす 4つの連結凹部が形成されている。

力一ド状電子機器用保持具 1 6 0 の支持部である取手 2 1 1 は U字状に湾曲形成されており、その内部に形成された開口部が貫通孔 2 1 2 とされている。この取手 2 1 1 は、保持具本体 1 6 1 の開口部 1 6 2 aのある面と交差する一方の側面に一体に設けら ' れている。 'この取手 2 1 1 を用いることにより、力一ド状電子機器用保持具 1 6 0を、例えば壁面に取り付けられたフック等に掛けて吊り下げることができる。他の構成は同様であるため、その説明は省略する。

図 3 4 に示す本発明の第 2 0 の実施例に係る力— ド状電子機器用保持具 2 2 0 は、図 3 3 に示した本発明の第 1 9の実施例に係る力一ド状電子機器用保持具 2 2 0 の取手 2 2 1 に、この取手 2 1 を開閉するための切欠き 2 2 3を設けたものである。保持具本体 1 6 1 は、図 3 3に示した保持具本体 1 6 1 と同様の構成を有しており、偏平をなす立方体の一側面に機器挿入穴 1 6 2の開口部 1 6 2 aが開口されている。そして、保持具本体 1 6 1の図に現れない一方の平面部に連結手段の一方をなす 4個の連結凸部が形成され、. 他方の平面部.1 6 1 bに連結手段の他方をなす 4つの連結凹部 1 6 4 bが形成されている。

取手 2 2 1 は U字状に形成されており、その内部に形成された開口部が貫通孔 2 2 2 とされている。この取手 2 2 1 は、保持具本体 1 6 1の開口部 1 6 2 aのある面と交差する一方の側面に一体に設けられている。そして、取手 2 1 の開口部 1 6 2 a側の付け根部分の近傍に切欠き 2 2 3が設けられており、この切欠き 2 2 3 によって第 1 のアーム片 2 2 1 a と第 2 のアーム片 2 2 1 b とが形成されている。第 1及び第 2 のアーム片 2 2 1 a， 2 2 1 bの先端部は内外方向に少々重なり合って接触され、自然状態では切欠き 2 2 3を閉じるように構成されている。この実施例では、第 1及び第 2のァ —ム片 2 2 1 a， 2 2 l bのどちらか一方にのみ弾性を付与して可撓性を持たせてもよく、また、両者に弾性を付与して可撓性を持たせる構成とすることもできる。

図 3 5 に示す本発明の第 2 1の実施例に係るカード状電子機器用保持具 2 3 0 は、図 3 4に示した切欠きの変形例を示すもので、支持部である取手 2 3 2の第 1のアーム片 2 3 2 a と第 2のァーム片 2 3 2 bの先端部を先細に形成して内外方向に重なり合わせ、その重なり合った部分を切欠き 2 3 4 としたものである。取手 2 3 2 は保持具本体 2 3 1の機器挿入穴 1 6 の開口部と反対側の面に一体に設けられ、その内側に貫通孔 2 3 3が設定されている。そして、保持具本体 2 3 1の一方の平面部 2 3 1 aには連結手段の一方をなす 4個の連結凸部 2 3 5が形成され、図に現れない他方の平面部に連結手段の他方をなす 4つの連結凹部が形成されている。

図 3 6 A， B及び図 3 7 A， Bに示す本発明の第 2 2の実施例に係る力一ド状電子機器用保持具 2 4 0 は、支持具本体 2 4 1に、支持部の他の実施例を示す吊り環 2 4 3を回動自在に取り付けたものである。即ち、カード状電子機器用保持具 2 4 Qは、半導体記憶媒体 1 の端子部 7が挿入される機器挿入穴 1 6 2を有する保持具本体 2 4 1 と、この保持具本体 2 4 1を吊り下げるための貫通孔 2 4 4を有する支持部である吊り環 2 4 3 とを備えている保持具本体 2 4 1 は、立方体を偏平にした中空の筐体からなり、幅狭とされた四辺のうちの一辺には機器揷入穴 1 6 2の開口部 1 6 2 aが設けられている。この保持具本体 2 4 1の一方の平面部には、連結手段の一方をなす 4個の連結凸部 2 4 2 aが設けられている。そして、保持具本体 2 4 1の他方の平面部 2 4 1 bには、吊り環 2 4 3を収納することができる凹陥部からなる吊り環収納部 2 4 5 と、連結手段の他方をなす 4つ,の連結凹部 2 4 2 b が設けられている。

吊り環収納部 2 4 5 は、吊り環 2 4 3 の形状に対応する形状を •なしており、略中央部に設けられた円形凹部 2 4 5 a と、この円形凹部 2 4 5 a と保持具本体 2 4 1 の機器挿入穴 1 6 2 と反対側の一辺とを連通する連通凹部 2 4 5 b とを有している。連通凹部 2 4 5 bの両側面は互いに平行とされていて、各面には互いに対をなす軸受孔がそれぞれ設けられている。

また、吊り環 2 4 3 は、上述した図 9 に示す第 8 の実施例に係る保持具 9 0 に示したものと同様のものである。即ち、吊り環 2 4 3 は、リング部 2 4 3 a と、このリング部 2 4 3 aの一部に連続して外側に張り出すように設けられたべ一ス部 2 4 3 b とを有している。ベース部 2 4 3 bには、同一軸心線上において互いに離反するよう反対側に突出する一対の軸部 2 4 3 c， 2 4 3 cが設けられている。この一対の軸部 2 4 3 c , 2 4 3 cの先端部が連通凹部 2 4 5 bの一対の軸受孔にそれぞれ回動可能に嵌合されている。この吊り環 2 4 3 は、図 3 6 A， Bに示す吊り環収納部

2 4 5 に収納した状態と、図 3 7 A， Bに示すように 1 8 0度回動させて開口部 1 6 2 a と反対側に突出させた状態とを取ることができる。

図 3 8に示す本発明の第 2 3の実施例に係る力一ド状電子機器用保持具 2 5 0 は、図 3 6等に示した力— ド状電子機器用保持具 2 4 0 の吊り環 2 4 3に切欠きを設けたものである。吊り環 2 4 3 は、リング部 2 4 3 a とベース部 2 4 3 b とを有し、リング部 2 4 3 aの一側に直線状の切欠き 2 5 1が設けられている。この切欠き 2 5 1 によってリング部 2 4 3 aには、第 1のアーム片 2 4 3 a iと第 2 のアーム片 2 4 3 a ₂とが設けられている。そして、第 1及び第 2 のアーム片 2 4 3 _{a i}， 2 4 3 a ₂の先端部は、所定の隙間をあけて正面に対向するよ'うに構成されている。

他の構成は、上述した力一ド状電子機器用保持具 2 4 0 と同様であるため、同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。このように、リング部 2 4 3 aに切欠き 2 5 1を設け、第 Γのアーム片 2 4 3 に弾性を持たせて可撓性を付与することにより、第 1のアーム片 2 4 3 _{a i}を内側又は外側に撓ませて切欠き 2 5 1 を開くことができる。

図 3 9 A及び Bは、図 3 8 に示した吊り環 2 4 3の切欠き 2 5 1 を変形させた実施例を示すものである。図 3 9 Aに示す吊り環 2 4 3には、 S字状に湾曲された切欠き 2 5 2が設けられている。図 3 9 Bに示す吊り環 2 4 3には、 Z字状に湾曲された切欠き 2 5 3が設けられている。これにより、各吊り環 2 4 3の切欠き

2 5 2又は 2 5 .3 の両側には、それぞれ第 1及び第 2 のアーム片 2 4 3 a i , 2 4 3 a ₂が形成されている。

また、図 3 8 に示す本発明の第 2 3の実施例に係る力一ド状電子機器用保持具 2 5 0 は、図 4 0 A , Bに示すように、保持具本体 2 4 1 を立ち上げて、ブックスタンドのような状態として使用することができる。この点は、上述した図 1 2に示す本発明の第 1 0 の実施例に係るカード状電子機器用保持具 1 Q 0 と同様であ o

このカード状電子機器用支持装置 1 3 0 の使用状態が図 4 1 A ， Bに示されている。カード状電子機器用支持装置 1 3 0 は水平又は略水平な支持面 1 4 5上に載置 'され、掛け止め部 1 3 1 aに所望の数だけカード状電子機器用保持具 2 1 0〜2 5 0を吊り下げることにより、その使用が行われる。図 4 2及び図 4 3 A， Bに示す本発明の第 2 4の実施例に係る力― ド状電子機器用保持具 2 7 0は、保持具本体 2 7 1に設けられた機器揷入穴 2 7 2の開口部 2 7 2 aに、挿入された半導体記憶媒体 1 の外装ケース 2 との密着性を高めるための一対のリブ部 2 7 3 , 2 7 4を設けたものである。

保持具本体 2 7 1 は、丸味を有する偏平な筐体からなり、側面の一方に機器挿入穴 2 7 2 の開口部 2 7 2 aが開口され、その反対側に略半円形をなす取手 2 7 5が設けられている。この取手 2 7 5の内部に形成された開口が貫通孔 2 7 6 とされている。また、機器挿入穴 2 7 2 は、開口部 2 7 2 aの高さ H (挿入された半導体記憶媒体 1 の厚み方向）が底部 2 7 2 bの高さ h及び半導体記憶媒体 1 の厚み Tよりも小さく設定されている（H > T > h ) ' 更に、機器揷入穴 2 7 2 の開口部 2 7 2 a と底部 2 7 2 bとは、ゆるやかな斜面によって連続され、半導体記憶媒体 1の端子部

7が容易に挿入及び脱離可能に構成されている。尚、機器挿入穴 2 7 2の底部の高さ hは、半導体記憶媒体 1の厚み Tと同一であつてもよい（T = h ) 。

また、機器挿入穴 2 7 2 の開口部 2 7 2 aの上下両面には、開口 | 2 7 2 aが延びる方向に延在された一対のリブ部 2 7 3， 2

7 4が設けられている。各リブ部 2 7 3， 2 7 4は一方の側面から他方の側面まで連続されている。そして、両リブ部 2 7 3， 2 7 4間の間隔 t は、半導体記憶媒体 1の厚み Tよりも小さく設定されている（ t く T ) 。

この第 2 4 の実施例に係る力一ド状電子機器用保持具 2' 7 0 によれば、機器揷入穴 2 7 2 に半導体記憶媒体 1を挿入すると、外装ケース 2·の上下両面に上下のリブ部 2 7 3， 2 7 4が密着され、開口部 2 7 2 aの隙間を解消することができる。その結果、機器揷入穴 2 7 2内に埃やチリ、或いは水等が入り込むのを防ぐことができる。従って、埃やチリ等が機器挿入穴 2 7 2内に入り込むことによって生ずる端子部での接触不良や、水滴が機器挿入穴 2 7 2内に入り込むことによって生ずる端子部の腐食やメモリの破損等を防止することができる。

尚、両リブ部 2 7 3， 2 7 4間の間隔 t は、少なくとも半導体記憶媒体 1 の厚み Tと等しいものであればよい。また、リブ部 2

7 3， 2 7 4 は少なくとも一方にあればよいもので、かかる場合にも、上記実施例と同様の効果を得ることができる。

図 4 4 A , B及び図 4 5 に示す本発明の第 2 5の実施例に係る力一ド状電子機器用保持具 2 8 0 は、保持具本体 2 8 1に設けられた機器挿入穴 2 7 2 内に、出し入れされる半導体記憶媒体 1 の端子部 7を払拭するための一対の払拭部材 2 8 3， 2 8 4を設けたものである。

保持具本体 2 8 1 は、偏平な円盤型（長方形、楕円形その他上述した各形状のものでも良い。）の筐体からなり、側面の一方に機器挿入穴 2 8 2 の開口部 2 8 2 aが開口され、その反対側に略半円形をなす取手 2 8 5が設けられている。この取手 2 8 5 の内部に形成された開口が貫通孔 2 8 6 とされている。

一対の払拭部材 2 8 3， 2 8 4 は、多数の毛髪状の突起を有するブラシによって構成されている。多数の毛髪状突起は、図示するように、内側に若干傾斜させて設定することが好ましいが、垂直に設定するようにしてもよい。このブラシからなる払拭部材 2

8 3， 2 8 4は、例えば、除電ブラシの植毛、接着剤による接着、或いは保持具本体 2 8 1 との一体成形による射出成形その他の手段によって作ることができる。

この第 2 5 の実施例に係る力一ド状電子機器用保持具 2 8 0 によれば、機器挿入穴 2 8 2 に半導体記憶媒体 1を揷入すると、一対の払拭部材 2 8 3 , 2 8 4 によって半導体記憶媒体 1が弾性的に挟持され、その挟持力によつて半導体記憶媒体 1が保持される。しかも、半導体記憶媒体 1挿入時及び引き抜き時には、端子部 7がブラシに接触されるため、払拭部材 2 8 3 , 2 8 4によって端子部 7 をクリ一ユングして当該端子部 7 に付着されている埃やチリ等を払拭することができる。

また、払拭部材 2 8 3， 2 8 4や保持具本体 2 8 1をフッ素樹脂でコ一ティングする構成とすることができる。この場合には、フッ素樹脂のコーティングにより、水分の付着を抑制又は防止することができると共に、半導体記憶媒体 1の挿入時、端子部 7 に付着している水分を撥水させることができる。従って、機器挿入穴 2 8 2 内に水滴が入り込んで端子部 7に付着するのを防止又は抑制することができ、端子部 7に水分が付着することに起因して生ずるメモリの破壊を防止することができる等の防滴効果を得ることができる。

尚、フッ素コ一ティングの材料とされるフッ素樹脂としては、例えば、パーフロロポリエーテル（ P F P E ) が好適であるが、四フッ化工チレン樹脂 ( P T F E ) 、四フッ化工チレン一六フッ化工チレン共重合体（F E P ) その他のフッ素樹脂を適用できるものである。

図 4 6 A， B及び Cに示す本発明の第 2 6の実施例に係るカード状電子機器用保持具 2 9 0 は、保持具本体 2 9 1に、力— ド状電子機器を保持するためのバンド部材 2 9 3を一体に設けたものである。

保持具本体 2 9 1 は、偏平な丸味のある筐体からなり、側面の一方に機器揷入穴 2 9 2 の開口部 2 9 2 aが開口され、機器挿入穴 2 9 2内には半導体記憶媒体 1を係合保持するための凸部 1 6 3が所定位置に設けられている。更に、保持具本体 2 9 1 の開口部 2 9 2 a と反対側には、略半円形をなす取手 2 9 5が設けられ 'ている。この取手 2 9 5 の内部に形成された開口が貫通孔 2 9 6 とされている。

バンド部材 2 9 3 は、可撓性を有する細長い棒状の部材からなり、その一端が保持具本体 2 9 1の開口部 2 9 2 aの長手方向の略中央部において連続して一体に形成されている。バンド部材 2 9 3の先端側には、適当な間隔をあけて適宜数の係止孔 2 9 3 a が開口されており、これらの係止孔 2 9 3 aに係合される係止ピン 2 9 7が保持具本体 2 9 1 に設けられている。係止ピン 2 9 7 は、抜け止め用の頭部を有するキノコ形をなしており、開口部 2

9 2 aを挟むようにバンド部材 2 9 3の基端が固定された縁と反対側の縁の近傍に配設されている。

このようなバンド部材 2 9 3を有する保持具 2 9 0 は、例えば、図 4 6 B及び Cに示すようなカード状電子機器を保持するために用いて有効であり、その効果を十分に果たすことが可能である

。同図に示す力一ド状電子機器は、一般に「拡張モジュール」と言われているもののうち、レンズと C C D (電荷結合素子）が設けられた「カメラモジュール」と呼ばれているものである。

ここで、「拡張モジュール」とは、メモリスティック等の力一ド状記憶媒体と同様の端子形状を有し、ハード機器のカード用のスロットに装着可能な電子機器を言う。この種の拡張モジュールとしては、上記カメラモジュールの他には、例えば、次のようなものを挙げることができる。

拡張モジュールの例、ブルーッ一ス（Blue tooth)用アンテナが設けられたブルーツース用モジュール、 G P S (Global Position ing Sistem) アンテナが設けられた G P Sモジュール、 L A N (L ocal area network)用のアンテナが設けられた L A Nモジュール、マイクロホンのマイク部が設けられたマイクロホンモジュール、指紋照合部が設けられた指紋照合モジュール等を適用することができる。 .

図 4 6 B及び Cに記載されたカード状電子機器の一具体例として示すカメラモジュール 3 0 0 は、上述した半導体記憶媒体 1の端子部 7 と同様の端子形状を有し、その端子部と反対側の端部にレンズと C C Dとがー体に設けられたものである。

即ち、カメラモジュール 3 0 0 は、外装ケース 3 0 1 と、この外装ケース 3 0 1 の長手方向の一端に設けられたカメラ部 3 0 2 とを備えている。外装ケース 3 0 1 は、上述した外装ケース 2の長手方向の一端にカメラ部 3 0 2を一体に結合させたような構成からなるもので、カメラ部 3 0 2 と反対側の端部に端子部 7が設けられている。

カメラ部 3 0 2 は、外装ケース 3 0 1 の一端に設けられたカメラケース 3 0 3 とヽこのカメラケース 3 0 3に装着されて外部に露出された対物レンズ 3 0 4 と、カメラケース 3 0 3内に収納されこ C C Dと、この C C Dから供給される撮像信号を処理して画像に対応した信号を出力する処理装置等を備えて構成されているこのカメラモジュール 3 0 0 は、半導体記憶媒体 1 として上述したメモリカードに比べて重量が大きく、また形状が一定でないため重量の中心部がカメラ部 3 0 2側にある。そのため、この力メラモジュール 3 0 0を、バンド部材 2 9 3 の無い力一ド状電子機器用保持具に保持する場合には、自重によって抜け出し易くなつていて、. 自重による脱落のおそれがある。

かかる場合に、カード状電子機器用保持具 2 9 0でバンド部材

2 9 3を使用してカメラモジュール 3 0 0を保持することにより、重量の重い拡張モジュールであっても、これを確実に保持することができ、カメラモジュール 3 0 0が自重によって落下するおそれをなくすことができる。このカード状電子機器用保持具 2 9 0 の使用状態を図 4 6 Cに示している。

この場合、力一ド状電子機器用保持具 2 9 0の機器挿入穴 2 9 2 にカメラモジュール 3 0 0 の端子側を揷入した後、その外周に沿つてバンド部材 2 9 3 を湾曲させ、バンド部材 2 9 3の先端側に設けられた複数の係止孔 2 9 3 aの適当なものを係止ピン 2 9 7に係止させる。これにより、 .カメラモジュール 3 0 0の自重による落下を防止し、そのカメラモジュール 3 0 0をしつかりと確実に保持することができる。

また、上述した全ての力一ド状電子機器用保持具 2 0〜 2 9 0 の材料中に帯電防止剤を含有させることにより、保持具本体 2 1 〜 2 9 1が静電気を帯電するのを防ぐことができ、静電気によるメモリその他の電子部品の静電破壌を防止することができる。このような帯電防止剤としては、例えば、スチレン共重合体を挙げることできる。

以上、説明したが、本発明は上述した実施の例に限定されるものではなく、例えば、実施例においては、メモリスティック及びその変形例を半導体記憶媒体として用いた例について説明したが、その他の半導体記憶媒体、例えば、スモール P Cカード、スマ

— トメディァ等にも適用できることは勿論である。また、カード状電子機器用保持具及びカード状電子機器用支持装置の形状、構造、構成等も同様であり、任意の形状、構成等を適用できるものであり、更に、色彩についても任意の色を自由に選択できるもので ¾>る。産業上の利用の可能性

以上説明したように、本出願の力— ド状電子機器用保持具によれば、力一ド状電子機器を簡単且つ確実に保持することができると共に、個々に置いておくときにも紛失し難くすることができる。そのため、カード状電子機器の端子部等の保護を図ることができ、機器挿入穴内に埃ゃチリ或いは水滴等の侵入を防止又は抑制して、端子部に埃やチリ等が付着したり、水滴が付着して劣化を生ずる等の不具合の発生を効果的に防止できる力一ド状電子機器用保持具を提供することができる。

また、本出願の力一ド状電子機器用支持装置によれば、カード状電子機器の使用回数が増えた場合にも、それらの保管が乱雑になるのを防ぐことができ、それぞれの力一ド状電子機器を簡単且つ適切に保管 · 管理することができ、整理整頓に便利なカード状電子機器用支持装置を提供することができる。

Claims

求の範囲

. カード状電子機器の少なくとも一部が挿入される機器挿入穴を有する保持具本体を備え、

上記保持具本体には吊り下げるための貫通孔を有する支持部を設け、上記機器挿入穴内には、上記カード状電子機器に設けられた凹部に係合して当該カード状電子機器を保持する凸部を設けたことを特徵とする力一ド状 *子機器用保持具。

冑

. 力一ド状電子機器の少なくとも一部が挿入される機器挿入穴を有する保持具本体を備え、

上記保持具本体には同種類の物品と連結するための連結手段を設け、上記機器挿入穴内には、上記カード状電子機器に設けられた凹部に係合して当該力一ド状電子機器を保持する凸部を設けたことを特徵とする力一ド状電子機器用保持具。

. 上記カード状電子機器は、カード状の外装ケース内に収納された半導体メモリと、上記半導体メモリに接続されると共に上記外装ケースの先端部に設けられ且つ表面が外部に露出された端子部と、を有する半導体記憶媒体であることを特徵とする請求項 1又は 2記載の力一ド状電子機器用保持具。

. 上記凸部は、半球体又は上記保持具本体が出し入れされる方向に傾斜された面を有する半円筒体、角錐体若しくは角錐台体としたことを特徴とする請求項 1又は 2記載の力一ド状電子機器用保持具。

. 上記支持部には、上記貫通孔と外部とを連通する切欠きを設け、当該切欠きによつて形成された 1個のアーム片又は 2個のアーム片の少なくとも一方に弾性を付与し、弾性が付与された当該アーム片を撓み変形させることにより上記切欠きを開閉可能としたことを特徵とする請求項 1記載のカード状電子機器用保持具。

6 . 上記支持部には、切欠きによって 2個のアーム片を形成し、当該 2個のアーム片の先端部を内外方向に重ね合わせるように対向させると共に、内側のアーム片又は外側のアーム片に弾性を付与したことを特徵とする請求項 1記載の力一ド状電子'機器

5 用保持具。

7 . 上記支持部は上記保持具本体とは別体に形成され、当該支持 . 部を上記保持具本体に回動自在に連結したことを特徵とする請求項 1又は 6記載のカード状電子機器用保持具。

8 . 上記保持具本体は、上記機器挿入穴を挟む二面が偏平とされ 10 た筐体からなり、上記連結手段は、上記保持具本体の上記二面 ' のうち一面に設けられた連結凸部と、当該二面のうち他面に設けられ且つ上記連結凸部が嵌合される連結凹部とからなることを特徴とする請求項 2記載の力— ド状電子機器用保持具。

9 . 上記連結凸部は、上記保持具本体の上記一面の複数箇所に設 15 けられたピン状突起からなり、上記連結凹部は、上記ピン状突起と同数であつて上記他面の対応する位置に設けられた嵌合穴からなることを特徼とする請求項 8記載の力一ド状電子機器用保持具。

1 0 . 上記連結凸部は、上記保持具本体の上記一面に設けられた 20 ァリからなり、上記連結凹部は、上記他面の対応する位置に設けられ且つ上記ァリが嵌合されるァリミゾからなることを特徵とする請求項 8記載のカード状電子機器用保持具。

1 1 . 上記連結凸部は、上記保持具本体の上記一面に設けられた T字状突起からなり、上記連結凹部は、上記他面の対応する位

25 置に設けられ且つ上記 T字状突起が嵌合されると共に当該丁字状突起との間で相対的に回動させることにより T字状突起を口ックする回動穴付嵌合溝からなることを特徽とする請求項 8記載のカード状電子機器用保持具。

2 . 上記連結手段は、上記保持具本体の上記二面のうち一面の複数箇所に設けられた第 1 の連結凸部と、上記二面のうち他面に設けられ且つ上記第 1 の連結凸部間に嵌合される第 2 の連結凸部とからなることを特徵とする請求項 2記載の力一ド状電子機器用保持具。

3 . 上記保持具本体には、当該保持具本体を吊り下げるための貫通穴を有する支持部を設けたことを特徼とする請求項 2記載の力— ド状電子機器用保持具。

4 . カード状電子機器の少なくとも一部が挿入される機器挿入穴を有する保持具本体を備え、

上記機器挿入穴の開口部の近傍には、上記力— ド状電子機器の少なくとも一面に密着するように当接するリブ部を設けたことを特徴とするカード状電子機器用保持具。

5 . 力一ド状電子機器の少なくとも一部が挿入される機器揷入穴を有する保持具本体を備え、

上記機器挿入穴の内部には、上記力— ド状電子機器の抜き差し時、当該カード状電子機器の接触部を払拭する払拭部材を設けたことを特徴とするカード状電子機器用保持具。

6 . 上記払拭部材は、半導体メモリが収納されたカード状電子機器の先端部に設けられた端子部に接触して表面を払拭させるブラシであることを特徴とする請求項 1 5記載のカード状電子機器用保持具。

7 . カード状電子機器の少なくとも一部が挿入される機器挿入穴を有する保持具本体を備え、

上記保持具本体には、上記カード状電子機器に巻き付けることにより当該力一ド状電子機器を保持可能な保持手段を設けたことを特徵とする力一ド状電子機器用保持具。

8 . 上記保持手段は、一端が上記保持具本体に固定され且つ他端に係止孔が設けられた弾性変形又は塑性変形の可能なノンド部材と、上記保持具本体に設けられ且つ上記バンド部材の先端部を係止可能な係止具とからなことを特徵とする請求項 1 7 記載のカード状電子機器用保持具。

9 . 上記保持具本体は、帯電防止剤が含有されたエラストマ又はプラスチックスにより形成したことを特徼とする請求項 1、 2、 1 4、 1 5又は 1 7記載の力— ド状電子機器用保持具。 0 . 上記保持具本体は、その表面をフッ素樹脂でコーティングすることにより防水層を設けたことを特徵とする請求項 1、 2 、 1 4、 1 5、 1 7又は 1 9記載のカード状電子機器用保持具 o

1 . カード状電子機器の少なくとも一部が挿入される機器挿入穴及び吊り下げられるための貫通孔を有する力一ド状電子機器用保持具を複数支持することができる支持部を備え、

上記支持部が、上記カード状電子機器用保持具の貫通孔に揷入されることによって、上記力一ド状電子機器及び上記力一ド状電子機器用保持具を支持することを特徴とする力一ド状電子機器用支持装置。