WO2003024844A1 - Flexible container bag - Google Patents

Description

フレキシブノレコンテナバッグ

技術分野

明

本発明は、 可撓性を有するフレキシブルコンテナバッグに係り、 特に パレツト機能を備えたフレキシブル田コンテナバッグに関する。

背景の技術

従来から、 プラスチック製の織布ゃシート等を用いて可撓性を有する コンテナバッグを製作し、 このコンテナパッグ内に各種貨物を積付けて 輸送するようにしたフレキシブルコンテナバッグは一般に知られてい る。

ところで、 従来のフレキシブルコンテナバッグは、 コンテナとしての 機能のみを有する構造であるため、 フォークリフトを用いて取扱う際に は、 フレキシブルコンテナバッグとは別にパレットを必要とするという 問題がある。

そこで一部では、 コンテナバッグの底部両側に切欠きを設けて、 中央 部のみが下方に突出した形状とし、 フォークを用いた運搬の際には、 こ の突出部両側の切欠き部分にフォークリフトのフォークを揷入するよう にしたフレキシブルコンテナパッグが提案されている。

前記従来のフレキシブルコンテナバッグにおいては、 パレツトを必要 としないことから、 取扱いが容易である等の多くの利点を有している 力 コンテナバッグの底部が平坦でないため、 保管時の安定性が悪いと いう問題があり、 またコンテナバッグをフォークリフトを用いて運搬す る際に、 コンテナバッグがフォークリフトのフォーク上に単に載置され ているだけの状態であるため、 コンテナバッグの底部が湾曲した場合に は、 コンテナバッグがフォーク上から脱落するおそれがあるという問題 もある。

本発明は、 かかる現況に鑑みなされたもので、 パレットを用いること なく、 フォークリフトを用いて運搬することができるとともに、 コンテ ナバッグ本体内に重量物が収容されている場合であつても、 フォークポ ケット内にフォークリフトのフォークを何等支障なく挿入することがで き、 またフォークリフトでの運搬中に、 コンテナバッグ本体がフォーク 上から脱落するおそれがなく、 しかも保管時の安定性も極めてよぃフレ キシブルコンテナバッグを提供することを目的とする。

本発明の他の目的は、 フォークポケット部材の製作が容易で、 しかも フォークのフォークポケット内への挿入が容易なフレキシブルコンテナ バッグを提供するにある。

本発明の他の目的は、 フォークポケット内にフォークを揷入した際 に、 フォークポケット部材における突出部の先端部分が、 フォークボケ ット内に卷き込まれることがないフレキシブルコンテナバッグを提供す

O t る。

本発明の他の目的は、 コンテナパッグ本体内に重量物が満杯に収容さ れている場合であっても、 フォークをフォークポケット内に容易に挿入 することができるフレキシプルコンテナバッグを提供するにある。 本発明の他の目的は、 フォークポケットのフォーク揷入端を、 常時開 いた状態にしておくことができるフレキシブルコンテナパッグを提供す るに fcる。

本発明の他の目的は、 フォークをフォークポケット内に容易に挿入す ることができ、 しかもコンテナバッグ本体内に貨物を収容するだけで、 フォークポケットのフォーク挿入端を開くことができるフレキシブ コ 提供するにある。

本発明の他の目的は、 コンテナバッグ本体内が空の状態あるいは少量 の貨物が収容されている状態であっても、 フォークリフトのフォーク を、 フォークポケット内にスムースに挿入することができ、 フォークボ ケット部材が皺になってフォークを揷入することができないといった不 具合がないフレキシブルコンテナバッグを提供するにある。

本発明の他の目的は、 コンテナバッグ本体内に、 レジンのような流動 性のある貨物が収容されている場合であっても、 コンテナバッグ本体が フォークから脱落してしまうといった不具合がないフレキシブルコンテ ナバッグを提供するにある。

本発明の他の目的は、 コンテナバッグ本体内に、 詰まると流動性のな い米のような貨物が収容されている場合であっても、 フォークポケット 部材とフォークとの間の抵抗を小さく して、 フォークポケット内へのフ オークの挿入を、 スムースに行なうことができるフレキシブルコンテナ バッグを提供するにある。

本発明のさらに他の目的は、 コンテナバッグ本体内に貨物が収容され ていない状態で、 フォークリフ 1、のフォークをフォークポケット内に揷 入する場合であっても、 コンテナバッグ本体が移動してフォークを挿入 できないといつた不具合がないフレキシブルコンテナパッグを提供する にある。 発明の開示

本発明は、 可撓性を有し、 底部がほぼ平坦状のコンテナバッグ本体 と ； このコンテナバッグ本体の底部に設けられ、 コンテナバッグ本体に 取付けられた状態において実質的に筒状をなすフォークポケットを形成 する軟質のフォークポケット部材と ； を設け、 前記フォークポケット部 材の少なく ともフォーク挿入側先端下面を、 コンテナバッグ本体の外縁 よりも外方に突出させるようにしたことを特徴とする。 そして、 コンテ ナバッグ本体の底部にフォークポケット部材を設けることで、 パレツト を用いることなく、 フォークリフトを用いて運搬することが可能とな る。 また、 フォークポケット部材の少なくともフォーク揷入側の先端下 面を、 コンテナバッグ本体の外縁よりも外方に突出させることで、 コン テナバッグ本体内に満杯に貨物が収容されている場合であっても、 フォ ークをフォークポケット内に容易に揷入することが可能となる。

本発明また、 フォークポケット部材におけるフォーク挿入側の先端部 を、 コンテナバッグ本体の外縁よりも外方に筒状に突出させ、 かつ突出 部の上半部と下半部とを切離すようにしたことを特徴とする。 そしてこ れにより、 フォークポケット部材を容易に製作することが可能となると ともに、 フォークをフォークポケット内に容易に挿入することが可能と なる。

本発明はまた、 フォークポケット部材における突出部の少なくとも下 半部に、 増剛性処理を施すようにしたことを特徴とする。 そしてこれに より、 フォークをフォークポケット内に揷入する際に、 フォークポケッ ト部材の突出部が、 フォークポケット内に巻き込まれることがなくな り、 フォークをフォークポケット内にスムースに揷入することが可能と なる。

本発明はまた、 コンテナバッグ本体に、 フォークポケット部材におけ る突出部の上半部を上方に引揚げる引上げ部材を設けるようにしたこと を特徴とする。 そしてこれにより、 コンテナバッグ本体内に重量物が満 杯に収容されている場合であっても、 フォークポケット部材の先端部が ラッパ状に開いた状態となり、 フォークをフォークポケット内に容易に 挿入することが可能となる。 本発明はまた、 フォークポケット部材における突出部の上半部に、 上 方に突出に湾曲する揷入端補強材を設けるようにしたことを特徴とす る。 そしてこれにより、 フォークポケットのフォーク挿入端を、 常時開 いた状態にすることが可能となる。

本発明はまた、 フォークポケット部材における突出部の上半部を、 上 方に引上げた状態でコンテナバッグ本体の外面に固定するようにしたこ とを特徴とする。 そしてこれにより、 フォークをフォークポケット内に 容易に揷入することが可能となり、 しかもコンテナバッグ本体内に貨物 を収容するだけで、 フォークポケットのフォーク揷入端を開くことが可 能となる。 また、 コンテナバッグ本体が、 下段のコンテナバッグ本体上 に段積みされるような場合であっても、 フォークポケットの位置を、 外 部から容易に視認することが可能となる。

本発明はまた、 フォークポケット部材の少なくとも内面上部を、 ブラ スチックフィラメントを用いた織布で形成するようにしたことを特徴と する。 そしてこれにより、 フォークポケットの内面上部が、 所定の剛性 を有する滑り易い面となり、 コンテナパッグ本体内に貨物が収容されて いない状態で、 フォークをフォークポケット内に挿入した場合であって も、 フォークポケット部材が皺になってフォークを挿入できないといつ た不具合がない。

本発明はまた、 織布を、 フォーク揷入方向に延在する縦糸が細径で横 糸が太径のプラスチックフィラメントを用いて形成するようにしたこと を特徴とする。 そしてこれにより、 コンテナバッグ本体内に、 レジンの ような流動性のある貨物が収容されている場合であっても、 コンテナパ ッグ本体がフォークから脱落してしまうといつた不具合がない。

本発明はまた、 織布を、 フォーク挿入方向に延在する縦糸が太径で横 糸が細径のプラスチックフィラメントを用いて形成するようにしたこと を特徴とする。 そしてこれにより、 コンテナバッグ本体内に、 詰まると 流動性のない米のような貨物が収容されている場合であっても、 フォー クポケット部材とフォークとの間の抵抗を小さくして、 フォークのフォ ークポケット内への挿入を、 スムースに行なうことが可能となる。 本発明はさらに、 コンテナバッグ本体またはフォークポケット部材の うちの少なくともいずれか一方の接地面に、 難滑処理を施すようにした ことを特徴とする。 そしてこれにより、 コンテナバッグ本体内に貨物が 収容されていない状態で、 フォークリフトのフォークを、 フォークポケ ット内に挿入する場合であっても、 コンテナバッグ本体が移動してフォ 一クを揷入できないといった不具合がない。 図面の簡単な説明

第 1図は、 本発明の第 1の実施の形態に係るフレキシブルコンテナパ ッグを示す構成図である。

第 2図は、 第 1図の側面図である。

第 3図は、 第 1図のコンテナバッグ本体の下面側から見た構成図であ る。

第 4図は、 フォークポケット部材の詳細を示す拡大断面図である。 第 5図は、 第 4図の V— V線断面図である。

第 6図は、 本発明の第 2の実施の形態を示す第 5図相当図である。 第 7図は、 挿入端補強材の形状を示す説明図である。

第 8図は、 本発明の第 3の実施の形態を示す第 5図相当図である。 第 9図は、 第 8図の側面図である。 発明を実施するための最良の形態

以下、 本発明を図面を参照して説明する。 第 1図ないし第 3図は、 本発明の第 1の実施の形態に係.

ルコンテナパッグを示すもので、 このフレキシプノレコンテナパッグ 1 は、 可撓性を有し底部がほぼ平坦面状をなす容器状のコンテナバッグ本 体 2を備えており、 このコンテナバッグ本体 2の底部には、 図示しない フォークリフトのフォークを挿入するための筒状のフォークポケット P を形成するための可撓性のフォークポケット部材 3が二箇所に取付けら れている。 そして、 その下面側には、 フォークポケット部材 3を下面側 から覆って、 コンテナバッグ本体 2に着脱可能に連結されるボトムカバ 一 4が配設されるようになっている。

前記各フォークポケット部材 3は、 第 4図および第 5図に示すよう に、 下面側に内面材 6が取付けられた上面材 5と、 上面側に内面材 8が 取付けられた下面材 7とを備えており、 これら両面材 5 , 7は、 第 3図 およぴ第 5図に示すように、 その長手方向両端部がコンテナバッグ本体 2の外縁よりも外方に突出するように長さ設定されている。 そして、 こ の突出部は、 第 5図に示すように、 帯状の縁包み材 9 , 1 0で包んで縫 合されて増剛性処理が施されており、 これにより、 フォークをフォーク ポケット P内に挿入した際に、 各面材 5， 7の端部がフォークポケット P内に巻き込まれないよう考慮されている。

また、 前記両面材 5， 7は、 第 1図ないし第 5図に示すように、 コン テナバッグ本体 2の底部に対応する部分のみがコンテナパッグ本体 2に 縫合され、 したがって、 両面材 5 , 7の長手方向両端部は、 相互に切離 された状態となっている。 そしてこれにより、 フォークポケット P内に フォークを容易に挿入することができるようになっている。

前記上面材 5の縁包み材 9が鏠合された部分には、 第 5図に示すよう に、 リング状のロープ通し材 1 1が縫合されており、 上面材 5の長手方 向両端部は、 コンテナバッグ 2の側面に設けた引上げ紐 1 2をロープ通 し材 1 1に結束することにより、 上方に引上げられるようになってい る。 そしてこれにより、 フォークポケット部材 3の先端部を上下にラッ パ状に拡げて、 フォークをフォークポケット P内に容易に挿入できるよ うになっている。

一方、 前記両内面材 6 , 8は、 例えば P Pモノフィラメントを用いた 織布で形成されており、 そのフィラメントの繊度は、 4 0 0 d (デニー ル） ないし 2 0 0 0 dの間で選択され、 かつフォーク揷入方向に延在す る縦糸とこれに直交する横糸とは、 相互に異なる径のフイラメントが用 いられるようになっている。

すなわち、 縦糸を細径， 横糸を太径にした場合には、 フォークリフト のフォークとの間の抵抗が多少高めになる。 このため、 フレキシブルコ ンテナバッグ 1内に、 例えばレジンのような流動性のある貨物が収容さ れている場合には、 縦糸が細径， 横糸が太径の織布を用いることによ り、 運搬中にフレキシブルコンテナバッグ 1がフォークから脱落するの を、 有効に防止することができる。

一方、 縦糸を太径, 横糸を細径にした場合には、 フォークリフトのフ オークとの間の抵抗が多少低めになる。 このため、 フレキシブルコンテ ナパッグ 1内に、 詰まると流動性がない例えば米のような貨物が収容さ れている場合には、 縦糸が太径， 横糸が細径の織布を用いることによ り、 フォークのフォークポケット P内への揷入をスムースに行なうこと ができ、 フォークが引掛かって挿入できないといった不具合がない。 前記ボトムカバー 4におけるフォークポケット部材 3の並設方向両端 縁には、 第 1図および第 2図に示すように、 複数の結束リング 1 3がそ れぞれ取付けられており、 ボトムカパー 4は、 前記各結束リング 1 3を コンテナバッグ本体 2の側面に設けた結束紐 1 4に結束することによ り、 コンテナバッグ本体 2に連結されるようになっている。 なお、 この ボトムカバー 4は、 必要に応じ省略することもできるが、 その際、 コン テナバッグ本体 2の底部に、 排出口がある場合には、 異物混入防止用の 保護カバーで前記排出口を覆うようにすることが好ましい。

しかして、 コンテナバッグ本体 2の底部に、 フォークポケット部材 3 がー体に取付けられているので、 パレットを用いることなく、 コンテナ バッグ本体 2を容易かつ安全に、 フォークリフトで運搬することができ る。

なお、 前記第 1の実施の形態においては、 各内面材 6 , 8を、 P Pモ ノフィラメントを用いた織布で形成する場合について説明したが、 フォ —クリフトのフォークとの間の滑りをより良好にする必要がある場合に は、 P Eモノフィラメントを用いた織布で各内面材 6 , 8を形成するよ うにすればよい。

第 6図および第 7図は、 本発明の第 2の実施の形態を示すもので、 前 記第 1の実施の形態におけるロープ通し材 1 1および引上げ紐 1 2に代 え、 揷入端補強材 2 0を用いるようにしたものである。

すなわち、 上面材 5におけるコンテナバッグ本体 2の外縁よりも外方 に突出する部分には、 第 6図に示すように、 例えばプラスチック製の口 ープ等で形成される挿入端補強材 2 0がそれぞれ配されており、 これら 各挿入端補強材 2 0は、 例えば上面材 5および内面材 6で包んで縫製す ることにより、 上面材 5に固定されるとともに、 その形状は、 第 7図に 示すように、 上方に凸に湾曲している。 そしてこれにより、 フォークポ ケット Pの端部を、 常時開いた状態にしておくことができるようになつ ている。

なお、 その他の点については、 前記第 1の実施の形態と同一構成とな つており、 作用も同一である。

し力 して、 揷入端補強材 2 0を設けることにより、 フォークポケット 0

Pの端部を常時開いておくことができ、 フォークリフトのフォークを、 フォークポケット Pに容易に挿入することができる。

第 8図および第 9図は、 本発明の第 3の実施の形態を示すもので、 前 記第 1の実施の形態におけるロープ通し材 1 1および引上げ紐 1 2を省 略し、 上面材 5の端部を、 コンテナバッグ本体 2の外面に直接固定する とともに、 コンテナバッグ本体 2およびフォークポケット部材 3の接地 面に、 難滑シート 3 0を配するようにしたものである。

すなわち、 上面材 5におけるコンテナパッグ本体 2の外縁よりも外方 に突出する部分は、 第 8図および第 9図に示すように、 上方に引上げら れた状態で、 コンテナバッグ本体 2の外面に縫製等の方法で固定されて おり、 またコンテナバッグ本体 2および下面材 7の接地面には、 E V A シートまたはゴムシート等の難滑シート 3 0がラミネート， 糊貼り， 縫 製等の方法により一体に設けられている。

なお、 その他の点については、 前記第 1の実施の形態と同一構成とな つており、 作用も同一である。

しかして、 上面材 5の端部をコンテナバッグ本体 2の外面に固定する ことにより、 コンテナバッグ本体 2内に貨物を収容すれば、 上面材 5の 端部が上方に引張られることになる。 このため、 フォークポケット Pの 端部を開くことができる。 また、 上面材 5の端部がコンテナバッグ本体 2の外面に露出しているので、 フォークポケット Pの位置を容易に視認 することができる。 また、 難滑シート 3 0により、 フレキシブルコンテ ナバッグ 1の滑りが防止され、 コンテナバッグ本体 2内に貨物が収容さ れていない状態で、 フォークポケット P内にフォークリフトのフォーク を揷入しようとした際に、 フレキシブルコンテナバッグ 1が移動してフ オークを揷入することができないといった不具合がない。

なお、 前記各実施の形態においては、 フォークポケット部材 3の上面 側にも下面側にも、 内面材 6， 8を配設する場合について説明したが、 少なくとも上面材 5側にのみ内面材 6を設ければ、 所期の効果は期待で さる。

また、 前記各実施の形態においては、 內面材 6， 8を、 モノフィラメ ントを用いた織布で形成する場合について説明したが、 プラスチックィ ルムを用いて形成するようにしてもよい。

ただし、 プラスチックフィルムを用いる場合には、 その滑り摩擦係数 を、 表 1に示す範囲とすることが好ましく、 またその強度は、 表 2に示 す値とすることが好ましいことが、 本発明者等の実験により確認されて いる。 表 1

表 2

また、 前記各実施の形態においては、 上面材 5も下面材 7も、 その長 手方向両端部がコンテナパッグ本体 2の外縁よりも外方に突出している 場合ついて説明したが、 少なくとも下面材 7の長手方向両端部が、 コン テナバッグ本体 2の外縁よりも外方に突出していれば、 所期の効果を得 ることができる。

また、 前記各実施の形態においては、 フォークポケット部材 3が、 完 全に筒状をなす場合について説明したが、 例えば帯状の部材をコンテナ パッグ本体 2の底部に縫合して、 フォークポケット部材 3とするように 以上説明したように本発明は、 可撓性を有し、 底部がほぼ平坦状のコ ンテナバッグ本体と ； このコンテナバッグ本体の底部に設けられ、 コン テナバッグ本体に取付けられた状態において実質的に筒状をなすフォー クポケットを形成する軟質のフォークポケット部材と ； を設け、 前記フ オークポケット部材の少なくともフォーク挿入側先端下面を、 コンテナ バッグ本体の外縁よりも外方に突出させるようにしているので、 コンテ ナバッグ本体の底部にフォークポケット部材を設けることで、 パレット を用いることなく、 フォークリフトを用いて運搬することができる。 ま た、 フォークポケット部材の少なくともフォーク揷入側の先端下面を、 コンテナバッグ本体の外縁よりも外方に突出させることで、 コンテナバ ッグ本体内に満杯に貨物が収容されている場合であっても、 フォークを フォークポケット内に容易に挿入することができる。

本発明また、 フォークポケット部材におけるフォーク揷入側の先端部 を、 コンテナバッグ本体の外縁よりも外方に筒状に突出させ、 かつ突出 部の上半部と下半部とを切離すようにしているので、 フォークポケット 部材を容易に製作することができるとともに、 フォークをフォークボケ ット内に容易に揷入することができる。

本発明はまた、 フォークポケット部材における突出部の少なくとも下 半部に、 増剛性処理を施すようにしているので、 フォークをフォークポ ケット内に挿入する際に、 フォークポケット部材の突出部が、 フォーク ポケット内に卷き込まれることがなくなり、 フォークをフォークポケッ ト内にスムースに揷入することができる。

本発明はまた、 コンテナバッグ本体に、 フォークポケット部材におけ る突出部の上半部を上方に引揚げる引上げ部材を設けるようにしている ので、 コンテナバッグ本体内に重量物が満杯に収容されている場合であ つても、 フォークポケット部材の先端部がラッパ状に開いた状態とな り、 フォークをフォークポケット内に容易に揷入することができる。 本発明はまた、 フォークポケット部材における突出部の上半部に、 上 方に突出に湾曲する揷入端補強材を設けるようにしているので、 フォー クポケットのフォーク挿入端を、 常時開いた状態にすることができる。 本発明はまた、 フォークポケット部材における突出部の上半部を、 上 方に引上げた状態でコンテナパッグ本体の外面に固定するようにしてい るので、 フォークをフォークポケット内に容易に挿入することができ、 しかもコンテナバッグ本体内に貨物を収容するだけで、 フォークボケッ トのフォーク挿入端を開くことができる。 また、 コンテナバッグ本体 が、 下段のコンテナバッグ本体上に段積みされるような場合であって も、 フォークポケットの位置を、 外部から容易に視認することができ る。

本発明はまた、 フォークポケット部材の少なくとも内面上部を、 ブラ スチックフィラメントを用いた織布で形成するようにしているので、 フ オークポケット部材の内面上部が、 所定の剛性を有する滑り易い面とな り、 コンテナバッグ本体内に貨物が収容されていない状態で、 フォーク をフォークポケット内に挿入するような場合であっても、 フォークボケ ット部材が皺になってフォークを揷入できないといつた不具合がない。 本発明はまた、 織布を、 フォーク挿入方向に延在する縦糸が細径で横 糸が太径のプラスチックフィラメントを用いて形成するようにしている 4 ので、 コンテナバッグ本体内に、 レジンのような流動性のある貨物が収 容されている場合であっても、 コンテナバッグ本体がフォークから脱落 してしまうといった不具合がない。

本発明はまた、 織布を、 フォーク揷入方向に延在する縦糸が太径で横 糸が細径のプラスチックフィラメントを用いて形成するようにしている ので、 コンテナバッグ本体内に、 詰まると流動性のない米のような貨物 が収容されている場合であっても、 フォークボケット部材とフォークと の間の抵抗を小さくして、 フォークのフォークポケット内への揷入を、 スムースに行なうことができる。

本発明はさらに、 コンテナパッグ本体またはフォークポケット部材の うちの少なくともいずれか一方の接地面に、 難滑処理を施すようにして いるので、 コンテナバッグ本体内に貨物が収容されていない状態で、 フ オークリフトのフォークを、 フォークポケッ 1、内に挿入する場合であつ ても、 コンテナパッグ本体が移動してフォークを揷入できないといった 不具合がない。 産業上の利用分野

以上のように、 本発明に係るフレキシブルコンテナバッグは、 パレツ ト機能を備えたフレキシブルコンテナバッグとして有用であり、 特にコ ンテナバッグ本体内に重量物が収容されている場合であっても、 フォー クリフトのフォークをフォークポケット内に容易に揷入することがで き、 しかも運搬時や保管時の安定性もよいフレキシブルコンテナバッグ として適している。

Claims

5 請 求 の 範 囲

1 . 可撓性を有し、 底部がほぼ平坦状のコンテナバッグ本体と ；この コンテナバッグ本体の底部に設けられ、 コンテナパッグ本体に取付けら れた状態において実質的に筒状をなすフォークポケットを形成する軟質 のフォークポケット部材と ；を備え、 前記フォークポケット部材は、 少 なくともフォーク揷入側先端下面が、 コンテナバッグ本体の外縁よりも 外方に突出していることを特徴とするフレキシブルコンテナバッグ。

2 . フォークポケット部材は、 そのフォーク挿入側の先端部がコンテ ナバッグ本体の外縁よりも外方に筒状に突出し、 かつ突出部の上半部と 下半部とが切離されていることを特徴とする請求の範囲第 1項記載のフ レキシブノレコンテナバッグ。

3 . フォークポケット部材における突出部の少なくとも下半部は、 増 剛性処理が施されていることを特徴とする請求の範囲第 2項記載のフレ キシブノレコンテナノくッグ。

4 . コンテナバッグ本体は、 フォークポケット部材における突出部の 上半部を上方に引上げる引上げ部材を有していることを特徴とする請求 の範囲第 2項または第 3項記載のフレキシブルコンテナバッグ。

5 . フォークポケット部材における突出部の上半部は、 上方に凸に湾 曲する挿入端補強材を有していることを特徴とする請求の範囲第 2項記 載のフレキシプノレコンテナバッグ。

6 . フォークポケット部材における突出部の上半部は、 上方に引上げ られた状態でコンテナバッグ本体の外面に固定されていることを特徴と する請求の範囲第 2項または第 3項記載のフレキシブルコンテナパッ グ。

7 . フォークポケット部材の少なくとも内面上部は、 プラスチックフ イラメントを用いた織布で形成されていることを特徴とする請求の範囲 第 1項， 第 2項， 第 3項または第 5項記載のフレキシブルコンテナバッ グ。

8 . 織布は、 フォーク揷入方向に延在する縦糸が細径で横糸が太径の プラスチックフィラメントを用いて形成されていることを特徴とする請 求の範囲第 7項記載のフレキシブルコンテナバッグ。

9 . 織布は、 フォーク挿入方向に延在する縦糸が太径で横糸が細径の プラスチックフィラメントを用いて形成されていることを特徴とする請 求の範囲第 7項記载のフレキシブルコンテナバッグ。

1 0 . コンテナバッグ本体またはフォークポケット部材のうちの少 なくともいずれか一方の接地面は、 難滑処理が施されていることを特徴 とする請求の範囲第 1項記載のフレキシブルコンテナパッグ。