WO2004039900A1 - インクセット及び該インクセットを用いた記録方法、記録システム、記録物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、色再現範囲が広く、彩度が高く、ドット表現による粒状性が目立つことなく、光沢感のある記録画像を得ることができ、特に、塗工層を有するメディアに適用した場合にドット表現による粒状性を極めて抑制でき、普通紙に適用した場合に発色性の極めて優れた記録画像を得ることのできるインクセットを提供することを目的とする。本発明は、イエローインク(Y)、マゼンタインク(M)、シアンインク(C)及びレッドインク(R)を少なくとも備えるインクセットであって、前記各インクの1000倍希釈水溶液のCIEで規定のLab表示系におけるL*値が、下記の範囲内にあるインクセットを提供するものである。(Y);89以上94以下、(M);76以上93以下、(C);74以上87以下、(R);55以上74以下。

Description

インクセット及び該インクセットを用いた記録方法、記録システム、記録物 技術分野
本発明は、 イェロー、 マゼンタ及ぴシアンの 3色のインクと、 これら以外の 特色インクとしてのレツドインクとを少なくとも備えたインクセットに関し、 詳細には、 色再現範囲が広く、 彩度明が高く、 ドット表現による粒状性が目立つ ことなく、 光沢感のある記録画像を得ることができ、 特に、 塗工層を有するメ ディアに適用した場合にドット表現による書粒状性を極めて抑制でき、普通紙に 適用した場合に発色性の極めて優れた記録画像を得ることのできるインクセ ット及ぴ該インクセッ トを用いた記録方法、 記録システム、 記録物に関する。 背景技術
顔料ィンクは、一般に、染料ィンクに比して印刷物の画像堅牢性に優れてお り、サインやディスプレイ市場向けのワイ ドフォーマツトのカラーインクジェ ット記録用インク等、その特性を活かした種々の用途において使用されている。 このカラーインクジエツト記録においては、通常、減法混色の 3原色であるィ エロー (γ) 、 マゼンタ (M) 及びシアン (C ) の 3色の顔料インクを備えた 3色インクセット、 あるいはこれにブラック ( K) を加えた 4色ィンクセット を用いて種々の色相を表現することが行われている。
しかし、 前記 3色又は 4色インクセットは、 色再現範囲が狭い、 2次色以上 の印刷部分 (混色部分) の彩度が低下する等の問題があり、 銀塩写真や製版印 刷等に匹敵する高画質の印刷物を提供し得るレベルには至っていない。
また、 彩度の低下の問題に対しては、 これを高めるべく、 YMCの各色イン クの顔料濃度を増加する方法や、 YM Cの各色ィンクの記録媒体への打ち込み 量を増加する方法等が採られてきたが、何れの方法も光沢感の低下を招き、 記 録媒体として光沢紙を用いても写真調の風合いが得られないという欠点があ つた。 また、 3原色 (YM C ) インクだけで彩度を効率的に広げるためには、 減法混色に適した理想的な分光特性を持った Y M Cインク用の顔料種を選択 しなければならず、 更に耐光性、 耐ガス性等に優れた顔料種となるとその数は 限られており、 このような限られた顔料種の中で、 上記のように顏料濃度の増 加により彩度を高めようとしても、 3原色の色相変化や、 ィンクジェットプリ ンタのノズルの目詰り等を起こすおそれがあり、 効果的ではない。 '
また、 色!?現範囲の広い顔料インクセットとして、 特開 2 0 0 0— 3 5 1 9 2 8号公報には、 YM Cの 3色の顔料インクに加えて、 それぞれ特定の顔料を 含有するオレンジ、グリーン及ぴヴアイォレツトのうちの少なくとも 1色を備 えたカラープリント用カラ一ィンクジェットインクセッ 卜が開示されている (特許文献 1 ) が、 このインクセットは、 彩度の再現範囲が十分に広いとは言 えず、 光沢感の低下を招かずに彩度を高めることはできなかった。 特に、 画像 をドットにより表現した際に粒状性の目立ち(ドットが肉眼で粒状に視認でき る程度の状態) を招かずに朱色の彩度を高めることはできなかった。 また、 W 0 9 9 / 0 5 2 3 0号公報には、 YM C Kの 4色の顔料インクに加えてオレン ジ及ぴグリーンの 2色の特色顔料インクを備えたインクセットが開示されて いる (特許文献 2 ) 力 S、 このインクセットは、 パステル調の色のような明度が 高く彩度の低い色の再現性には優れるものの、 それ以外の色に関しては、 前記 インクセットと同様、 彩度の再現範囲が不十分で、 光沢感の低下を招かずに彩 度を高めることはできなかった。
また、 従来の顔料インクセットを用いて形成された記録物の画像は、 照明す る光源が変わると記録画像の色相が変化する現象、即ちいわゆるメタメリズム を起こすという問題があった。 このメタメリズムは、 特に YM Cの 3色のィン クにより形成されたコンポジットプラックやグレー系の色相部分で顕著に見 られ、 画質低下の一因となっている。
このような従来のインクセットにおける問題点を解決すべく、特に粒状性が 目立つことなく、 高彩度、 高光沢感のある印刷物の提供を目的として、 YM C の 3色の特定顔料インクに加えてレツド及び Z又はヴアイォレツトの特定特 色顔料インクを備えたインクセット等、種々のインクセットが提案されている 力 その効果は未だ十分な程度には至っていない。 その理由は、 インクセット を適用する記録媒体の種類によって改善すべき効果が異なるという問題にあ る。例えば、インクセットを写真用紙等の塗工層を有するメディア(記録媒体) に低解像度で適用した場合には、記録の際のドット表現による粒状性が特に目 立ってしまうという問題がある。 また、 インクセットを普通紙 (被記録面に繊 維が露呈している記録媒体) に適用した場合には、 暗部 (記録媒体上での C I E LAB色空間において定義される L*値が 40前後) の発色性が特に低下し てしまうという問題がある。
また、 形成される画像によっては、 その反射光が一定して白色化せず、 他の 色に反射して見えることがあり、 画像の品質低下を招く場合があった。 このた め、 画像の反射光を白色化し得るインクセットの開発も望まれていた。
〔特許文献 1〕 特開 2000— 351 928号公報
〔特許文献 2〕 WO 99 Z 05230号公報
従って、 本発明の目的は、 色再現範囲が広く、 彩度が高く、 ドット表現によ る粒状性が目立つことなく、 光沢感のある記録画像を得ることができ、 特に、 塗工層を有するメディアに適用した場合にドット表現による粒状性を極めて 抑制でき、普通紙に適用した場合に発色性の極めて優れた記録画像を得ること のできるインクセットを提供することにある。
また、 本発明の別の目的は、 上記の優れた性能に加えて、 下記 (1) 〜 (6) のインクセットを提供することにある。
(1) 画像の反射光を白色化し、 メタメリズムの低減された高品質の画像を得 ることのできるインクセット。
(2) 高彩度なマゼンタカラーの発色性に優れ、 メタメリズムの低減された高 品質の画像を得ることのできるインクセット。
(3) 普通紙における特定色相角の暗部の発色に優れ、 メタメリズムの低減さ れた高品質の画像を得ることのできるィンクセット。
(4) 高彩度なオレンジ' レツドカラー領域の発色性に優れ、 メタメリズムの 低減された高品質の画像を得ることのできるインクセット。
(5) 低明度かつ高彩度なオレンジとレッドを同時に発色でき、 かつ耐ガス性 の良好な高品質の画像を得ることのできるインクセット。 ( 6 ) 画像の反射光を白色化し、 変退色が抑制された高品質の画像を得ること のできるィンクセット。
また、 本発明の更に別の目的は、 インクジエツト記録用インクセットとして の信頼性の高いインクセットを提供することにある。
また、 本発明の更に別の目的は、 色再現範囲が広く、 彩度が高く、 ドット表 現による粒状性が目立つことなく、 光沢感のある記録画像を得ることができ、 特に、塗工層を有するメディアに適用した場合にドット表現による粒状性を極 めて抑制でき、普通紙に適用した場合に発色性の極めて優れた記録画像を得る ことのできる記録方法及ぴ記録システムを提供することにある。
また、 本発明の更に別の目的は、 色再現範囲が広く、 彩度が高く、 ドット表 現による粒状性が目立たず、 光沢感があり、 特に、 塗工層を有するメディアを 用いた場合にドット表現による粒状性が極めて抑制され、普通紙を用いた場合 に発色性が極めて優れた記録画像を有する記録物を提供することにある。 発明の開示
本発明者は、 鋭意研究した結果、 イェローインク、 マゼンタインク、 及ぴシ アンインクの 3色系とともに、 特色インクとしてレツドインクを備え、 前記各 インクの所定の条件下での C I E— L a bにおける L *値が特定の範囲内にあ るインクセットが、 前記目的を達成し得ることの知見を得た。
本発明は、 前記知見に基づきなされたもので、 イェローインク (Y) 、 マゼ ンタインク (M) 、 シアンインク ( C ) 及びレツドィンク ( R ) を少なくとも 備えるインクセットであって、 前記各ィンクの 1 0 0 0倍希釈 (重量基準、 以 下同じ) 水溶液の C I Eで規定の L a b表示系における L *値が、 下記の範囲 内にあるインクセットを提供するものである。
(Y ) ; 8 9以上 9 4以下、 (M) ; 7 6以上 9 3以下、 (C ) ; 7 4以上 8 7以下、 (R ) ; 5 5以上 7 4以下
本発明のインクセットは、 前記の構成からなるものであるため、 色再現範囲 が広く、 彩度が高く、 ドット表現による粒状性が目立つことなく、 光沢感のぁ る記録画像を得ることができ、 特に、 塗工層を有するメディアに適用した場合 にドット表現による粒状性を極めて抑制でき、普通紙に適用した場合に発色性 の極めて優れた記録画像を得ることができる。
また、 本発明は、 前記イエロ1 f ンクが C. I . ビグメントイエロー 74を 2. 0〜4. 0重量%含み、 前記マゼンタインクが C. I . ピグメントヴアイ 才レッ ト 1 9を 1. 7〜3. 0重量0 含み、 前記シアンインクが C. I . ビグ メントブルー 1 5 : 3を 0. 5〜2. 5重量0 /0含み、 前記レッドインクが C.
1. ビグメントレッ ド 1 77を 2. 2〜2. 8重量0 /0含む、 前記インクセッ ト を提供するものである。 このインクセットによれば、 前記の優れた性能に加え て、 特に画像の反射光を白色化し、 メタメリズムの低減された高品質の画像を 得ることができる。
また、 本発明は、 前記イエロ一^ f ンクが C. I . ビグメントイエロー 74を
2. 0〜4. 0重量0 /0含み、 前記マゼンタインクが C. I . ピグメントヴアイ ォレッ ト 1 9を 1. 7〜3. 0重量0 /0含み、 前記シアンインクが C. I . ビグ メントブルー 1 5 : 3を0. 5〜2. 5重量%含み、 前記レッドインクが C . I . ビグメントレッ ド 1 78を 1. 6〜2. 3重量0 /0含む、 前記インクセッ ト を提供するものである。 このインクセットによれば、 前記の優れた性能に加え て、 特に、 高彩度なマゼンタカラーの発色性に優れ、 メタメリズムの低減され た高品質の画像を得ることができる。
また、 本発明は、 前記イェローインクが C. I . ビグメントイエロー 74を 2. 0〜4. 0重量0 /0含み、 前記マゼンタインクが C. I . ピグメントヴアイ ォレッ ト 1 9を 1. 7〜3. 0重量0 /。含み、 前記シアンインクが C. I . ビグ メントブルー 1 5 : 3を 0. 5〜2. 5重量0 /0含み、 前記レッドインクが C.
1. ビグメントレッド 264を 1. 8〜2. 4重量0 /0含む、 前記インクセット を提供するものである。 このインクセットによれば、 前記の優れた性能に加え て、 特に、 普通紙における特定色相角の暗部の発色に優れ、 メタメリズムの低 減された高品質の画像を得ることができる。
また、 本発明は、 前記イェローインクが C. I . ビグメントイエロー 74を
2. 0〜4. 0重量%含み、 前記マゼンタインクが C. I . ピグメントヴアイ ォレッ ト 1 9を 1. 7〜3. 0重量%含み、 前記シアンインクが C. I . ビグ メントプル一 1 5 : 3を 0. 5〜2. 5重量0 /0含み、 前記レッ ドインクが C.
1. ビグメントレッド 254を 4. 0〜6. 0重量含む、 前記インクセットを 提供するものである。このインクセットによれば、前記の優れた性能に加えて、 特に、 高彩度なオレンジ ' レツドカラー領域の発色性に優れ、 メタメリズムの 低減された高品質の画像を得ることができる。 .
また、 本発明は、 前記イェローインクが C. I . ビグメントイエロー 74を
2. 0〜4. 0重量%含み、 前記マゼンタインクが C. I . ピグメントレッ ド 202若しくは 1 22を 1. 1〜1. 7重量0»含み、 前記シアンインクが C.
1. ビグメントブルー 1 5 : 3を0. 5〜2. 5重量0 /0含み、 前記レッドィン クが C. I . ビグメントレッド 254を 4. 0〜6. 0重量含む、 前記インク セットを提供するものである。 このインクセットによれば、 前記の優れた性能 に加えて、 特に、 低明度かつ高彩度なオレンジとレッ ドを同時に発色でき、 か っ耐ガス性の良好な高品質の画像を得ることができる。
また、 本発明は、 前記イェローインクが C. I . ビグメントイエロー 74を 2. 0〜4. 0重量0 /。含み、 前記マゼンタインクが C. I . ビグメントレッ ド 202若しくは 1 22を 0. 1〜: 1. 5重量0 /0及び C . I . ビグメントレッ ド
209若しくは 20 7を 0. 1〜1. 5重量。 /0含み、 前記シアンインクが C. I . ビグメントブルー 1 5 : 3を 0. 5〜2. 5重量0 /0含み、 前記レッドイン クが C. I . ビグメントレッ ド 1 77を 2. 2〜2. 8重量0 /0含む、 前記イン クセットを提供するものである。 このインクセットによれば、 前記の優れた性 能に加えて、 特に画像の反射光を白色化し、 変退色が抑制された高品質の画像 を得ることができる。
また、本発明は、 前記インクセットを用いて画像を形成する記録方法を提供 するものである。 この記録方法によれば、 色再現範囲が広く、 彩度が高く、 ド ット表現による粒状性が目立つことなく、光沢感のある記録画像を得ることが でき、 特に、 塗工層を有するメディアに適用した場合にドット表現による粒状 性を極めて抑制でき、普通紙に適用した場合に発色性の極めて優れた記録画像 を得ることができる。
また、 本発明は、 前記インクセットを用いて画像を形成する記録システムを 提供するものである。 この記録システムによれば、 色再現範囲が広く、 彩度が 高く、 ドット表現による粒状性が目立つことなく、 光沢感のある記録画像を得 ることができ、 特に、 塗工層を有するメディアに適用した場合にドット表現に よる粒状性を極めて抑制でき、普通紙に適用した場合に発色性の極めて優れた 記録画像を得ることができる。
また、 本発明は、 前記インクセットを用いて画像が形成されてなる記録物を 提供するものである。 この記録物は、 色再現範囲が広く、 彩度が高く、 ドット 表現による粒状性が目立たず、 光沢感があり、 特に、 塗工層を有するメディア を用いた場合にドット表現による粒状性が極めて抑制され、普通紙を用いた場 合に発色性が極めて優れた記録画像を有するものである。 図面の簡単な説明
第 1図は、実施例 A及び参考例の各ィンクセットで得られた記録物それぞれ における色相角と彩度との関係を示すグラフである。
第 2図は、実施例 A及び参考例の各インクセットで得られた記録物それぞれ における彩度と明度との関係を示すグラフである。
第 3図は、実施例 A及び参考例の各インクセットで得られた記録物それぞれ における色相角と彩度との関係を示すグラフである。
第 4図は、実施例 A及び参考例の各インクセットで得られた記録物それぞれ における彩度と明度との関係を示すグラフである。
第 5図は、実施例 B及ぴ参考例の各インクセットで得られた記録物それぞれ における色相角と彩度との関係を示すグラフである。
第 6図は、実施例 B及び参考例の各インクセットで得られた記録物それぞれ における彩度と明度との関係を示すグラフである。 発明を実施するための最良の形態
〔インクセット〕
以下、 先ず、 本発明のインクセットについて、 その好ましい実施形態に基づ き説明する。 (実施形態 Aのインクセット)
本発明のインクセットは、 その一実施形態として、各インクの 1000倍希 釈水溶液の C I E (Commission Internationale d' Eclairage;国際照明委員 会) で規定の L a b表示系における L*値が、 イェローインク (Y) ; 8 9以 上 94以下、 マゼンタインク (M) ; 76以上 8 3未満、 シアンインク (C) ; 74以上 8 7以下、 レッドインク (R) ; 6 7. 5以上 6 9未満、 の各範囲内 にあるインクセット (以下、 実施形態 Aのインクセットという) を提供するこ とができる。
前記 L*値は、 更に、 下記範囲内にあることが本発明の効果を向上し得る点 で好ましい。
(Y) ; L*: 89〜 93、 特に .90〜 9 3、 とりわけ 90〜 92、 就中 9 1〜 92。 (M) ; L*: 77〜82、 特に 78〜8 2、 とりわけ 79〜 82、 就中 8 1〜82。 (C) ; L*: 75〜86、特に 76〜85、 とりわけ 77〜8 3、 就中 79〜8 1。 (R) ; L*: 67. 5〜6 8. 8、 特に 6 7. 7〜6 8. 7、 とりわけ 6 7. 8〜68. 6、 就中 68〜68. 5。
ここで、 前記 L*値は、 例えば、 日立製作所社製の U 3 300等を用いて、 D 6 5光源、視野角 2度において測定することにより得ることができる(以下、 その他のインクでも同様) 。
また、 本実施形態 Aのィンクセットに用いられる前記各ィンクの、 1 000 倍希釈水溶液の C I Eで規定の L a b表示系における a *値及ぴ b*値は、次の 各範囲内にあることが好ましい。
(Y) ; a *: - 14 8、 b*: 1 02 〜 1 1 5
(M) ; a *: 3 1〜 5 1 、 b *:— 1 7 〜一 1 0
(C) ; a *: -40 ― 24 、 b *: 一 3 7〜 ― 22
(R) ; a *: 42〜 5 9 、 b *:— 5〜一 0 5
前記 a*値及び前記 b*値も、 前記 L*値と同様に、 例えば、 日立製作所社製 の U 3300等を用いて測定することにより得ることができる (以下、 その他 のインクでも同様) 。
本実施形態 Aのインクセットが備える各インクに含まれる色材 (着色剤) と しては、 記録物の画像堅牢性に優れる等の観点から顔料が好ましい。 また、 顔 料としては、 無機顔料及び有機顔料を使用することができ、 それぞれ単独又は 複数種混合して用いることができる。 前記無機顔料としては、 例えば、 酸化チ タン及び酸化鉄の他に、 コンタク ト法、 ファーネス法、 サーマル法等の公知の 方法によって製造されたカーボンブラック等が使用できる。 また、 前記有機顔 料としては、 ァゾ顏料 (ァゾレーキ、 不溶性ァゾ顔料、 縮合ァゾ顏料、 キレー トァゾ顔料等を含む) 、 多環式顔料 (例えば、 フタロシア-ン顔料、 ペリレン 顔料、 ペリノン顔料、 アントラキノン顔料、 キナタリ ドン顔料、 ジォキサジン 顔科、 チォインジゴ顔料イソインドリノン顔料、 キノフラロン顔料等) 、 染料 キレート (例えば、 塩基性染料型キレート、 酸性染料型キレート等) 、 -トロ 顔料、 ニトロソ顔料、 ァニリンブラック等が使用できる。 具体的には、 以下に 説明するように、 各色ィンクに応じて所望の顔料が用いられる。
本実施形態 Aに用いられるイェロ^ f ンクとしては、 例えば、 C. I . ビグ メントイエロー 74を 2. 0〜4. 0重量%、 特に 2. 5 ~ 3. 5重量0 /0、 と りわけ 2. 7〜3. 3重量%含むものが好ましく挙げられる。 尚、 イエローイ ンクとしては、 これに限られず、 所定の L*値を有する限り色材の種類や含有 量が特に制限されず、例えば、 C. I . ビグメントイエロー 1 , 2, 3, 1 2, 1 3, 1 4, 1 6, 1 7, 73, 74, 75, 83, 93, 95, 9 7, 98, 109, 1 10, 1 1 4, 1 28, 1 29, 1 38, 1 39, 1 47, 1 50, 1 5 1, 1 54, 1 5 5, 1 80, 1 85等の 1種又は 2種以上を、 インクが 所定の L*値の範囲内となるように適宜な量で使用したものであってもよい。 また、 イェローインクにおける色材以外の成分については、 各インク併せて後 述する。
本実施形態 Aに用いられるマゼンタインクとしては、 例えば、 C. I . ビグ メントヴァイオレット 1 9を 1. 7〜 3. 0重量0 /。、特に 1. 7〜 2. 5重量0 /0、 とりわけ 1. 8〜2. 3重量%含むものが好ましく挙げられる。特に、この C. I . ピグメントヴアイォレツト 1 9を使用することにより、 メタメリズムが低 減された高品質の画像を得ることができるため好ましい。 尚、 マゼンタインク としては、 これに限られず、 所定の L*値を有する限り色材の種類や含有量が 特に制限されず、 例えば、 C. I . ビグメントレッ ド 5, 7, 1 2, 48 (C a) , 48 (Μη) , 57 (C a) , 57 : 1 , 1 1 2, 1 22, 1 23, 1 6 8, 1 84, 202, 209 ; C. I . ビグメントヴァイオレット 1 9等の 1 種又は 2種以上を、 インクが所定の L*値の範囲内となるように適宜な量で使 用したものであってもよい。 また、 マゼンタインクにおける色材以外の成分に ついては、 各インク併せて後述する。
また、 マゼンタインクとして、 その 1 000倍希釈水溶液の紫外可視透過吸 収率から算出される、 C I Eで規定の XYZ表示系における Y値が 5 5である 場合に、 同 Z値が 83以下であるものを用いれば、 低解像度でもメタメリズム が極めて良好で粒状性をより抑制でき、 かつ、 色再現†生に更に優れる画像が得 られるため好ましい。
本実施形態 Aに用いられるシアンインクとしては、 例えば、 C. I . ピグメ ントブルー 1 5 : 3を 0 · 5〜2. 5重量0 /0、 特に 1. 0〜2. 0重量0 /0、 と りわけ 1. 2〜1. 8重量%含むものが好ましく挙げられる。 尚、 シアンイン クとしては、 これに限られず、 所定の L*値を有する限り色材の種類や含有量 が特に制限されず、例えば、 C. I . ビグメントブルー 1 , 2, 3, 1 5 : 3, 1 5 : 4, 1 5 : 34, 1 6, 22, 60 ; C. I . ノ ットブルー 4, 60等 の 1種又は 2種以上を、 インクが所定の L*値の範囲内となるように適宜な量 で使用したものであってもよい。 また、 シアンインクにおける色材以外の成分 については、 各インク併せて後述する。
本実施形態 Aに用いられるレッ ドインクとしては、 例えば、 C. I . ピグメ ントレッ ド 1 77を 2. 2〜2. 8重量0 /0、 特に 2. 3〜2. 8重量0 /0、 とり わけ 2. 4〜2. 7重量%含むものが好ましく挙げられる。特に、 この C. I . ビグメントレツド 1 77を使用することにより、画像の反射光を白色化できる ため好ましい。 尚、 レッ ドインクとしては、 これに限られず、 所定の L*値を 有する限り色材の種類や含有量が特に制限されず、 例えば、 C. I . ビグメン トオレンジ 5 , 43及び 62並びに C. I . ピグメントレッド 1 7, 49 : 2, 1 1 2, 149, 1 77, 1 78, 1 8 8, 25 5及び 264等の 1種又は 2 種以上を、 ィンクが所定の L*値の範囲内となるように適宜な量で使用したも のであってもよい。 また、 レッドインクにおける色材以外の成分については、 各インク併せて後述する。
本実施形態 Aのィンクセットは、 このようなレツドィンクを備えているため、 イエローインクとマゼンタインクの 2色を混合して画像を形成する場合より も、 低明度且つ高彩度な色も再現できるので、色再現範囲の広い画像を得るこ とができる。
本実施形態 Aのインクセットは、 前述した各インク、 即ち、 イェロー、 マゼ ンタ、シアン、及びレツドの各インクを少なくとも備えるものである力 更に、 1 000倍希釈水溶液の C I Eで規定の L a b表示系における L *値が 40以 上 58以下の範囲内にあるヴァイオレットインク (Vi) を備えることが、 シァ ンインクとマゼンタインクの 2色を混合して画像を形成する場合よりも、低明 度且つ高彩度な色も再現できるので色再現範囲の更に広い画像を得ることが できる点で好ましい。
ヴァイオレットインクに係る前記 L*値は、 更に、 42〜5 5、 特に 45〜 52の範囲内にあることが上記効果を一層向上し得る点で好ましい。
また、 ヴァイオレットインクの、 1000倍希釈水溶液の C I Eで規定の L' a b表示系における a *値及び b*値は、 次の各範囲内にあることが好ましい。 (Vi) ; a* : 56〜76、 b* : — 75〜一 56
ヴァイオレットインクとしては、 例えば、 C. I . ピグメントヴアイォレツ ト 23を 1. 0〜3. 0重量0 /0、 特に 1. 5〜2. 5重量0 /0、 とりわけ 1. 7 〜2. 3重量%含むものが好ましく挙げられる。 尚、 ヴァイオレットインクと しては、 これに限られず、 例えば、 C. I . ビグメントブル^ ·6 0並びに C. I . ビグメントヴァイオレット 3, 1 9, 23, 3 2, 36及び 38等の 1種 又は 2種以上を、 インクが好適な L*値の範囲内となるように適宜な量で使用 したものであってもよい。 また、 ヴァイオレットインクにおける色材以外の成 分については、 各インク併せて後述する。
本実施形態 Aのインクセットは、 前述した各インク、 即ち、 イェロー、 マゼ ンタ、 シアン、 及ぴレッドの各インクを少なくとも備え、 必要に応じてヴアイ ォレツトインクを備えるものであるが、 更に、 必要に応じてブラックインクを 備えることもできる。
ブラックインクとしては、 その色材として、 例えば、 ファーネスプラック、 ランプブラック、 アセチレンプラック、 チャネルブラック等のカーボンプラッ 'ク (C . I . ビグメントブラック 7 ) 類、 酸化鉄顔料等の無機顔料;ァュリン ブラック (C . I . ピグメントプラック 1 ) 等の有機顔料等を含むものが挙げ られる。 これらの顔料の中でも、 特にカーボンブラックを用いることが好まし く、 好ましいカーボンブラックの例として、 三菱化学製の No. 2300, No. 900, MCF88, No. 33, No. 40, No. 52, MA7, MA8, MA100, No. 2200B等、 コロンビア社 製の Raven5750, Raven5250, Raven5000, Raven3500, Ravenl255, Raven700 等、キヤボットネ土製の Regal 400R, Regal 400R, Regal 1660R, Mogul 1, Monarch 700, Monarch 800, Monarch 880, Monarch 900, Monarch 1000, Monarch 1100, Monarch 1300, Monarch 1400等、テグッサ社製の Color Black FW1, Color Black FW2, Color Black FW2V, Color Black FW18, Color Black FW200, Color Black S150, Color Black S160, Color Black S170, Printex 35, Printex U, Printex V, Printex 140U, Special Black 6, Special Black 5, Special Black 4A, Special Black 4等が挙げられる。
本実施形態 Aにおいては、 特に、 ブラックインクとして、 カーボンブラック を 3 . 0重量%以下含むもの〔以下、フォトブラックインク (P K) ともレ、う。〕 を備えることが、記録媒体として塗工層を有するメディアに適用した際の画像 の粒状性抑制と混合色の光沢に特に優れる点で好ましく、 また、 カーボンブラ ックを 3 . 0重量%超含むもの 〔以下、 マットブラックインク (MK) ともい う。 〕 を備えることが、 記録媒体として普通紙に適用した際の画像の発色性に 特に優れる点で好ましい。
これらのブラックインクは、 何れか一方のみで用いることもでき、 また両方 ともに用いることもできるが、 これらの両機能が得られる点で、 フォトプラッ クインク及ぴマツトブラックインクの両方とも備えることが望ましい。
フォトプラックインク中におけるカーボンブラックの含有量は、好ましくは 0 . 1〜3 . 0重量%、 更に好ましくは 1 . 0〜2 . 0重量%、 特に好ましく は 1 . 2〜1 . 8重量%である。 また、 フォトブラックインクとしては、 カー ボンブラックに加えて、更に、補色顔料として C . I . ビグメントブルー 1 5 : 3等のシアン顔料を 1 . 0重量%以下、 特に 0 . 2 5重量%以下で微量に含有 するものが、 記録画像に補色効果が得られる点で好ましい。
また、 フォトブラックインクは、 その 1 0 0 0倍希釈水溶液の C I Eで規定 の L a b表示系における L *値が、 4 2〜6 7、 特に 4 8〜6 0の範囲内にあ ることが好ましく、 同 a *値が、 一 2 . 7 5〜一 2 . 4 0の範囲内にあること が好ましく、 同 b *値が、 9〜1 4の範囲内にあることが好ましい。
一方、 マットブラックインク中におけるカーボンブラックの含有量は、 好ま しくは 4 . 0〜9 . 0重量%、 更に好ましくは 5 . 0〜8 . 0重量%、 特に好 ましくは 6 . 0〜7 . 0重量0 /0である。
また、 マツトブラックインクは、 その 1 0 0 0倍希釈水溶液の C I Eで規定 の L a b表示系における L *値が、 ◦. 1〜 1 6、 特に 2〜 1 0の範囲内にあ ることが好ましく、 同 a *値が、 1〜8の範囲内にあることが好ましく、 同 b * 値が、 1〜1 8の範囲内にあることが好ましい。
さらに、 本実施形態 Aのインクセットは、 前記のインク以外にも、 例えば、 前記マゼンタインクよりも色材濃度が高い濃マゼンタインクや、前記シアンィ ンクよりも色材濃度が高い濃シアンインク等の他のインクを 1種又は 2種以 上で備えていてもよい。
本実施形態 Aのインクセットが備える各インクは、色材として顔料を使用す るとともに、 該顔料を分散するための分散剤を含有するものが好ましい。 分散 剤としては、 この種の顔料ィンクにおけるものと同様のものを特に制限なく用 いることができ、 例えば、 カチオン性分散剤、 ァユオン性分散剤、 ノニオン性 分散剤や界面活性剤等が挙げられる。 ァニオン性分散剤の例としては、 ポリア クリル酸、 ポリメタタリル酸、 アタリル酸一ァタリロニトリル共重合体、 酢酸 ビニルーァクリル酸エステル共重合体、ァクリル酸ーァクリル酸アルキルエス テル共重合体、 スチレン一アクリル酸共重合体、 スチレンーメタクリル酸共重 合体、 スチレン一アクリル酸一アクリル酸アルキルエステル共重合体、 スチレ ンーメタクリル酸ーァクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン一 α—メ チルスチレン一ァクリル酸共重合体、スチレン一 α—メチノレスチレンーァク U ル酸ーァクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン—マレイン酸共重合体、 ビ-ルナフタレン一マレイン酸共重合体、 酢酸ビュル一エチレン共重合体、 酢 酸ビュル一脂肪酸ビュルエチレン共重合体、酢酸ビニルーマレイン酸エステル 共重合体、 酢酸ビニルーク口トン酸共重合体、酢酸ビニルーァクリル酸共重合 体等が挙げられる。 また、 ァニォン性界面活性剤の例としては、 ドデシルべン ゼンスルホン酸ナトリ ウム、 ラウリル酸ナトリ ウム、 ポリオキシエチレンアル キルエーテルサルフエ一トのアンモニゥム塩等が挙げられ、 ノエオン性界面活 性剤の例としては、 ポリオキシエチレンアルキルエーテル、 ポリオキシェチレ ンアルキルエステル、 ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、 ポリオ ポリオキシエチレンアルキルアミ ド等が挙げられ、 これらの 1種又は 2種以上 が用いられる。 特に、顔料の分散安定性を高める観点から、 スチレン一 (メタ) ァクリル酸共重合体を用いることが好ましい。
前記分散剤は、 前記各インク中において、 前記顔料の重量を基準として、 固 形分換算で、 通常 1 4 0重量%以下で含まれる。
特に、 イェローインク、 マゼンタインク、 シアンインク、 レッ ドインク、 ヴ アイォレッ トインク等のカラーインクにおいては、 前記分散剤は、 前記顔料の 重量を基準として、 固形分換算で好ましくは 2 0〜8 0重量%で、 最も好まし くは 4 0重量%含まれる。
一方、 ブラックインクについて、 マットブラックインクにおいては、 前記分 散剤を含んでいても含んでいなくてもよいが、 特に、 該分散剤を用いず (0重 量%) 、 且つ色材として、 自己分散型の顔料を用いることが、 記録画像の発色 性向上の点で好ましい。 尚、 自己分散型の顔料は、 顔料の表面に一 C O O H、 _ C H O、 一 O H、 一S O s H及びこれらの塩からなる群より選ばれる 1種又 は 2種以上等の官能基 (分散性付与基) を有するように処理された顔料であつ て、 分散剤を別途配合せずとも、 水系のインク中で均一に分散し得るものであ る。 ここでいう 「分散」 とは、 '自己分散型の顔料が分散剤なしに水中に安定に 存在している状態をいい、 分散している状態のもののみならず、 溶解している 状態のものも含むものとする。 また、 フォトブラックインクにおいては、 前記分散剤は、 記録画像の光沢性 向上の点で、 前記顔料の重量を基準として、 固形分換算で好ましくは 6 0〜 1 2 0重量%で、 最も好ましくは 1 0 0重量%含まれる。
また、 各インク量に対する分散剤の含有量は、 固形分換算で好ましくは 0 . ;! 〜 1 0重量%、 更に好ましくは 0 . 3〜 6重量。 /0である。
また、 本実施形態 Aのインクセットが備える各インクは、 インクジェッ ト記 録用に用いた場合に、ィンクの乾燥を防いでィンクジエツトプリンタのへッド での目詰まりを防止する観点から、 高沸点有機溶媒を含むものが好ましい。 高 沸点有機溶媒としては、例えば、エチレンダリコール、ジエチレングリコール、 トリエチレングリコール、 ポリエチレングリコ一ノレ、 ポリプロピレングリコー ル、 プロピレングリコー/レ、 ブチレングリコーズレ、 1 , 2, 6 一へキサント リ ォーノレ、 チォグリ コーノレ、 へキシレングリ コーノレ、 グリセリン、 ト リメチロー ルエタン、 トリメチロールプロパン等の多価アルコール類;エチレンダリコー ノレモノエチノレエーテノレ、 エチレングリコーノレモノプチノレエーテノレ、 ジエチレン グリコーノレモノメチノレエーテノレ、 ジエチレングリコー/レモノエチノレエーテノレ、 ジエチレングリ コールモノブチルエーテル、 トリエチレングリ コールモノメチ ルエーテル、 ト リエチレングリコールモノエチノレエーテノレ、 ト リエチレングリ コールモノプチノレエーテノレ等の多価アルコールのァノレキノレエーテノレ類;尿素、 2—ピロリ ドン、 N—メチルー 2 —ピロ リ ドン、 1 , 3—ジメチルー 2—イミ ダゾリジノン、 トリエタノールァミン等の有機アルカリ、 糖アルコール等の糖 類等が挙げられ、 これらの 1種又は 2種以上が用いられる。 特に、 トリエタノ ールァミン等の有機アル力リを添加することが、 色材の分散性を安定させ、 記 録画像の光沢を向上させるため好ましい。
前記高沸点有機溶媒は、 前記各インク中、 好ましくは 0 . 1 〜 3 0重量%、 更に好ましくは 0 . 5〜 2 0重量%含有される。
また、 本実施形態 Aのインクセットが備える各インクは、 記録媒体への濡れ 性を高めてィンクの浸透性を高める観点から、浸透促進剤を含有させることが できる。 浸透促進剤としては、 例えば、 メタノール、 エタノール、 i s o〜プ 口ピルアルコール等のアルコール類;エチレングリコールモノメチルェ "テル ジエチレングリ コーノレモノエチノレエーテノレ、 ジエチレングリ コ一ノレモノプチノレ エーテノレ、 トリエチレングリコーノレモノブチノレエーテ /レ、 プロピレングリ コー ノレモノプチノレエーテノレ、 ジプロピレンダリコーノレモノプチノレエーテノレ等の多価 アルコールの低級アルキルエーテル; 1, 2—ペンタンジオール、 1 , 2—へ キサンジオール等のジオール等が挙げられ、 これらの 1種又は 2種以上が用い られる。 特に、 ジエチレングリコールモノブチルエーテル、 トリエチレングリ コールモノブチルエーテル又は 1, 2一へキサンジオールを用いることが好ま しい。
前記浸透促進剤は、 前記インク中、 好ましくは 1〜2 0重量%、 更に好まし くは 1〜1 0重量。 /。含有される。
また、 本実施形態 Aのインクセットが備える各インクは、 前記浸透促進剤と 同様に、 記録媒体への濡れ性を高めてインクの浸透性を高める観点から、 ァニ オン性界面活性剤、 ノニオン性界面活性剤、 カチオン性界面活性剤、 両性界面 活性剤等の各種界面活性剤を用いることもでき、 特に、 アセチレングリコール 系化合物ゃシリコーン系化合物を用いることが好ましい。該アセチレンダリコ ール系化合物としては、 市販されているものを用いることができ、 例えば、 ォ ルフィン Y、 サーフィノール 8 2 , 4 4 0 , 4 6 5 , 4 8 5 , S T G , E 1 0 1 0 (何れも商品名、 エア 'プロダクツ 'アンド 'ケミカルズ社製) 等が挙げ られ、 これらの 1種又は 2種以上が用いられる。 特にサーフィノール 4 6 5を 用いることが好ましい。 また、 該シリコーン系化合物としては、 市販品として B Y K 3 4 8 (ビックケミージャパン製) 等のポリシロキサン系化合物を用い ることができる。該アセチレンダリコール系化合物及び/又は該シリコーン系 化合物は、前記インク中、好ましくは 0 . 0 1〜5重量。 /0、更に好ましくは 0 . 1〜0 . 5重量%含有される。
また、 本実施形態 Aのインクセットが備える各インクは、 インクの乾燥時間 を短縮する観点から、 低沸点有機溶媒を含むことができる。 該低沸点有機溶媒 としては、 例えば、 メタノール、 エタノール、 n—プロピルアルコール、 i s o一プロプルアルコ一ノレ、 n—ブタノ一ノレ、 s e cーブタノ一ノレ、 t e r t— ブタノール、 i s oーブタノール、 n—ペンタノール等が挙げられ、 これ の 1種又は 2種以上が用いられる。 特に、 一価アルコールが好ましい。
本実施形態 Aのインクセットが備える各インクは、 前述した顔料、 分散剤、 高沸点有機溶媒、 浸透促進剤、 アセチレングリコール系化合物及び/又はシリ コーン系化合物等の成分を含有し、 通常、 パランスとして水を含有するもので ある。 水は、 イオン交換水、 限外濾過水、 逆浸透水、 蒸留水等の純水又は超純 水を用いることが好ましい。 特に、 これらの水を、 紫外線照射又は過酸化水素 添加等により滅菌処理した水は、長期間に亘つて力ビゃバタテリァの発生が防 止されるので好ましい。
本実施形態 Aのインクセットが備える各インクには、 更に必要に応じて、 水 溶性ロジン類等の定着剤、 安息香酸ナトリゥム等の防黴剤 ·防腐剤、 アロハネ 一ト類等の酸化防止剤 ·紫外線吸収剤、 キレート剤、 酸素吸収剤、 p H調整剤 等の添加剤を含有させることができ、 これらの 1種又は 2種以上が用いられる。 本実施形態 Aのィンクセットが備える各ィンクは、従来公知の装置、例えば、 ボールミル、 サンドミル、 アトライター、 バスケットミル、 ロールミル等を使 用して、 従来の顔料インクと同様に調製することができる。 調製に際しては、 メンブレンフィルターゃメッシュフィルタ一等を用いて粗大粒子を除去する ことが好ましい。
本実施形態 Aのィンクセットは、画像を形成するための記録媒体として塗工 層を有するメディアに適用 (画像を形成) する場合に、 各ィンクの該メディア 上での D u t y 2 0 %の L *値 (C I E L A B色空間において定義される L * 値) が下記の範囲内になるものが好ましい。
(Y) ; 8 5〜9 5、 (M) ; 7 0〜8 0、 ( C ) ; 7 0〜8 0、 (R ) ; 6 2〜 7 2
尚、 この D u t y 2 0 %の *値は、 グレタグ社製「S P M- 5 0」 を用い、 光源 D 5 0、 視野角 2度で測定することができる (以下、 同様) 。
本明細書において、 「塗工層を有するメディア」 とは、 前述したインクセッ トを用いて画像を形成する面 (被記録面) が少なくとも塗工層で被覆されてい るものの全てを意味する。 この塗工層を有するメディアは、 通常、 8 5度光沢 度が 1 2 0以下のものが用いられる。 ここで、 8 5度光沢度は、 日本電色工業 株式会社製の 「PG 1M」 等を用いて測定される。 尚、 測定に際しては、 標準 光沢板の 85度光沢度が 1 00を示すように予め測定装置を調整しておく。 塗工層を有するメディアとしては、 85度光沢度が 70〜1 20である鏡面 調メディア、 例えば、 1 m以上離れたところから蛍光灯を当てた場合に該蛍光 灯の写像の輪郭が目視で確認できるような樹脂コート層を有するメディア等 が挙げられ、 その代表的な一例として、 85度光沢度が 8 1であるセイコーェ プソン社製の 「PGP P (Premium Glossy Photo Paper) 」 が挙げられる。 また、 塗工層を有するメディアの別の例としては、 85度光沢度が 1 0〜7 0であるセミグロス調メディアや、 85度光沢度が 1 0以下であるマツト調メ ディア等が挙げられる。
また、 本明細書において、 「Du t y」 とは、 下記式で定義され、 算出され る値 Dの単位を示すものである。
D= 〔実印字ドット数/ (縦解像度 X横解像度) 〕 X 1 00
また、 Du t y 1 00%とは、 画素に対する単色の最大インク重量を意味す る。
また、 本実施形態 Aのインクセットにおいては、 マゼンタインクの塗工層を 有するメディア上での Du t y 20%の *値が、 レツドインクの塗工層を有 するメディア上での Du t y 20%の1 *値の1. 0〜1. 2倍となるような、 マゼンタインク及びレツドィンクの組合せが好ましい。
また、 本実施形態 Aのインクセットにおいては、 シアンインクの塗工層を有 するメディア上での Du t y 20%のし*値も、 レツドインクの塗工層を有す るメディア上での Du t y 20%の L*値の 1. 0〜1. 2倍となるような、 シアンィンク及びレツドィンクの組合せが好ましい。
本実施形態 Aのインクセットは、 ヴアイォレツトインクを備える場合には、 該インクの塗工層を有するメディア上での Du t y 20%の L*値が (Vi) ; 47〜 5 7の範囲内にあるものが好ましい。
この場合には、マゼンタインクの塗工層を有するメディア上での Du t y 2 0%の1^*値が、 ヴアイォレツトインクの塗工層を有するメディア上での Du t y 20%の L*値の 1. 4〜1. 6倍となるような、 マゼンタインク及ぴヴ アイォレツトインクの組合せが好ましい。
また、 同様の場合に、 シアンインクの塗工層 ¾有するメディア上での D u t y 2 0 %の L *値も、 ヴアイォレツトインクの塗工層を有するメディァ上での D u t y 2 0 %の L *値の 1 . 4〜 1 . 6倍となるような、 マゼンタインク及 ぴヴァイオレットインクの組合せが好ましい。
本実施形態 Aのインクセットは、 その用途に特に制限はないが、 ノズルから インクの液滴を吐出させ、該液滴を記録媒体に付着させて文字や図形等の画像 を形成する記録方法であるインクジェット記録方法に用いられることが好ま しく、特にオンデマンド型のィンクジェット記録方法に用いられることが好ま しい。 オンデマンド型のインクジェット記録方法としては、 例えば、 プリンタ 一へッドに配設された圧電素子を用いて記録を行う圧電素子記録方法、プリン ターへッドに配設された発熱抵抗素子のヒーター等による熱エネルギーを用 いて記録を行う熱ジ ット記録方法等が挙げられ、何れのィンクジェット記録 方法にも好適に使用できる。
また、 本実施形態 Aのインクセットは、 前記のようにインクジェット記録方 法に用いた場合に、インクジエツト記録用インクセットとして信頼性が高いも のであり、 特に、 インクセット中の各ィンクを、 イ クジエツトプリンタのノ ズルの目詰り等を起こさない程度の顔料濃度とすることにより、色再現性が広 いにもかかわらず、ィンクジエツト記録用インクセットとして信頼性が更に高 いものとなる。
(実施形態 Bのインクセット)
本発明のインクセットは、他の一実施形態として、 各インクの 1 0 0 0倍希 釈水溶液の C I Eで規定の L a b表示系における L *値が、 イエローインク (Y) ; 8 9以上 9 4以下、 マゼンタインク (M) ; 7 6以上 8 3未満、 シァ ンインク (C ) ; 7 4以上 8 7以下、 レツドィンク (R ) ; 6 9以上 7 4以下、 の各範囲内にあるインクセット (以下、 実施形態 Bのインクセットという) を 提供することができる。
前記 L *値は、 更に、 下記範囲内にあることが本発明の効果を向上し得る点 で好ましい。 P T/JP2003/014069
20
(Y) ; L*: 89〜9 3、 特に 90〜9 3、 とりわけ 90〜92、 就中 9 1〜 92。 (M) ; L*: 77〜82、 特に 78〜8 2、 とりわけ 79〜8 2、 就中 8 1〜82。 (C) ; L*: 7 5~86、特に 76〜85、 とりわけ 7 7〜 8 3、 就中 7 9〜8 1。 (R) ; L*: 69〜7 3、 特に 69〜72、 とりわけ 70〜 72、 就中 70〜 71。
尚、 本実施形態 Bにおいて、 特に詳述しない点については、 前述した実施形 態 Aについて説明したことと同様である。 従って、 本実施形態 Bのインクセッ トにおける、 前記実施形態 Aと異なる部分以外は、 前記実施形態 Aで説明した 事項が適宜適用される。
本実施形態 Bのインクセットに用いられる前記レッドインク (R) の、 10
00倍希釈水溶液の C I Eで規定の L a b表示系における a *値及ぴ b*値は、 次の各範囲内にあることが好ましい。
(R) ; a* : 37〜57、 b* : 2〜l l
また、 本実施形態 Bに用いられるレッ ドインクとしては、 例えば、 C. I . ビグメントレッ ド 178を 1. 6〜 2. 3重量0 /0、特に 1. 7〜 2. 2重量0 /0、 とりわけ 1. 8〜2. 1重量%含むものが好ましく挙げられる。特に、この C.
1. ビグメントレッド 1 78を含むィンクを使用すれば、 前記の C . I . ビグ メントヴァイオレット 19を含むィンク等との組合わせが相俟って、高彩度な マゼンタカラーの発色を達成できるため好ましい。
本実施形態 Bのインクセットは、 このようなレツドインクを備えているため、 イエローインクとマゼンタインクの 2色を混合して画像を形成する場合より も、低明度且つ高彩度な色も再現できるので、 色再現範囲の広い画像を得るこ とができる。
(実施形態 Cのインクセッ ト) ' 本発明のィンクセットは、他の一実施形態として、 各インクの 1000倍希 釈水溶液の C I Eで規定の L a b表示系における L*値が、 イェローインク
(Y) ; 89以上 94以下、 マゼンタインク (M) ; 76以上 8 3未満、 シァ ンインク (C) ; 74以上 87以下、 レッ ドインク (R) ; 62以上 67. 5 未満、 の各範囲内にあるインクセット (以下、 実施形態 Cのインクセットとい う) を提供することができる。
前記 L*値は、 更に、 下記範囲内にあることが本発明の効果を向上し得る点 で好ましい。
(Y) ; L*: 89〜 93、 特に 90〜 93、 とりわけ 90〜 92、 就中 9 1〜 92。 (M) ; L*: 77〜82、 特に 78〜82、 とりわけ 79〜82、 就中 8 1〜82。 (C) ; L*: 75〜8 6、特に 76〜 85、 とりわけ 7 7〜 83、 就中 79〜 8 1。 (R) ; L*: 6 3〜6 7、 特に 64〜6 7、 とりわけ 6 5〜 6 7、 就中 66〜 6 7。
尚、 本実施形態 Cにおいても、 特に詳述しない点については、 前述した実施 形態 Aについて説明したことと同様である。 従って、 本実施形態 Cのインクセ ットにおける、 前記実施形態 Aと異なる部分以外は、 前記実施形態 Aで説明し た事項が適宜適用される。
本実施形態 Cのインクセッ トに用いられる前記レッ ドインク (R) の、 1 0 00倍希釈水溶液の C I Eで規定の L a b表示系における a *値及び b*値は、 次の各範囲内にあることが好ましい。
(R) ; a*: 42〜62、 b*: :!〜 1 0
また、 本実施形態 Cに用いられるレッドインクとしては、 例えば、 C. I . ピグメントレッ ド 264を 1. 8〜2. 4重量0 /0、特に 1. 8〜 2. 2重量0 /0、 とりわけ 1. 9〜2. 1重量%含むものが好ましく挙げられる。特に、この C. I . ビグメントレッド 264を使用することにより、 色相角 20〜 30度の暗 部の発色に優れた記録画像が得られるため好ましい。
本実施形態 Cのィンクセットは、 このようなレツドィンクを備えているため イエローインクとマゼンタインクの 2色を混合して画像を形成する場合より も、 低明度且つ高彩度な色も再現できるので、 色再現範囲の広い画像を得るこ とができる。
(実施形態 Dのインクセット)
本発明のィンクセットは、 他の一実施形態として、 各インクの 1000倍希 釈水溶液の C I Eで規定の L a b表示系における L*値が、 イェローインク (Y) ; 8 9以上 94以下、 マゼンタインク (M) ; 76以上 8 3未満、 シァ ンィンク (C) ; 74以上 8 7以下、 レツドィンク (R) ; 55以上 6 2未満、 の各範囲内にあるインクセット (以下、 実施形態 Dのインクセットと.いう) を 提供することができる。
前記 L*値は、 更に、 下記範囲内にあることが本発明の効果を向上し得る点 で好ましい。
(Y) ; L*: 89〜93、 特に 90〜9 3、 とりわけ 90〜92、 就中 9 1〜 92。 (M) ; L*: 7 7〜 82、 特に 7 8〜 8 2、 とりわけ 79〜 82、 就中 8 1〜82。 (C) ; L*: 75〜86、特に 76〜85、 とりわけ 7 7〜 8 3、 就中 79〜8 1。 (R) ; L*: 5 5〜 6 1、 特に 55〜 60、 とりわけ 56〜 59、 就中 5 7〜58。
尚、 本実施形態 Dにおいても、 特に詳述しない点については、 前述した実施 形態 Aについて説明したことと同様である。 従って、 本実施形態 Dのインクセ ットにおける、 前記実施形態 Aと異なる部分以外は、 前記実施形態 Aで説明し た事項が適宜適用される。
本実施形態 Dのインクセットに用いられる前記レッドインク (R) の、 1 0
00倍希釈水溶液の C I Eで規定の L a b表示系における a *値及ぴ b*値は、 次の各範囲内にあることが好ましい。
(R) ; a* : 74〜79、 b* : 3 6〜48
また、 本実施形態 Dに用いられるレッドインクとしては、 例えば、 C. I . ビグメントレッド 254を 4. 0〜6. 0重量0 /0、特に 4. 5〜5. 5重量0 /0、 とりわけ 4. 7〜5. 3重量%含むものが好ましく挙げられる。特に、この C.
1. ピグメントレッド 254を使用することにより、 高彩度なオレンジ · レツ ドカラー領域の発色を達成できるため好ましい。
本実施形態 Dのィンクセットは、 このようなレツドィンクを備えているため イエロ一^ f ンクとマゼンタインクの 2色を混合して画像を形成する場合より も、 低明度且つ高彩度な色も再現できるので、 色再現範囲の広い画像を得るこ とができる。
(実施形態 Eのインクセット)
本発明のインクセットは、 他の一実施形態として、 各インクの 1 000倍希 釈水溶液の C I Eで規定の L a b表示系における L*値が、 イェローインク (Y) ; 89以上 94以下、 マゼンタインク (M) ; 8 3以上 8 7未満、 シァ ンインク (C) ; 74以上 8 7以下、 レツ ドインク (R) ; 5 5以上 6 2未満、 の各範囲内にあるインクセット (以下、 実施形態 Eのインクセットという) を 提供することができる。
前記 L*値は、 更に、 下記範囲内にあることが本発明の効果を向上し得る点 で好ましい。
(Y) ; L*: 89〜93、 特に 90〜93、 とりわけ 90〜 92、 就中 9 1〜 92。 (M) ; L*: 8 3〜 86. 5、 特に 8 3〜 8 6、 とりわけ 84〜 86、 就中 84〜 8 5。 (C) ; L*: 75〜86、 特に 7 6〜8 5、 とりわけ 77〜 83、 就中 7 9〜 8 1。 (R) ; L*: 5 5〜6 1、 特に 55〜60、 とりわけ 56〜 59、 就中 5 7〜 58。
尚、 本実施形態 Eにおいても、 特に詳述しない点については、 前述した実施 形態 Aについて説明したことと同様である。 従って、 本実施形態 Eのインクセ ットにおける、 前記実施形態 Aと異なる部分以外は、 前記実施形態 Aで説明し た事項が適宜適用される。
本実施形態 Eのインクセットに用いられる前記マゼンタインク (M) 及び前 記レツドインク (R) それぞれの、 1 000倍希釈水溶液の C I Eで規定の L a b表示系における a *値及び b*値は、 次の各範囲内にあることが好ましい。
(M) ; a* : 1 7〜36、 b*: - 22 1 1
(R) ; a* : 74〜79、 b* : 3 6〜48
また、本実施形態 Eに用いられるマゼンタインクとしては、例えば、 C. I . ビグメントレッ ド 202若しくは 1 22を 1. 1〜 1. 7重量%、 特に 1. 2 〜1. 7重量%、 とりわけ 1. 4〜1. 6重量%含むものが好ましく挙げられ る。 特に、 この C. I . ビグメントレッド 202を含むインクを使用すれば、 本発明に係る他の各インクとの組合わせが相俟って、記録画像のメタメリズム 抑制と耐ガス性向上の両立ができるため好ましい。
本実施形態 Eに用いられるレッ ドインクとしては、 例えば、 C. I . ピグメ ントレッ ド 254を 4. 0〜6. 0重量0 /0、 特に 4. 5〜5. 5重量。 /0、 とり 9
24 わけ 4. 7〜5. 3重量%含むものが好ましく挙げられる。特に、 この C. I . ビグメントレツド 254を使用することにより、 高彩度なオレンジ' レツドカ ラー領域の発色を達成できるため好ましい。
本実施形態 Eのィンクセットは、このようなレツドィンクを備えているため、 イエローインクとマゼンタインクの 2色を混合して画像を形成する場合より も、 低明度且つ高彩度な色も再現できるので、 色再現範囲の広い画像を得るこ とができる。
(実施形態 Fのインクセッ ト)
本発明のィンクセットは、他の一実施形態として、 各インクの 1 000倍希 釈水溶液の C I Eで規定の L a b表示系における L*値が、 イェローインク (Y) ; 89以上 94以下、 マゼンタインク (M) ; 8 7以上 93以下、 シァ ンインク (C) ; 74以上 87以下、 レッ ドインク (R) ; 6 7. 5以上 6 9 未満、 の各範囲内にあるインクセット (以下、 実施形態 Fのインクセットとい う) を提供することができる。
前記 L*値は、 更に、 下記範囲内にあることが本発明の効果を向上し得る点 で好ましい。
(Y) ; L*: 8 9〜 9 3、 特に 90〜 9 3、 とりわけ 90〜 92、 就中 9 1〜 92。 (M) ; L*: 87〜92、 特に 8 7〜9 1、 とりわけ 88〜 90、 就中 88〜89。 (C) ; L*: 75〜86、特に 76〜85、 とりわけ 7 7〜8 3、 就中 79〜8 1。 (R) ; L*: 6 7. 5〜68. 8、特に 6 7. 7〜6 8. 7、 とりわけ 6 7. 8〜68. 6、 就中 68〜68. 5。
尚、 本実施形態 Fにおいても、 特に詳述しない点については、 前述した実施 形態 Aについて説明したことと同様である。 従って、 本実施形態 Fのインクセ ットにおける、 前記実施形態 Aと異なる部分以外は、 前記実施形態 Aで説明し た事項が適宜適用される。
本実施形態' Fのインクセットに用いられる前記マゼンタインク (M) の、 1 000倍希釈水溶液の C I Eで規定の L a b表示系における &*値及ぴ13*値 は、 次の各範囲内にあることが好ましい。
(M) ; a* : 1 5〜 26、 b* : — 1 3〜一 7 また、本実施形態 Fに用いられるマゼンタインクとしては、例えば、 C. I . ビグメントレッド 202若しくは 1 22を 0. 1〜: 1. 5重量0 /0、 特に 0. 2 5〜1. 25重量%、 とりわけ 0. 5〜1. 2重量0 /0、 及び C. I . ビグメン トレッド 20 9若しくは 207を 0. 1〜: . 5重量0 /0、 特に 0. 2 5〜1. 25重量%、 とりわけ 0. 5〜 1. 2重量%の両方を含むものが、 メタメリズ ムの低減された高品質の画像を得られる点で好ましく挙げられる。
〔記録方法〕
次に、 本発明の記録方法について説明する。
本発明は、 前述したインクセットを用いて画像を形成する記録方法、 即ち前 述した所定の各 L*値を有する、イエローインク (Y)、マゼンタインク (M)、 シアンインク (C) 及ぴレッドインク (R) を少なくとも備えるィンクセット を用いて画像を形成する方法であり、 特に、 前述した各実施形態のインクセッ トを用いる記録方法が好適である。 尚、 本発明の記録方法は、 前記インクセッ トを用いる点以外については、通常のインクジエツト記録方法等と同様にして 実施される。
本発明の記録方法としては、 特に、 複数色の前記インクの液滴をそれぞれ吐 出させ、 記録媒体上に、 YMCのうち 1色 (単色) を形成する場合には、 その 色に対応するインクにより画像を形成し、 2次色以上の混色部分 (YMCイン ク単独では形成できない色) を形成する場合には、 YMCインクのうち少なく とも 2種と Rインク、又は YMCインクのうち少なくとも 2種と Rインクと前 述した所定の L*値を有するヴァイオレットインク (Vi) 、 又はこれらインク に加えてフォトブラックインク (PK) やマットブラックインク (MK) により、 該混色部分を形成するインクジェット記録方法を好適に提供するものである。 また、本発明の記録方法としては、 2次色以上の混色部分を形成する場合に、 形成する記録画像のメディア上での C I E LAB色空間において定義される 知覚色度指数 a*及ぴ b*の範囲に応じて、 以下の如き組み合わせで各ィンクを 用いることが、メタメリズムの低減された高品質な画像が得られるため好まし い。
即ち、 前記覚色度指数 a*及び b*が、 それぞれ、 a* =約一 50〜約 50、 b * =約一 5 0〜約 5 0の範囲にある混色部分、 即ち、 白色と黒色との間の色 相群の 1色 (例えば、 グレー色) の混色部分を形成する場合、 少なくとも、 ィ エロー、 マゼンタ及びシアンの 3色のィンクと、 レツドィンク及びノ又はヴァ ィォレットインクとを用いる。 また、 これらのインク以外のインク、 例えば、 フォトブラックインク、マツトブラックインク等を更に備えて適宜用いてもよ レ、。
上記のように白色と黒色との間の色相群の 1色の混色部分を形成する場合、 レツドィンク及び/又はヴアイォレツトインクの単位面積当たりのィンク打 ち込み量は、 該混色部分の形成に用いられるインク総打ち込み量に対して、 好 ましくは 1 0〜 9 0重量%更に好ましくは、 3 0〜5 0重量%でぁる。
また、 前記知覚色度指数 a *及び b *が、 それぞれ、 a * =約— 4 0〜約 9 0、 b * =約 _ 4 0〜約 1 0 0の範囲にある混色部分、 即ち、 イェロー色とマゼン タ色との間の色相群の 1色 (例えば、 オレンジ色や赤色) の混色部分を形成す る場合、 少なくとも、 イェロー及びマゼンタの 2色のィンクと、 レツドィンク とを用いる。この場合、レツドインクの単位面積当たりのインク打ち込み量は、 該混色部分の形成に用いられるインクの総打ち込み量に対して、 好ましくは、 1 0〜9 0重量%、 更に好ましくは、 3 0〜5 0重量%である。
また、 前記知覚色度指数 a *及び b * 力 S、 それぞれ、 a * =約ー5 0〜約 1 ◦ 0、 b * =約一 1 0〜約一 8 0の範囲にある混色部分、 即ち、 マゼンタ色と シアン色との間の色相群の 1色 (例えば、 ヴァイオレット色や青色) の混色部 分を形成する場合、 少なくとも、 マゼンタとシアンの 2色のィンクと、 ヴアイ ォレットインクとを用いる。 この場合、 ヴァイオレットインクの単位面積当た りのィンク打ち込み量は、該混色部分の形成に用いられるィンクの総打ち込み 量に対して、 好ましくは、 1 0〜9 0重量%、 更に好ましくは、 3 0〜5 0重 量%である。
本発明の記録方法においては、 単色の画像を形成する場合に、 イエロ一^ f ン ク、 マゼンタインク、 レッ ドインクをそれぞれ単独で使用し、 2次色以上の混 色部分を形成する場合に、 イェローインク、 マゼンタインク、 レッドインク、 マットブラックインクを混合して使用することが、色再現性に特に優れる点で 好ましい。
この際、 単独で使用するインクの最大 Du t yは、適用する記録媒体の種類 に応じて適宜選択できるが、 60〜 1 20%とすることが好ましく、 その最大 インク量は、 7〜1 6ιη§ ί η。 1ι2 とすることが好ましい。 また、 混合し て使用するインクの最大 Du t yは、 8 0〜1 30%とすることが好ましく、 その最大インク量は、 9〜1 8mgZ i n c h2 とすることが好ましい。
また、 本発明の記録方法においては、 単色の画像を形成する場合に、 マゼン タインク、 シアンインク、 ヴァイオレットインクをそれぞれ単独で使用し、 2 次色以上の混色部分を形成する場合に、 マゼンタインク、 シアンインク、 ヴァ ィォレツトインクを混合して使用することが、メタメリズムの抑制に特に優れ る点で好ましい。
この際にも、 単独で使用するインクの最大 D u t yは、適用する記録媒体の 種類に応じて適宜選択できるが、 6ひ〜 1 20%とすることが好ましく、 その 最大インク量は、 7〜1 6mg/ i n c h2 とすることが好ましい。 また、混 合して使用するインクの最大 Du t yは、 80〜1 30%とすることが好まし く、 その最大インク量は、 9〜1 8mgZ i n c h2 とすることが好ましい。 また、 本発明の記録方法は、 インクジエツト記録方法等において通常用いら れる記録媒体に制限なく適用できるが、 以下に説明するように、 特に、 塗工層 を有するメディアや、 普通紙 (被記録面に繊維が露呈している記録媒体) に適 用する場合には有用である。
即ち、 本発明の記録方法を、 塗工層を有するメディアに適用する場合には、 画像を形成した際のドット表現による粒状性の目立ちを極めて抑制すること ができ、 高品質な画像を得ることができる。
本発明の記録方法においては、塗工層を有するメディアに適用する場合には、 前記インクセット中の各インクの該メディア上での Du t y 20%の1^*値が 下記の範囲内になるように行うことが好ましい。
(Y) ; 85〜95、 (M) ; 70〜80、 (C) ; 70〜80、 (R) ; 6 2〜 72
また、 本発明の記録方法においては、 塗工層を有するメディアに適用する場 合に、 マゼンタインクの塗工層を有するメディア上での Du t y 20%の L* 値が、 レツドイングの塗工層を有するメディア上での D u t y 20%の乙*値 の 1. 0〜1. 2倍となるように行うことが好ましい。
また、 本発明の記録方法においては、 塗工層を有するメディアに適用する場 合に、 シアンインクの塗工層を有するメディア上での D u t y 20%の L*値 も、 レツドインクの塗工層を有するメディア上での Du t y 20%の1^*値の 1. 0〜1. 2倍となるように行うことが好ましい。
さらに、 本発明の記録方法においては、 塗工層を有するメディアに適用する 場合に、 更にヴアイォレツトインクを用いて、 該インクの塗工層を有するメデ ィァ上での D u t y 20 %の L*値が (Vi) ; 47〜 5 7の範囲内となるよう に行うことが好ましい。
同様の場合に、 ヴァイオレットインクを用いるときには、 マゼンタインクの 塗工層を有するメディア上での D u t y 20%の *値が、 ヴアイォレツトイ ンクの塗工層を有するメディア上での D u t y 20%の乙*値の 1. 4〜 1. 6倍となるように行うことが好ましい。
また、 同様の場合に、 ヴァイオレットインクを用いるときには、 シアンイン クの塗工層を有するメディア上での D u t y 20%の *値も、 ヴアイォレツ トインクの塗工層を有するメディア上での Du t y 20%の *値の1. 4〜 1. 6倍となるように行うことが好ましい。
一方、 本発明の記録方法を、 普通紙 (被記録面に綠維が露呈している記録媒 体) に適用する場合には、 混色部分の画像を形成する際に、 インクの打ち込み 量を比較的少量にして、 高発色の画像を形成できるので、 紙シヮ等の変形や、 紙の裏面への着色を抑制することができる。 また、 前述したインクセットを用 いる本発明の記録方法によれば、普通紙において発色性が極めて優れた記録画 像が得られ、 特に従来得られなかった高彩度で低明度 (暗部) の発色が可能と なる。
普通紙としては、 例えば、 「X e r o x P」 、 「X e r o x 4024j (以 上、 商品名、 X e r o x社製) 、 上質普通紙 (セイコーエプソン社製) 等が好 適で 3Dる。 本発明の記録方法においては、 D u t y 1 0 0 %のインク重量が、 7〜1 3 mg/inch 2 、 特に 7〜 1 O mgZinch2 となるように画像を形成することが好 ましい。
〔記録システム〕
本発明は、前述したインクセットを用いて画像を形成する記録システムであ り、 特に、 前述した各実施形態のインクセットを用いるインクジエツトプリン タ等の記録装置その他の記録システムが好適である。
〔記録物〕
本発明は、前述したィンクセットを用いて画像が形成されてなる記録物であ り、 特に、 前述した各実施形態のインクセットを用いたものが好適である。 〔変更形態〕
本発明は、 前述した各実施形態を好適に提供するものであるが、 これらの実 施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である c
〔実施例〕
以下に、 本発明の実施例及び試験例を挙げて、 本発明をより具体的に説明す るが、 本発明は、 斯かる実施例により何等制限されるものではない。
〔実施例 Aのィンクセッ ト〕
下記組成のイエローインク、マゼンタインク、シアンィンク、レッドインク、 ヴアイォレツトインク、フォトブラックインク、及ぴマットブラックインクを、 それぞれ常法に従い調製した。 即ち、 着色剤成分を分散剤成分と共に分散させ た後、 他の成分を加えて混合し、 一定以上の大きさの不溶成分を濾過して、 ィ ンクを調製した。 得られた各インクを組み合わせて、 実施例 Aのインクセット とした。
<イェローィンク >
C . I . ビグメントイエロー 7 4 3 . 0重量0 /0 分散剤 (スチレン—アクリル酸共重合体) 1 . 2重量%
グリセリン 1 5 . 0重量0 /0
1, 2—へキサンジオール 1 0 . 0重量0 /0 トリエタノールアミン 0 . 9重量0 /0 B YK348 (シリコン系界面活性剤) 0
イオン交換水
Figure imgf000032_0001
00. 0重量0 /0
<マゼンタインク >
C. I . ピグメントヴアイォレツ ト 1 9 2 0重量% 分散剤 (スチレン一アクリル酸共重合体) 0 8重量% グリセリン 15 0重量%
1, 2—へキサンジ才ーノレ 10 0重量% トリエタノールァミン 0
B Y K 348 (シリコン系界面活性剤) 0
イオン交換水
I† 100. 0重量% くシアンィンク >
C. I . ピグメントブルー 1 5 : 3 1
分散剤 (スチレン一アクリル酸共重合体) 0 6重量% グリセリン 15 0重量%
1, 2—へキサンジォーノレ 10 0重量% トリエタノールァミン 0 9重量%
BYK 348 (シリコン系界面活性剤) 0 3重量% イオン交換水
!f 1 00. 0重量% ぐレツドインク >
C. I . ピグメントレッド 1 77 2. 5重量% 分散剤 (スチレン一アクリル酸共重合体) 0重量% グリセリン 15. 0重量%
1, 2—へキサンジォ一ノレ 10. 0重量% トリエタノールァミン 0.
BYK348 (シリコン系界面活性剤) 0. 3重量% イオン交換水 計 1 00. 0重量%
<ヴアイォレツトインク〉
C. I . ピグメントヴァイオレット 23 2 0重量% 分散剤 (スチレン一アクリル酸共重合体) 0 8重量% グリセリン 1 5 0重量%
1, 2一へキサンジ才ーノレ 1 0 0重量% トリエタノールァミン 0
BYK348 (シリコン系界面活性剤) 0 3重量% イオン交換水
!+ 1 00. 0重量%
<フォトブラックインク >
C. I . ピグメントブラック 7 1
分散剤 (スチレン一アクリル酸共重合体) 1 5重量% グリセリン 1 5 0重量%
1, 2—へキサンジオール 1 0 0重量% トリエタノールァミン 0 9重量%
BYK348 (シリ コン系界面活性剤) 0
イオン交換水
Figure imgf000033_0001
00. 0重量。 /0 くマツトプラックインク >
C. I . ビグメントブラック 7 (自己分散型) 6 0重量% グリセリン 5 0重量%
1, 2—へキサンジオール 0 0重量% トリエタノールァミン 0
BYK348 (シリコン系界面活性剤) 0
イオン交換水
計 00. 0重量。/。
〔実施例 Bのィンクセット〕
レツドインクを下記組成のものに替えた以外は、実施例 Aのインクセットと 同様にして各インクを調製し、 得られた各インクを組み合わせて、 実施例 Bの インクセットとした。
<レツ ドィンク >
C. I . ピグメントレッ ド 1 78 2.
分散剤 (スチレン一アクリル酸共重合体) 1. 0重量% グリセリン 1 5. 0重量%
1, 2一へキサンジォーノレ 1 0. 0重量% トリエタノールァミン 0. 9重量%
BYK348 (シリコン系界面活性剤) 0. 3重量% イオン交換水 残量
計 100. 0重脣%
〔実施例 cのインクセッ ト〕
レツドインクを下記組成のものに替えた以外は、実施例 Aのインクセットと 同様にして各インクを調製し、得られた各インクを組み合わせて、 実施例 Cの
インクセットとした。
くレツ ドィンク >
C. I . ピグメントレッ ド 264 2. 0重重% 分散剤 (スチレン一アクリル酸共重合体) 1. 0重量% グリセリ ン 1 5. 0重量%
1 , 2—へキサンジオール 1 0. 0重量% トリエタノールァミン 0.
BYK348 (シリコン系界面活性剤) 0. 3重量% イオン交換水 残量
計 1 00. 0重景% 〔実施例 Dのインクセット〕
レツドインクを下記組成のものに替えた以外は、実施例 Aのインクセットと 同様にして各インクを調製し、 得られた各インクを組み合わせて、 実施例 Dの インクセットとした。
<レツ ドインク > C. I . ピグメントレッ ド 1 78 2. 0重量% 分散剤 (スチレン一アタリル酸共重合体) 0.
グリセリ ン 1 5.
エチレングリ コーノレ 5. 0重量%
2—ピロリ ドン 2.
1, 2—へキサンジォーノレ 5.
オルフィン E 1 010 0.
イオン交換水 残量
計 1 00.
〔実施例 Ε 1のインクセッ ト〕
マゼンタインク及びレツドィンクをそれぞれ下記組成のものに替えた以外 は、 実施例 Αのインクセットと同様にして各インクを調製し、 得られた各イン クを組み合わせて、 実施例 E 1のインクセッ 1 とした。
<マゼンタインク >
〇 o 〇
C. I . ビグメントレッ ド 202 1. 5重量% 分散剤 (スチレン一アクリル酸共重合体) 0. 8重量%
、 o
グリセリン 1 5. 0重量%
1, 2一へキサンジオール 1 0. 0重量% トリエタノールァミン 0. 9重量%
B Y K 348 (シリコン系界面活性剤) 0. 3重量% イオン交換水 残量
計 1 00. 0重量%
<レツ ドインク >
C. I . ピグメントレッ ド 254 5. 0重量%
.分散剤 (スチレン一アクリル酸共重合体) 1. 0重量% グリセリン 1 5. 0重量%
1, 2—へキサンジオール 1 0. 0重量% トリエタノールアミン 0. 9重量%
BYK348 (シリコン系界面活性剤) 0. 3重量% イオン交換水
計 1 00. 0重量%
〔実施例 E 2のィンクセット〕
実施例 E 1のインクセットにおけるマゼンタインクに用いた C. I . ピグメ ントレッド 202を C. I . ビグメントレッド 1 22に替えた (即ち、 マゼン タインクの顔料として C. I . ビグメントレッド 1 22 ; 1. 5重量。 /0を用い た) 以外は、 実施例 E 1のインクセットと同様にして各インクを調製し、 得ら れた各インクを組み合わせて、 実施例 E 2のインクセットとした。
〔実施例 F 1のィンクセット〕
マゼンタインクを下記組成のものに替えた以外は、実施例 Aのィンクセット と同様にして各インクを調製し、 得られた各インクを組み合わせて、 実施例 F 1のィンクセットとした。
<マゼンタインク〉
C. I . ビグメントレッド 202 1. 0重量0 /0
C . I . ビグメントレッド 209 1. 0重量0 /0 分散剤 (スチレン一アタリル酸共重合体) 0
グリセリン 1 5 0重量%
1 , 2—へキサンジオール 1 0 0重量% トリエタノールァミン 0 9重量%
BYK348 (シリコン系界面活性剤) 0 3重量% イオン交換水
Figure imgf000036_0001
00. 0重量。 /0
〔実施例 F 2のィンクセット〕
実施例 F 1のインクセットにおけるマゼンタインクに用いた C. I . ピグメ ントレッド 209を C. I . ビグメントレッド 20 7に替えた (即ち、 マゼン タインクの顔料として C. I . ビグメントレッド 202 ; 1. 0重量0 /0と C. I . ピグメント レッ ド 20 7 ; 1. 0重量0 /0を用いた) 以外は、 実施例 F 1の インクセットと同様にして各インクを調製し、得られた各インクを組み合わせ て、 実施例 F 2のインクセットとした。 〔実施例 F 3のインクセット〕
実施例 F 1のインクセットにおけるマゼンタインクに用いた C. I . ピグメ ントレッド 202を C. I . ビグメントレッド 1 22に替えた (即ち、 マゼン タインクの顔料として C. I . ビグメントレッド 1 22 ; 1. 0重量。 /。と C. I . ビグメントレッ ド 209 ; 1. 0重量%を用いた) 以外は、 実施例 F 1の インクセットと同様にして各インクを調製し、得られた各インクを組み合わせ て、 実施例 F 3のインクセッ トとした。
〔実施例 F 4のインクセット〕
実施例 F 1のインクセットにおけるマゼンタインクに用いた C. I . ピグメ ントレッド 202を C. I . ビグメントレッド 1 22に替え、 C. I . ピグメ ントレッ ド 209を C . I . ビグメントレッド 207に替えた (即ち、 マゼン タインクの顔料として C. I . ビグメントレッ ド 1 22 ; 1. 0重量0 /0と C. I . ピグメントレッ ド 207 ; 1. 0重量%を用いた) 以外は、 実施例 F 1の インクセットと同様にして各インクを調製し、得られた各インクを組み合わせ て、 実施例 F 4のインクセットとした。
〔参考例のィンクセット〕
下記糸且成のイエローインク、マゼンタインク、シアンィンク、レツドィンク、 ヴァイオレットインク、 フォトブラックインク及びマツトブラックインクにそ れぞれ替えた以外は、実施例 Aのィンクセットと同様にして各ィンクを調製し、 得られた各インクを組み合わせて、 参考例のインクセッ トとした。
くイエローインク >
C. I . ビグメントイエロー 74 3. 0重量%
分散剤 (スチレン一アクリル酸共重合体) 1. 0重量%
グリセリン 1 5. 0重量%
エチレングリコーノレ 5. 0重量%
2—ピロリ ドン 2. 0重量%
1, 2一へキサンジオール 5. 0重量%
オルフィン E 1 0 10 0. 5重量%
イオン交換水 残量 00. 0重量% くマゼンタインク〉
C. I . ピグメントレッド 202
分散剤 (スチレン一アクリル酸共重合体) 0.
グリセリン 1 5.
エチレングリコーノレ 5. 0重量%
2—ピロリ ドン 2 · 0重量%
1 , 2—へキサンジォーノレ 5. 0重量% オノレフィン E 1 0 1 0 0.
イオン交換水
計 00. 0重量%
< >
C. I . ビグメントブルー 1 5 : 3 1 5重量% 分散剤 (スチレン一アクリル酸共重合体) 0 5重量% グリセリン 1 5 0重量% エチレングリコーノレ 5 0重量%
2—ピロリ ドン 2 0重量%
1, 2—へキサンジォーノレ 5 0重量% オルフィン E 101 0 0 5重量% イオン交換水
I† 1 00. 0重量% くレツ ドィンク >
C. I . ピグメントレッ ド 1 78 2. 0重量% 分散剤 (スチレン一アクリル酸共重合体) 0. 7重量% グリセリ ン 1 5. 0重量% エチレングリコール' 5. 0重量%
2—ピロリ ドン 2. 0重量%
1, 2—へキサンジオール 5. 0重量% 才ノレフィン E 1 0 1 0 0. 5重量% イオン交換水 残量 計 1 0 0 . 0重量% くヴァイオレットインク〉
C . I . ビグメントヴァイオレット 2 3 2 . 0重量% 分散剤 (スチレン一アクリル酸共重合体) 0 . 7重量% グリセリン 1 5 . 0重量% エチレングリコ一ノレ 5 . 0重量%
2—ピロリ ドン 2 . 0重量%
1 , 2 一へキサンジオール 5 . 0重量% オルフィン E 1 0 1 0 0 . 5重量% イオン交換水 残量 計 1 0 0 . 0重量%
<フォトブラックインク >
C . I . ピグメントブラック 7 1 . 5重量% 分散剤 (スチレン一アタリル酸共重合体) 1 . 5重量% グリセリン 1 5 . 0重量% エチレングリコーノレ 5 . 0重量%
2—ピロリ ドン 2 . 0重量%
1 , 2—へキサンジオール 5 . 0重量% オルフィン E 1 0 1 0 0 . 5重量% イオン交換水 残量 計 1 0 0 . 0重量%
<マツトブラックインク >
C . I . ビグメントブラック 7 (自己分散型) 6 . 0重量%
' グリセリン 1 5 . 0重量% エチレングリコーノレ 5 . 0重量%
2—ピロリ ドン 2 . 0重量%
1 , 2 —へキサンジオール 5 . 0重量% オルフィン E 1 0 1 0 0 . 5重量% イオン交換水 残量
計 1 00. 0重量%
(インクの 1 000倍希釈水溶液の L*値の測定)
実施例 A〜F 4及ぴ参考例の各ィンクセットに用いられる各色ィンクの 1 000倍希釈水溶液の C I Eで規定の L a b表示系における L*値を、 日立製 作所社製の U 3300を用いて、 次のように測定した。
即ち、縦 1 cmX横 1 cmX高さ 4 c mの 4 m L容量のセキエイセルを二つ 用意し、 これをサンプル側のセルとリファレンス側のセルに分け、 両セルに純 水を加えて、 ベースラインを測定し、 設定しておいた。 リファレンス側のセル をそのままにする一方、 サンプル側のセルには、 純水に替えてインクの 1 00 0倍重量希釈水溶液を入れた。 インクの 1 000倍希釈水溶液は、 実施例 A〜 F 4及び参考例の各インクセットにおける各インク 1. 00gを 1 Lビーカー に移し、 直ちに純水を加えて、 合計 1 k gにすることにより調製した。
そして、 サンプル側のセル及びレファレンス側のセルを測定部にセットし、 光源ランプのスリッ ト幅を 2. 0 nmとし、 測定間隔のスキャン 'スピードを 600 nm/m i nとし、 透過率が 0. 0〜: L O O. 0%T、 380〜 800 nmの範囲内で、 D 65光源、 視野角 2度、 ホトマル電圧 200V、 光源ラン プを 340 nm切り替えで D 2ランプと WIランプとする条件下に、 L*値を 測定した。 得られた各インクの 1 000倍希釈水溶液の L*値を次に示す。 '実施例 Aのインクセッ ト
(Y) ; 9 1. 30、 (M) ; 8 1. 08 、 (C) ; 79. 84、 (R) ; 6 8. 14、 (Vi) ; 49. 01、 (P B) ; 54. 40、 (MB) ; 4. 5 5 •実施例 Bのィンクセッ ト
(Y) ; 9 1. 30、 (M) ; 8 1. 08 、 (C) ; 79. 84、 (R) ; 7 0. 89、 (Vi) ; 49. 0 1、 (P B) ; 54. 40、 (MB) ; 4. 5 5 •実施例 Cのィンクセッ ト
(Y) ; 9 1. 30、 (M) ; 8 1. 08 、 (C) ; 79. 84、 (R) ; 6 6. 59、 (Vi) ; 49. 0 1、 (P B) : 54. 40、 (MB) ; 4. 5 5 •実施例 Dのインクセット (Y) ; 9 1. 30、 (M) ; 8 1. 08、 (C) ; 7 9. 84, (R) , 5
7. 71、 (Vi) ; 49. 0 1ヽ (PB) ; 54. 40、 (MB) ; 4. 5 5
•実施例 E 1のインクセッ ト
(Y) ; 91. 30、 (M) ; 8 4. 1 8、 (C) ; 79. 84、 (R) , 5
7. 7 1、 (Vi) ; 49. 0 1 、 (PB) ; 54. 40、 (MB) ; 4. 5 5
•実施例 E 2のインクセット
(Y) ; 9 1. 30、 (M) ; 8 4. 25、 (C) ; 79. 84、 (R) 5
7. 71、 (Vi) ; 49. 0 1ヽ (PB) ; 54. 40、 (MB) ; . 5 5
•実施例 F 1のインクセッ ト
(Y) ; 9 1. 30、 (M) ; 8 8. 6 7、 (C) ; 7 9. 84、 (R) 6
8. 14、 (Vi) ; 49. 0 1ヽ (PB) ; 54. 40、 (MB) ; 4. 5 5
•実施例 F 2のインクセット
(Y) ; 91. 30、 (M) ; 8 9. 80、 (C) ; 7 9. 84, (R) , 6
8. 14、 (Vi) ; 49. 0 1 、 (PB) ; 54. 40、 (MB) ; 4. 5 5
•実施例 F 3のインクセッ ト
(Y) ; 9 1. 30、 (M) ; 8 9. 50、 (C) ; 7 9. , 84、 (R) 6
8. 1 4、 (Vi) ; 49. 0 1 、 (PB) ; 54. 40、 (MB) ; 4. 5 5
•実施例 F 4のインクセット
(Y) ; 9 1. 30、 (M) ; 8 8. 90、 (C) ; 79, . 84、 (R) , 6
8. 14、 (Vi) ; 49. 0 1ゝ (PB) ; 54. 40、 (MB) ; . 5 5
•参考例のィンクセット
(Y) ; 9 1. 30、 (M) ; 8 4. 1 8、 (C) ; 7 9, . 84, (R) 7
0. 89、 (Vi) ; 49. 0 1 、 (PB) ; 54. 40、 (MB) ; . 5 5
〔試験例 1〕 塗工層を有するメディアへの適用
実施例 A〜F 4及び参考例の各ィンクセットを用いて、ィンクジェットプリ ンタ PM900 C (セイコーエプソン社製) により、 塗工層を有するメディア としての PGPP (PM写真用紙) (セイコーエプソン社製) に対して、 Du t y l 0〜1 00% (単色の場合) 、 1 0〜 1 20 % (複数のィンクを任意に 混ぜた場合) で印字した。 印字に際しては、 2次色以上の混色部分を形成する 場合に、 YMCインクのうち少なくとも 2種と、 R、 Vi ィンクにより該混色 部分を形成した。 また、 この場合に、 前記知覚色度指数 a*及び の範囲に応 じた前述の好適な組み合わせで各インクを用いた。 具体的には、 前記覚色度指 数 a*及ぴ が、 それぞれ、 a* =約一 50〜約 50、 b* =約一 50〜約 50 の範囲にある混色部分を形成する場合には、 YMCインクと、 R、 Viインク、 更には PKインクを用いる等して、 日本規格協会 S C I Dサンプル 「自転車」 の絵画像を 1440 X 720 d p iで印刷した。
また同様にして、 PM写真紙に、 1440 X 720 d p iで PM900 Cを 用いて次の各インク重量表 (表 1及び ¾2) に従って、 記録物を得た。 尚、 下 記表 1及び表 2中の力ラーインク①,②は、イエローインク、マゼンタインク、 シアンィンク、レツドィンク、ヴアイォレツトインクの何れか二を示し、また、 下記表 2中のインク③は、 レッドインク、 ヴァイオレットインク、 フォトブラ ックインクの何れか一を示す。
差替え用紙 (規則 26) 40/1
〔表 1〕
(この表は行列であって、各セルは印字される場所を規定している。 ) カラーインク①
Figure imgf000043_0001
カラーインク②
Figure imgf000043_0002
差替え用紙 (規則 26) 41
〔表 2〕
(この表は行列であって、各セルは印字される場所を規定している。 ) カラーインク①
Figure imgf000044_0001
カラーインク②
Figure imgf000044_0002
インク③
Figure imgf000044_0003
差替え用紙 (規則 26) 41/1 このとき、 PM写真用紙上での Du t y 20%の単色の L*値 (ブラック以 外の各インクによる画像の L*値) は下記の通りであった (この L*値の測定 法;ダレタグ社製「 S PM— 50」 を用い、光源 D 50、視野角 2度で測定)。 •実施例 Aのインクセットによる PM写真用紙上での D u t y 20%の L*値; (Y) ; 90. 07、 (M) ; 74. 34、 (C) ; 74. 41、 (R) ; 6 7. 6 6、 (Vi) ; 52. 1 7
'実施例 Bのインクセットによる PM写真用紙上での Du t y 20%の L*値; (Y) ; 90. 0 7、 (M) ; 74. 34、 (C) ; 74. 41、 (R) ; 6
7. 6 3、 (Vi) ; 52. 1 7
'実施例 Cのインクセットによる PM写真用紙上での Du t y 20%の *値; (Y) ; 90. 0 7、 (Μ) ; 74. 34、 (C) ; 74. 41、 (R) ; 6
3. 30、 (Vi) ; 52. 1 7
'実施例 Dのインクセットによる PM写真用紙上での D u t y 20%の *値; (Y) ; 90. 0 7、 (M) ; 74. 34、 (C) ; 74. 41、 (R) ; 6 2. 20、 (Vi) ; 52. 1 7
差替え用紙 (規則 26) 42
•実施例 E 1のインクセットによる PM写真用紙上での Du t y 20%の * 値; (Y) ; 90. 0 7、 (M) ; 75. 0 1、 (C) ; 74. 4 1、 (R) ; 62. 20、 (Vi) ; 52. 1 7
•実施例 E 2のインクセットによる PM写真用紙上での Du t y 20%の L* 値; (Y) ; 90. 0 7、 (Μ) ; 75. 2 5、 (C) ; 74. 41、 (R) ; 62. 20、 (Vi) ; 52. 1 7
•実施例 F lのインクセットによる P M写真用紙上での D u t y 20 %の L * 値; (Y) ; 90. 0 7、 (M) ; 74. 3 3、 (C) ; 74. 4 1、 (R) ; 6 7. 66、 (Vi) ; 52. 1 7
·実施例 F 2のィンクセットによる PM写真用紙上での D u t y 20%の * 値; (Y) ; 90. 07、 (M) ; 75. 2 1、 (C) ; 74. 41、 (R) ; 67. 66、 (Vi) ; 52. 1 7
•実施例 F 3のインクセットによる PM写真用紙上での D u t y 20%の * 値; (Y) ; 90. 07、 (M) ; 75. 1 1、 (C) ; 74. 41、 (R) ; 6 7. 66、 (Vi) ; 52. 1 7
•実施例 F 4のインクセットによる PM写真用紙上での Du t y 20%の L* 値; (Y) ; 90. 0 7、 (Μ) ; 75. 1 5、 (C) ; 74. 41、 (R) ;
6 7. 66、 (Vi) ; 52. 1 7
•参考例のィンクセットによる PM写真用紙上での D u t y 20%の L*値; (Y) ; 90. 0 7、 (M) ; 75. 0 1、 (C) ; 74. 41、 (R) ; 6 7. 63、 (Vi) ; 5 2. 1 7
(ガマット (G amu t) 体積の評価)
得られた記録物のガマット体積を測定した。 ガマツト体積の測定は、 グレタ グ社製グレタス'マクベス S PM50を用いて、 D 50光源、フィルターなし、 視野角 2° にて測定し、 C I Eで規定の L*a*b*表色系で、 L*= 1 , a*= 1 , b*= 1からなる立方体の体積を 1とした場合の体積を求めた。 その結果、 実 施例 A〜F 4及ぴ参考例の各ィンクセットによって得られた印字画像は全て、 約 6 50, 000以上であり、 色再現範囲の広い画像であった。
(粒状性の評価) 43 実施例 A〜F 4及び参考例の各インクセットによって得られた記録物(イン ク③がフォトブラックの場合を除く。 ) の Du t y 20%以下の部分は L*値 が 50以上であり、 全て粒状性を確認し難く、 優れた品質の画像であった。
(光沢付与性の評価)
得られた印字部分に約 2m離れたところから蛍光灯をあて、蛍光灯の輪郭が 確認できるかを目視で判断した。 その結果、 実施例 A〜F 4及び参考例の各ィ ンクセットによって得られた印字画像は全て、照明の形状が認識できるもので あり、 光沢性に優れるものであった。
〔試験例 2〕 普通紙への適用
(YMRの彩度 .明度評価)
実施例 A〜F 4及び参考例の各インクセットを用いて、インクジエツトプリ ンタ PM900 C (セィコーエプソン社製)により、普通紙(「X e r o X P」、 ゼロックス社製) に対して、 720 X 720 d p iで、 イェローインク、 マゼ ンタインク、 レツドインクをそれぞれ単色で使用する場合には、 最大 Du t y 66 % (最大インク量; 7. 2mg/ i n c h2 ) とし、 一方、 イェローイン ク、 マゼンタインク、 レツドインク、 マツトブラックインクを混色で使用する 場合には、 最大 Du t y 8 6 % (最大ィンク量; 1 0. Smg/ i n c h2 ) として印字し、 記録物を得た。 尚、 印字に際しては、 2次色以上の混色部分を 形成する場合に、 試験例 1と同様にして該混色部分を形成した。 具体的には、 下記の各色インク重量表 (表 3及び表 4) に従った。
44
(この表は行列であって、各セルは印字される場所を規定している。 ) イェローインク
Figure imgf000048_0002
マゼンタインク
Figure imgf000048_0003
Figure imgf000048_0001
Figure imgf000048_0004
差替え用紙 (規則 26) 45
〔表 4〕
一 一 (この表は行列であって、各セルは印字される場所を規定している。) イエロ一インク
Figure imgf000049_0001
差替え用紙 (規則 26) 4069
46 得られた記録物を 「ダレタグマクベス S P M— 5 0」 (ダレタグ社製) を用 いて、 D 5 0光源、 フィルターなし、 視野角 2度にて測定し、 C I Eで規定の L a b表示系の値を得た。 各実施例で得られた該 L a b表示系の値について、 実施例毎にそれぞれ評価した。
実施例 A:上記値に基づいて 0 . 0〜 6 0 . 0の色相角に対する彩度の関係 をグラフにした (第 1図) 。 また同様に、 上記 L a b表示系の値に基づいて 4 5 . 0〜6 0 . 0の彩度に対する明度の関係をグラフにした (高彩度高明度の 発色の比較) (第 2図) 。 第 1図及び第 2図から明らかなように、 実施例 Aの インクセットによって得られた記録物の画像は、参考例のィンクセットによつ て得られた記録物の画像に比して、色相角 0〜2 0度の彩度が特に優れており、 また、 高彩度且つ低明度な発色の画像が得られることが判る。
実施例 B :上記値に基づいて 0 . 0〜 6 0 . 0の色相角に対する彩度の関係 をグラフにした (第 5図) 。 また同様に、 上記 L a b表示系の値に基づいて 4 5 . 0〜6 0 . 0の彩度に対する明度の関係をグラフにした (高彩度高明度の 発色の比較), (第 6図) 。 第 5図及び第 6図から明らかなように、 実施例 Bの インクセットによって得られた記録物の画像は、参考例のィンクセットによつ て得られた記録物の画像に比して、色相角 0〜 2 0度の彩度が特に優れており、 また、 高彩度且つ低明度な発色の画像が得られることが判る。 また、 第 5図及 ぴ第 6図から、 少ないインク重量での発色性に優れることが判る。 よって、 紙 シヮが発生し難かった。
実施例 C:上記値から、 実施例 Cのインクセットによって得られた記録物の 画像は、 参考例のインクセットによって得られた記録物の画像に比して、 色相 角 0〜 2 0度の彩度が優れており、 また、 高彩度且つ低明度な発色の画像が得 られることが判った。
実施例 D:上記値から、 実施例 Dのインクセットによって得られた記録物の 画像は、 参考例のインクセットによって得られた記録物の画像に比して、 色相 角 0〜 2 0度の彩度及び色相角 2 0〜 4 0度の彩度が優れており、 また、 高彩 度且つ低明度な発色の画像が得られることが判った。
実施例 E 1及ぴ E 2 :上記値から、 実施例 E 1及び E 2のインクセットによ 47 つて得られた記録物の画像は、参考例のインクセットによって得られた記録物 の画像に比して、 色相角 20〜40度の彩度が優れており、 また、 高彩度且つ 低明度な発色の画像が得られることが判った。
実施例 F 1〜 F 4 :上記値から、 実施例 F 1〜F 4のインクセットによって 得られた記録物の画像は、参考例のインクセットによって得られた記録物の画 像に比して、 色相角 0〜20度の彩度が優れており、 また、 高彩度且つ低明度 な発色の画像が得られることが判った。
(MCViの彩度 ·明度評価、 発色性評価)
実施例 A〜F 4及び参考例の各インクセットを用いて、インクジエツトプリ ンタ PM900 C (セィコーエプソン社製)により、普通紙(「X e r o X PJ、 ゼロックス社製) に対して、 720 X 720 d p iで、 マゼンタインク、 シァ ンインク、 ヴァイオレットインクをそれぞれ単色で使用する場合には、 最大 D u t y 66 % (最大インク量; 7. 2mg/ i n c h2 ) とし、 一方、 マゼン タインク、 シアンインク、 ヴァイオレットインクを混色で使用する場合には、 最大 Du t y 86 % (最大インク量; 1 0. 5 m g / i n c h 2 ) として印字 し、 記録物を得た。 尚、 印字に際しては、 2次色以上の混色部分を形成する場 合に、 試験例 1と同様に該混色部分を形成した。 具体的には、 前記各色インク 重量表 (表 3及ぴ表 4) に従った。
得られた記録物を 「ダレタグマクベス S PM— 50」 (グレタグ社製) を用 いて、 D 50光源、 フィルターなし、 視野角 2度にて測定し、 C I Eで規定の L a b表示.系の値を得た。 各実施例で得られた該 L a b表示系の値について、 実施例毎にそれぞれ評価した。
実施例 A:上記値に基づいて 240. 0〜360. 0の色相角に対する彩度 の関係をグラフにした (第 3図) 。 また同様に、 上記 L a b表示系の値に基づ いて 30. 0〜60. 0の彩度に対する明度の関係をグラフにした (高彩度高 明度の発色の比較) (第 4図) 。 第 3図及び第 4図から明らかなように、 実施 例 Aのインクセットを用いて得られた記録物は、参考例のインクセットを用い て得られた記録物と同等の発色性に優れた画像を有するものであることが判 る。 48 実施例 B、 C及ぴ D :上記値から、 実施例 B、 C及ぴ Dのインクセッ トを用 いて得られた記録物は、それぞれ参考例のインクセットを用いて得られた記録 物と同等の発色性に優れた画像を有するものであることが判った。
実施例 E 1及ぴ E 2 :上記値から、 実施例 E 1及ぴ E 2のインクセッ トを用 いて得られた記録物は、参考例のインクセットを用いて得られた記録物では得 られない色相角 20〜30度の彩度 60以上の赤色が得られ、発色性に優れた 画像を有するものであることが判った。
実施例 F 1〜F4 :上記値から、 実施例 1〜4のインクセットを用いて得ら れた記録物は、参考例のインクセットを用いて得られた記録物では得られない 色相角 0〜1 0度で彩度 50以上のマゼンタ色が得られ、発色性に優れた画像 を有するものであることが判った。
〔試験例 3〕 塗工層を有するメディアへの適用 (その 2)
実施例 C及び参考例の各インクセットを用いて、インクジヱットプリンタ P M900 C (セイコーエプソン社製) により、 塗工層を有するメディアとして の PGPP (PM写真用紙) (セイコーエプソン社製) に対して、 720 X 7 20 d p iで、 イエローインク、 マゼンタインク、 レツドィンクをそれぞれ単 色で使用する場合には、 最大 Du t y 1 00 % (最大インク量; 1 3 m g / i n c h 2 ) とし、一方、 イェローインク及びマゼンタインクを混色で使用する 場合には、 最大 Du t y 1 20 % (最大インク量; 1 6mgZ i n c h 2 ) と して印字し、 記録物を得た。 尚、 印字に際しては、 2次色以上の混色部分を形 成する場合に、 試験例 1と同様にして該混色部分を形成した。
(メタメ リズムの評価)
得られた記録物を 「グレタグマクベス S PM— 50」 (グレタグ社製) を用 いて、 フィルターなし、 視野角 2度にて、 D 50光源と A光源の 2種類で測定 し、 C I Eで規定の L a b表示系の値を得た。 この値から、 実施例 Cのインク セットによって得られた記録物の画像は、 色相角 20〜30度において L*値 が 53以下の発色を有し、且つ参考例のインクセットによって得られた記録物 の画像に比して、メタメリズムの低減された高品質な画像が得られることが判 つた。 49
〔試験例 4〕 塗工層を有するメディアへの適用 (その 3)
' 実施例 C及ぴ参考例の各インクセットを用いて、インクジヱットプリンタ P M900 C (セイコーエプソン社製) により、 塗工層を有するメディアとして の PGP P (PM写真用紙) (セイコーエプソン社製) に対して、 720 X 7 20 d p iで、 イエローインク、 マゼンタインク、 レツドィンクをそれぞれ単 色で使用する場合には、 最大 Du t y 1 00 % (最大インク量; 1 3mgZ i n c h 2 ) とし、 一方、 イエローインク、 マゼンタインク及びレツドィンクを 混色で使用する場合には、 最大 Du t y 120% (最大インク量; 16mgZ i n c h2 ) として印字し、 記録物を得た。 尚、 印字に際しては、 2次色以上 の混色部分を形成する場合に、 試験例 1と同様にして該混色部分を形成した。
(発色性 ·メタメリズムの評価)
得られた記録物を 「ダレタグマクベス S PM— 50」 (ダレタグ社製) を用 いて、 フィルターなし、 視野角 2度にて、 D 50光源と A光源の 2種類で測定 し、 C I Eで規定の L a b表示系の値を得た。 この値から、 実施例 Cのインク セットによって得られた記録物の画像は、 色相角 20〜30度において L*値 が 53以下の発色を有し、且つ参考例のィンクセットによって得られた記録物 の画像に比して、メタメリズムの低減された高品質な画像が得られることが判 つた。
〔その他の評価〕
また、前記の各評価の対象とされた PGP P及び普通紙上の画像全てについ ' て、 更に次の評価も行った。 評価は、 実施例毎 (実施例 Cを除く) に、 異なる 独自の評価を行った。
実施例 A:得られた記録物の画像の反射光及ぴメタメリズムについて調べた ところ、 実施例 Aのインクセットによって得られた印字画像は全て、 反射光が 白色化されており、 メタメリズムが低減されたものであった。
実施例 B:マゼンタカラーの発色性及ぴ画像のメタメリズムについて調べた ところ、 実施例 Bのインクセットによって得られた印字画像は全て、 高彩度で 発色性に優れるマゼンタカラーが得られており、メタメリズムが低減されたも のであった。 50 実施例 D:オレンジ ·レツドカラー領域の発色性及ぴ画像のメタメリズムに ついて調べたところ、実施例 Dのインクセットによって得られた印字画像は全 て、 高彩度なオレンジ · レッドカラー領域の発色が得られており、 メタメリズ ムが低減されたものであった。
実施例 E 1及ぴ E 2 :オレンジ · レツドカラー領域の発色性及ぴ耐ガス性に ついて調べたところ、実施例 E 1及.ぴ E 2のインクセットによって得られた印 字画像は全て、低明度かつ高彩度なオレンジとレツドの発色が同時に得られて おり、 また耐ガス性の優れたものであった。
実施例 F 1〜F 4:得られた記録物を一定のオゾン濃度雰囲気下に曝露した ところ、 実施例 F 1〜F 4のインクセットによって得られた印字画像は、 参考 例のインクセットによって得られた印字画像に比して、明らかに変退色が少な いものであることが確認できた。 産業上の利用可能性
本発明は、 色再現範囲が広く、 彩度が高く、 ドット表現による粒状性が目立 つことなく、 光沢感のある記録画像を得ることができ、 特に、 塗工層を有する メディアに適用した場合にドット表現による粒状性を極めて抑制でき、普通紙 に適用した場合に発色性の極めて優れた記録画像を得ることのできるインク セット、 並びに該インクセットを用いた記録方法、 記録システム及び記録物と して、 産業上の利用可能性を有する。

Claims

51 請 求 の 範 囲
1. イェローインク (Y) 、 マゼンタインク (M) 、 シアンインク (C) 及び レッドインク (R) を少なくとも備えるインクセットであって、 前記各インク の 1000倍希釈水溶液の C I Eで規定の L a b表示系における L *値が、 下 記の範囲内にあるインクセット。
(Y) ; 89以上 94以下、 (M) ; 76以上 93以下、 (C) ; 74以上 8 7以下、 (R) ; 55以上 74以下 2. 前記マゼンタインク (M) の前記 L*値が 76以上 83未満の範囲内にあ り、 前記レッ ドインク (R) の前記 L*値が 67. 5以上 69未満の範囲内に ある、 請求の範囲第 1項記載のインクセット。
3. 前記マゼンタインク (M) の前記 L*値が 76以上 83未満の範囲内こあ り、前記レツドインク (R)の前記 L*値が 69以上 74以下の範囲内にある、 請求の範囲第 1項記載のインクセット。
4. 前記マゼンタインク (M) の前記 L*値が 76以上 83未満の範囲内にあ り、 前記レッ ドインク (R) の前記 L*値が 62以上 67. 5未満の範囲内に ある、 請求の範囲第 1項記載のインクセット。 .
5. 前記マゼンタインク (M) の前記 L*値が 76以上 83未満の範囲内にあ り、前記レツドインク (R)の前記 L*値が 55以上 62未満の範囲内にある、 請求の範囲第 1項記載のインクセット。
6. 前記マゼンタインク (M) の前記 L*値が 83以上 87未満の範囲内にあ り、前記レツドインク (R)の前記 L*値が 55以上 62未満の範囲内にある、 請求の範囲第 1項記載のインクセット。
7. 前記マゼンタインク (M) の前記 L*値が 87以上 93以下の範囲内にあ 52 り、 前記レッドインク (R) の前記 L*値が 6 7. 5以上 69未満の範囲内に ある、 請求の範囲第 1項記載のインクセット。
8. 前記マゼンタインクが C. I . ピグメントヴァイオレット 1 9を 1. 7〜 3. 0重量0 /0含み、前記レッドインクが C . I . ビグメントレッド 1 77を 2.
2〜2. 8重量%含む、 請求の範囲第 2項記載のインクセッ ト。
9. 前記マゼンタインクが C. I . ピグメントヴアイォレツ ト 1 9を 1. Ί〜 3. 0重量0 /0含み、前記レッ ドインクが C . I . ビグメントレッ ド 1 78を 1. 6〜2. 3重量。/。含む、 請求の範囲第 3項記載のインクセット。
1 0. 前記マゼンタインクが C. I . ビグメントヴァイオレッ ト 1 9を 1. 7 〜 3. 0重量0 /。含み、 前記レッ ドインクが C . I . ピグメントレッ ド 264を
I. 8〜2. 4童量%含む、 請求の範囲第 4項記載のインクセット。
I I . 前記マゼンタインクが C. I . ビグメントヴァイオレット 1 9を 1. 7 〜3. 0重量0 /0含み、 前記レッドインクが C. I . ビグメントレッド 254を 4. 0〜6. 0重量%含む、 請求の範囲第 5項記載のインクセット。
1 2. 前記マゼンタインクが C. I . ビグメントレッ ド 20 2若しくは 1 22 を 1. 1〜 1. 7重量0 /0含み、 前記レッ ドインクが C. I . ビグメントレッ ド 254を 4. 0〜6. 0重量。/。含む、 請求の範囲第 6項記載のインクセット。
1 3. 前記マゼンタインクが C. I . ビグメントレッド 202若しくは 1 22 を 0. 1〜1. 5重量%及び C. I . ビグメントレッ ド 209若しくは 207 を 0. 1〜1. 5重量%含み、 前記レッ ドインクが C. I . ビグメントレッ ド 1 77を 2. 2〜2. 8重量%含む、 請求の範囲第 7項記載のインクセッ ト。
14. 前記イェローインクが C. I . ビグメントイエロー 74を 2. 0〜4. 53
0重量0 /0含み、 前記シアンインクが C. I . ビグメントブルー 1 5 : 3を 0. 5〜2. 5重量%含む、請求の範囲第 8項〜第 1 3項の何れかに記載のインク セット。
1 5. 更に、 1 000倍希釈水溶液の C I Eで規定の L a b表示系における L *値が 40以上 5 8以下の範囲内にあるヴアイォレツトインク(Vi)を備える、 請求の範囲第 1項〜第 14項の何れかに記載のインクセット。
1 6. 前記ヴァイオレットインクが C. I . ビグメントヴァイオレット 23を 1. 0〜3. 0重量%含む、 請求の範囲第 1 5項記載のインクセット。
1 7. 前記各インクが、 色材としての顔料とともに、 該顔料を分散するための 分散剤を該顔料に対して 20〜80重量。 /0含む、請求の範囲第 1項〜第 1 6項 の何れかに記載のインクセット。
1 8. 更に、 カーボンブラックを 3. 0重量%以下含むフォトブラックインク (PK) を備える、 請求の範囲第 1項〜第 1 7項の何れかに記載のインクセッ 卜。
1 9. 前記フォトプラックインクが、 色材としての顔料とともに、 該顔料を分 散するための分散剤を該顔料に対して 6 0〜1 20重量%含む、請求の範囲第 1 8項記載のィンクセット。
20.更に、カーボンブラックを 3. 0重量0 /0超含むマツトブラックインク (M K) を備える、 請求の範囲第 1項〜第 1 9項の何れかに記載のインクセット。
2 1. 前記マツトブラックインクが、 色材としての自己分散型の顔料を含み且 つ分散剤を含まない、 請求の範囲第 20項記載のインクセット。 54
2 2 . 前記各インクが、 高沸点有機溶媒を 0 . 1〜3 0重量%含む、 請求の範 囲第 1項〜第 2 1項の何れかに記載のィンクセット。
2 3 . 前記各ィンクが、 浸透促進剤を 1〜 2 0重量%含む、 請求の範囲第 1項 〜第 2 2項の何れかに記載のインクセット。
2 4 . 前記各インクが、 アセチレングリコール系化合物及び/又はシリコーン 系化合物を 0 . 1〜5重量%含む、 請求の範囲第 1項〜第 2 3項の何れかに記 載のィンクセッ ト。
2 5 .請求の範囲第 1項〜第 2 4項の何れかに記載のインクセットを用いて画 像を形成する記録方法。
2 6 .請求の範囲第 1項〜第 2 4項の何れかに記載のインクセットを用いて画 像を形成する記録システム。
2 7 .請求の範囲第 1項〜第 2 4項の何れかに記載のインクセットを用いて画 像が形成されてなる記録物。
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