WO2004093025A1

WO2004093025A1 - 緊急通報装置

Info

Publication number: WO2004093025A1
Application number: PCT/JP1994/001036
Authority: WO
Inventors: Tohru Oka; Hidenori Suzuki
Original assignee: Tohru Oka; Hidenori Suzuki
Priority date: 1994-06-28
Filing date: 1994-06-28
Publication date: 2004-10-28
Also published as: US5729203A

Description

明細書発明の名称

緊急通報装置技術分野

本発明は、加入者からの緊急通報を通信回線を介して緊急通報センタへ電送するための緊急通報装置に関する。背景技術

加入者からの緊急通報を通信回線を介して緊急通報センタへ電送するための緊急通報装置が知られている。たとえば、加入者に装着されてその加入者による押釦の操作に関連して通報信号を発信するペンダント型の携帯型発信装置とその携帯型発信装置からの電波を受けると通信回線を介して緊急通報センタへ通報する受信通報装置とを備えたものがそれである。このような緊急通報装置により加入者からの繁急通報が行われるとその緊急通報を受けた緊急通報セン夕では加入者の状態を電話などで確認することにより救急措置が必要であるか否かを判断し、必要である場合には救急車の出動などを要請する。

ところで、上記めような従来の緊急通報装置では、緊急通報セン夕には加入者による押釦の操作を示す緊急通報が単に送られるだけであるので、多くの緊急通報のうちのいずれが本当に緊急措置を必要とするものであるかを確認して選別する作業が極めて煩雑となっていた。すなわち、加入者による押釦の操作のうちのかなり多くのものは、気付かないで不用意に操作したものであったり、携帯型発信装置が正常に作動するか否かを心配してそれを試すためのものであつたり、或いは緊急通報セン夕の担当者との会話を期待するものであったりするのである。本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、加入者からの緊急通報のうち、本当に緊急措置が必要であるものを確認作業を要することなく容易に判断できるようにする緊急通報装置を提供することにある。発明の開示

かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、加入者からの緊急通報を通信回線を介して緊急通報センタへ電送するための緊急通報装置であって、（a) 緊急通報に際して操作される通報釦と、前記加入者の生体情報を検出する生体情報センサと、その生体情報センサにより検出された生体情報を所定期間記憶する記憶手段と、所定の変調周波数で信号を送信する送信機とを備えて前記加入者に装着され、その通報釦の操作に応答して、前記記憶手段に記憶された所定期間の生体情報を表す信号をその送信機から送信する携帯型発信装置と、（b) その携帯型発信装置からの電波を受信する受信機とその受信機により受信された生体情報信号を前記通信回線を介して予め定められた緊急通報セン夕へ通報する通信装置とを備えて前記加入者の居所に配置される受信通報装置とを、含むことにある。

このようにすれば、通報釦の操作に応答して、記憶手段に記憶された所定期間の生体情報を表す信号が携帯型発信装置から送信されると、その信号が受信通報装置において受信されるとともに、その受信された生体情報が緊急通報センタへ通報される。

したがって、緊急通報センタでは、上記所定期間の生体情報に基づき、通報釦の操作時以前の所定期間における加入者の生体情報を参考にして緊急通報を判断することができるので、緊急通報のうちの本当に緊急措置を要するものを電話連絡などの確認作業を要することなく直ちに判断できる。このため、緊急自動車の出動要請のような緊急措置を迅速にとることができるのである。

ここで、好適には、前記携帯型発信装置は、その携帯型発信装置が前記加入者に装着されていることを検出して装着状態を表す信号を出力する装着センサを備えたものであり、その携帯型発信装置の送信機は、前記通報釦の操作に応答して、その装着センサからの装着状態を表す信号を前記生体情報と共に送信するものである。そして、前記受信通報装置は、前記送信機から送信された装着状態を表す信号を前記解析結果と共に緊急通報セン夕へ通報する。

また、好適には、前記携帯型発信装置は、前記生体情報センサにより前記加入者から検出される生体情報に基づいてその加入者の異常状態を判定する異常判定手段を含み、前記送信機は、その異常判定手段による加入者の異常判定に応答して前記記憶手段に記憶された所定期間の生体情報を表す信号を送信する。

また好適には前記生体情報センサは加入者の動脈から発生する圧脈波を検出する脈波センサ、加入者の心電誘導波を検出する心電センサ、加入者の体温を検出する体温センサ、加入者の発汗量を検出する発汗センサから選択された少なくとも 1つのものである。

また、好適には、前記通信回線は、前記加入者の居所の電話に接続されている電話回線である。

また、前記目的を達成するための他の発明の要旨とするところは、加入者からの緊急通報を通信回線を介して緊急通報センタへ電送するための緊急通報装置であって、（a) 緊急通報に際して操作される通報釦と、前記加入者の生体情報を検出する生体情報センサと、その生体情報センサにより検出された生体情報を所定期間記憶する記憶手段と、所定の変調周波数で信号を送信する送信機とを備えて前記加入者に装着され、その通報釦の操作に応答して、前記記憶手段に記憶された所定期間の生体情報を表す信号を上記送信機からそれぞれ送信する携帯型発信装置と、

(b) その携帯型発信装置からの電波を受信する受信機と、その受信機により受信された信号を解析する解析装置と、その解析装置による解析結果を前記通信回線を介して緊急通報セン夕へ通報する通信装置とを備えて前記加入者の居所に配置される受信通報装置とを、含むことにある。このようにすれば、通報釦の操作に応答して、記憶手段に記憶された所定期間の生体情報を表す信号が携帯型発信装置から送信されると、その信号が受信通報装置において受信されるとともに、その受信通報装置内の解析装置において所定期間の生体情報を表す信号が解析されて、そ .の解析結果が緊急通報セン夕へ通報される。

したがって、緊急通報セン夕では上記所定期間の生体情報を表す信号の解析結果に基づき通報釦の操作時以前の所定期間における加入者の生体情報の解析結果を参考にして緊急通報を判断することができるので綮急通報のうちの本当に緊急措置を要するものを電話連絡などの確認作業を要することなく直ちに判断できる。このため、緊急自動車の出動要請のような緊急措置を迅速にとることができるのである。

ここで、好適には、前記携帯型発信装置は、その携帯型発信装置が前記加入者に装着されていることを検出して装着状態を表す信号を出力する装着センサを備えたものであり、その携帯型発信装置の送信機は、前記通報釦の操作に応答して、その装着センサからの装着状態を表す信号を前記生体情報と共に送信するものである。そして、前記受信通報装置は、前記送信機から送信された装着状態を表す信号を前記解析結果と共に緊急通報センタへ通報する。

また、好適には、前記携帯型発信装置は、前記生体情報センサにより前記加入者から検出される生体情報に基づいてその加入者の異常状態を判定する異常判定手段を含み、前記送信機は、その異常判定手段による加入者の異常判定に応答して、前記記憶手段に記憶された所定期間の生体情報を表す信号を送信する。

また、好適には、前記生体情報センサは、加入者の動脈から発生する圧脈波を検出する脈波センサ、加入者の心電誘導波を検出する心電センサ、加入者の体温を検出する体温センサ、加入者の発汗量を検出する発汗センサから選択された少なくとも 1つのものである。

また、好適には、前記生体情報センサは脈波センサであり、前記解析装置は、その脈波センサにより検出された圧脈波の脈波情報のうち、脈拍数、圧脈波の形伏、圧脈波の大きさ、圧脈波のピーク値に対応する血圧値のうちの少なくとも 1つを解析するものである。

また、好適には、前記受信通報装置は、前記解析装置による解析結果を前記加入者に知らせるために表示出力する表示装置を含むものである図面の簡単な説明

図 1は、本発明の一実施例の緊急通報装置が適用されるシステムの構成を説明する図である。

図 2は、図 1の加入者に装着される携帯型発信装置の構成を示す図である

図 3は、図 1の携帯型発信装置および受信通報装置の電気的構成を説明するブロック線図である。

図 4は、図 3に示す携帯型発信装置の作動を説明するフローチャートである。図 5は、図 3に示す受信通報装置の作動を説明するフローチャートであ。

図 6は、本発明の他の実施例における図 4に相当する図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。

図 1は、本実施例の緊急通報装置が適用されたシステムの構成を説明する図である。図において、各居宅 1 0、緊急通報センタ 1 2、および病院 1 4などは、電話局 1 6を中心とする電話回線 1 8により接続されている。

上記居宅 1 0内の加入者 2 0には、腕時計型の携帯型発信装置 2 2が装着されている。ますその居宅 1 0内には加入者 2 0の居宅に設置された電話の電話回線 1 8に接続された受信通報装置 2 4が配置されている。緊急通報セン夕 1 2は民間の通報サービスセン夕や消防本部内に設置されるものであり、上記電話回線 1 8に接続されたホストモニタ装置 2 6が配置されている。

図 2は上記腕時計型の携帯型発信装置 2 2を示している。図に示すように、携帯型発信装置 2 2は、脈拍数などの脈波情報を表示するための表示器 3 0、アラーム音を出力する圧電ブザ一 3 2、緊急通報に際して操作される押釦 3 4、および装着検出スィッチ 3 6が設けられた第 1 ハウジング 3 8と、加入者 2 0の橈骨動脈 4 0に押圧されてそれから発生する脈波を検出する脈波センサ 4 2を収容する第 2ハウジング 4 4と、それら第 1ハウジング 3 8および第 2ハウジング 4 4とを連結して加入者 2 0の腕に巻回されるバンド 4 6とを備えている。このバンド 4 6はたとえば弾性変形可能な合成樹脂により構成されており、アンテナ 4 8 がそのバンド 4 6に沿って固設されている。また、上記脈波センサ 4 2 は、橈骨動脈 4 0の真上位置に接触してその橈骨動脈 4 0の脈動にともなって発生する圧脈波を検出する圧力センサであり、たとえば特開平 3 - 1 5 4 4 0号公報に記載されたものと同様に構成されている。

図 3は、上記携帯型発信装置 2 2および前記受信通報装置 2 4の電気的構成を説明するブロック線図である。図において、携帯型発信装置 2 2の C P U 5 0は、 R A M 5 2の一時記憶機能を利用しつつ予め R O M 5 4に記憶されたプログラムにしたがって入力信号を処理し、通報信号および脈拍データを変調器 5 6および送信機 5 8を通して送信させる。図 4は、上記携帯型発信装置 2 2の作動を説明するフローチャートである。図のステップ S 1では、脈波センサ 4 2からの信号に基づいて脈波が入力されたか否かが判断される。脈拍が発生していない場合にはステツプ S 1の判断が否定されて本ルーチンが終了させられる。しかし、脈拍が発生した場合にはステップ S iの判断が肯定されるので、ステツプ S 2において予め記憶された式から今回の脈拍と前回の脈拍との間隔に基づいて脈拍数が新たに算出される。次いでステップ S 3においてその新たな脈拍数が表示器 3 0に表示されるとともにその新たな脈拍数が R AM 5 2に記憶される。続くステップ S 4では、押釦 3 4が操作されたか否かが判断される。押釦 3 4が操作されていない場合には上記ステツプ S 4の判断が否定されるので、ステップ S 1以下が繰り返し実行される。しかし、押釦 3 4が操作された場合には上記ステップ S 4の半断が肯定されるので、ステップ S 5において、それまでに R A M 5 2に記憶された所定期間、たとえば 1時間の脈拍数を表す脈拍数データが、加入者 2 0を特定する I Dコード信号と緊急通報を表す緊急通報信号と装着検出スィッチ 3 6からの信号と共にアンテナ 4 8から送信されるのである。なお、図示しない電源スィッチの操作によりモニタ作動が開始されている状態において装着検出スィツチ 3 6により携帯型発信装置 2 2の非装着が検出された場合には、圧電ブザー 3 2からアラーム音が出力されるようになっている。

また、図 3の受信通報装置 2 4の C P U 6 0は、 R AM 6 2の一時記憶機能を利用しつつ予め R O M 6 4に記憶されたプログラムにしたがつて入力信号を処理し、通報信号および脈拍解析データをモデム 6 6および電話回線ィン夕一フイス 6 8を通して緊急通報センタ 1 2へ通信す。

図 5は、上記受信通報装置 2 4の作動を説明するフローチャートである。図のステップ S T 1では、アンテナ 7 0、受信機 7 2、および復調機 7 4を通して携帯型発信装置 2 2からの信号が受信されたか否かが判断される。受信されていない場合にはステップ S T 1の判断が否定されて本ルーチンが終了させられる。しかし、受信された場合にはステップ S T 1の判断が肯定されるので、ステップ S T 2において脈拍数デ一夕、 I Dコード信号緊急通報信号、装着検出スィッチ 3 6からの信号が R AM 6 2内にそれぞれ読み込まれるとともに、続くステップ S T 3において脈拍数デ一夕の解祈が実行されることにより所定期間における加入者 2 0の脈拍不整、頻脈異常徐脈異常の発生時刻および発生回数がそれぞれ決定される。次いで、ステップ S T 4では、ステップ S T 3における解析結果が表示器 7 6において表示されるとともに、必要に応じて音声回路 7 8を駆動してスピーカ 8 0から音声を出力させる。そして、ステップ S T 5において、上記の解析結果が加入者 2 0を特定する I D コ一ド信号と緊急通報を表す緊急通報信号と装着検出スィツチ 3 6からの信号と共に電話回線 1 8を介して緊急通報センタ 1 2へ通報される。緊急通報センタ 1 2に設置されたホストモニタ装置 2 6には、上記解析結果、加入者 2 0を特定する I Dコ—ド信号、緊急通報を表す緊急通報信号、装着検出スィッチ 3 6からの信号がそれぞれ供給される結果、そのモニタ画面 8 2には、加入者を特定する I Dコード、緊急通報である旨を示す記号、装着状態を示す記号と共に、過去 1時間内における脈拍不整、頻脈異常、徐脈異常の発生時刻および発生回数が表示される。このため、緊急通報センタ 1 2内の監視員 8 4は、加入者 2 0からの緊急通報に接したときに、加入者の過去 1時間内における脈拍不整、頻脈異常、徐脈異常の発生時刻および発生回数に基づき、押釦 3 4の操作時における加入者 2 0の脈拍状態を参考にして緊急通報を判断することができるので、緊急通報のうちの本当に緊急措置を要するものを電話連絡などの確認作業を要することなく直ちに判断できる。そして、本当に緊急措置を必要とすると判断されたものについては、たとえば消防署へ緊急自動車 8 6の出動を速やかに要請することができるとともに、必要に応じて病院 1 4へ連絡をすることができる。

また本実施例によれば、緊急通報セン夕 1 2内の監視員 8 4は、加入者を特定する I Dコードおよび緊急通報である旨を示す記号と共に装着状態を示す記号に基づいて携帯型発信装置 2 2が装着されているか否かを知ることができるので一層正確に緊急通報の状 aを判断することができる。たとえば徐脈異常や脈拍が発生しているという脈波情報であっても携帯型発信装置 2 2が装着されていない場合には、緊急措置を必要としないと判断することができるのである。

次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の説明において前述の実施例と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。図 6は、本発明の他の実施例における携帯型発信装置 2 2の作動を説明するフローチャートである。本実施例では、図 4の実施例のステップ

S 3と S 4との間に、脈拍異常を判定するステップ S 6が加えられることにより構成されている。図 6のステップ S 6では、ステップ S 2におレ、て算出された脈拍数に基づいて脈拍異常であるか否かが判断される。このステップ S 2における脈拍異常の判断は、たとえば脈拍数が生体では極めて異常な値となったか否か、すなわち脈拍間隔が異常に大きくなつたか否かの判断である。通常は上記ステップ S 6の判断が否定されるので、ステップ S 4以下が実行される。しかし、脈拍間隔が異常に大きくなつた場合には、上記ステップ S 6の判断が肯定されるので、ステツプ S 5において過去 1時間以内の脈拍数データ、 I Dコード、緊急通報信号、装着信号が受信通報装置 2 4へ送信される。すなわち、本実施例では、ステップ S 6で脈拍異常と判断された場合には、押釦 3 4の操作と同様の送信が、自動的に行われるのである。

以上、本発明の一実施例を図面に基づいて説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。

たとえば前述の実施例では押釦 3 4の操作に応答して脈拍数が生体情報として送信されていたが、脈波の形状脈波の大きさ或いは脈波のピーク値に対応する血圧値などの脈波情報が生体情報として送信されてもよい。この場合には、受信通報装置 2 4において、脈波形状或いは脈波の大きさの鮮析ゃ血圧値の解析が行われる。

ます" 前述の実施例では、脈波センサ 4 2により検出された脈拍数が生体情報として押釦 3 4の操作に応答して送信されていたが、それに替えて或いはそれに加えて、心電センサ、体温センサ、発汗センサが設けられ、それら心電センサや体温センサから得られた心電波形、心拍数、体温、発汗量などが脈拍数に替えて或いはそれに加えて受信通報装置 2 4へ送信されるように構成されてもよい。要するに、携帯型発信装置 2 2には、生体情報センサが設けられ、その生体情報センサにより検出された生体情報が押釦 3 4の操作に応答して送信されるようにすればよいのである。

また、前述の実施例において、受信通報装置 2 4とホストモニタ装置 2 6との間は、電話回線 1 8を介して通信されているが、無線回線を介して通信されても差支えない。

また、前述の実施例の脈波センサ 4 2は、橈骨動脈 4 0から発生する圧脈波を検出する圧力センサ方式であつたが、光学的に脈波を検出する形式の脈波センサであってもよい。このような場合には、加入者 2 0に対する装着位置は、腕などに限定されない利点がある。

また、前述の実施例では、脈拍データの解析結果として脈拍不整、頻脈異常、徐脈異常の発生時刻および発生回数が緊急通報信号とともに緊急通報セン夕 1 2に通報されるように構成されているが、それらの解析結果のうちの少なくとも 1つが通報されてもよいのである。

また、前述の受信通報装置 2 4の作動を示す図 5のステップ S T 3では受信された生体情報の解析が行われていたが、必ずしも解析を行う必要がなくそのままの生体情報を電話回線 1 8を通して緊急通報セン夕 1 2へ通報するようにしてもよい。生体情報の種類によっては解析されなくても、生体情報そのままの数値たとえば脈拍数で判断できる場合があるからである。

なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々変更が加えられ得るものである。

Claims

請求の範囲

1 . 加入者からの緊急通報を通信回線を介して緊急通報センタへ電送するための緊急通報装置であつて、

緊急通報に際して操作される通報釦と、前記加入者の生体情報を検出する生体情報センサと、該生体情報センサにより検出された生体情報を所定期間記憶する記憶手段と、所定の変調周波数で信号を送信する送信機とを備えて前記加入者に装着され、該通報釦の操作に応答して、前記記憶手段に記憶された所定期間の生体情報を表す信号を該送信機から送信する携帯型発信装置と、

該携帯型発信装置からの電波を受信する受信機と、該受信機により受信された生体情報信号を前記通信回線を介して予め定められた緊急通報セン夕へ通報する通信装置とを備えて前記加入者の居所に配置される受を含むことを特徽とする緊急通報装置。

2 . 前記携帯型発信装置は、該携帯型発信装置が前記加入者に装着されていることを検出して装着状態を表す信号を出力する装着センサを備えたものであり該携帯型発信装置の送信機は前記通報釦の操作に応答して、該装着センサからの装着状態を表す信号を前記生体情報と共に送信するものである請求項 1の緊急通報装置。

3 . 前記受信通報装置は、前記送信機から送信された装着状態を表す信号を前記生体情報と共に緊急通報センタへ通報するものである請求項 2 の緊急通報装置。

4 . 前記携帯型発信装置は、前記生体情報センサにより前記加入者から検出される生体情報に基づいて該加入者の異常伏態を判定する異常判定手段を含み、前記送信機は、該異常判定手段による加入者の異常判定に応答して、前記記憶手段に記憶された所定期間の生体情報を表す信号を送信する請求項 1の緊急通報装置。

5 . 前記生体情報センサは、加入者の動脈から発生する圧脈波を検出する脈波センサ、加入者の心電誘導波を検出する心電センサ、加入者の体温を検出する体温センサ、加入者の発汗量を検出する発汗センサから選択された少なくとも 1つのものである請求項 1の緊急通報装置。

6 . 前記通信回線は、前記加入者の居所の電話に接続されている電話回線である請求項 1の緊急通報装置。

7 . 加入者からの緊急通報を通信回線を介して緊急通報センタへ電送するための緊急通報装置であって、

該携帯型発信装置からの電波を受信する受信機と、該受信機により受信された信号を解析する解析装置と該解析装置による解析結果を前記通信回線を介して予め定められた緊急通報センタへ通報する通信装置とを備えて前記加入者の居所に配置される受信通報装置と

を、含むことを特徴とする緊急通報装置。

8 . 前記携帯型発信装置は、該携帯型発信装置が前記加入者に装着されていることを検出して装着状態を表す信号を出力する装着センサを備えたものであり、該携帯型発信装置の送信機は、前記通報釦の操作に応答して、該装着センサからの装着状態を表す信号を前記生体情報と共に送信するものである請求項 7の緊急通報装置。

9 . 前記受信通報装置は、前記送信機から送信された装着状態を表す信

1 .3 号を前記解析結果と共に緊急通報セン夕へ通報するものである請求項 8 の緊急通報装置。

1 0 . 前記携帯型発信装置は、前記生体情報センサにより前記加入者から検出される生体情報に基づいて該加入者の異常状態を判定する異常判定手段を含み、前記送信機は、該異常判定手段による加入者の異常判定に応答して、前記記憶手段に記憶された所定期間の生体情報を表す信号を送信する請求項 7の緊急通報装置。

1 1 . 前記生体情報センサは、加入者の動脈から発生する圧脈波を検出する脈波センサ、加入者の心電誘導波を検出する心電センサ、加入者の体温を検出する体温センサ、加入者の発汗量を検出する発汗センサから選択された少なくとも 1つのものである請求項 7の緊急通報装置。

1 2 . 前記生体情報センサは脈波センサであり、前記解折装置は、該脈波センサにより検出された圧脈波の脈波情報のうち脈拍数圧脈波の形状、圧脈波の大きさ圧脈波のピーク値に対応する血圧値のうちの少なくとも 1つを解析するものである請求項 7の緊急通報装置。

1 3 . 前記通信回線は前記加入者の居所の電話に接続されている電話回線である請求項 7の緊急通報装置。

1 4 . 前記受信通報装置は、前記解析装置による解析結果を前記加入者に知らせるために表示出力する表示装置を含むものである請求項 1の緊急通報装置。