WO2005044359A1 - 吸引カテーテル - Google Patents

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Takuji Nishide
Masato Hashiba
Shogo Miki
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Description

明 細 書
吸引カテーテル 技術分野
本発明は、 経皮経管的に体内に導入され、 体内に存在する物質を体外へ吸引除 去する力テーテノレに関し、 特に体内の血管に生成した血栓や血管内に遊離したァ テローマなどのデブリス (異物) を、 カテーテル基端側から加える陰圧により体 外に吸引除去する吸引カテーテルに関する。 背景技術
従来、 血管などの脈管において狭窄あるいは閉塞が生じた場合、 および血栓に より血管が閉塞してしまった場合は、 血管の狭窄部位あるいは閉塞部位を拡張し て、 血管末梢側の血流を改善するために行う血管形成術 (PTA: P e r c u t a n e o u s T r a n s l um i n a l An g i o p l a s t y、 P T C A : P e r c u t a n e o u s T r a n s l um i n a l C o r o n a r y An g i o 1 a s t yなど) は、 多くの医療機関において多数の術例があり、 この種の^例における手術としては一般的になっている。 さらに、 拡張した狭窄 部の状態を保持するためのステント等も、 近年多く用いられるようになつてきた PTA、 PTC Aに用いられるバルーンカテーテルは、 主に血管の狭窄部位あ るいは閉塞部位を拡張するために、 ガイデイングカテーテルとガイドワイヤとの セットで使用される。 このバルーンカテーテルを用いた心臓冠状動脈における血 管形成術は以下のように行われる。 まずガイディングカテーテルを大腿動脈から 揷入して大動脈を経て冠状動脈の入口に位置させた後、 バルーンカテーテルを貫 通させたガイドワイヤを血管の狭窄部位あるいは閉塞部位を越えて前進させる。 続レヽてバル一ンを狭窄部位あるいは閉塞部位に位置させた状態で膨張させて、 狭 窄部位あるいは閉塞部位を拡張した後、 バルーンを収縮させて体外に除去する。 このバルーンカテーテルは、 血管の狭窄部位あるいは閉塞部位の治療に限定さ れず、 血管内への挿入、 ならびに種々の体腔、 管状組織への揷入を含む多くの医 療的用途に有用である。
しかしながら、 血管内の閉塞が血栓による場合、 閉塞部位をバルーン力テーテ ルで拡張すると、 血栓が血管内壁より遊離して下流側の末梢血管を閉塞させてし まう場合がある。 また、 血管内の狭窄部位を拡張する場合も病変部が粥状のブラ ークを多く含む場合などでは、 バル一ンカテーテルによる拡張で病変部より粥状 のプラーク (ァテローマ) が飛散してしまい、 末梢血管を閉塞させてしまう場合 がある。 このように末梢血管を閉塞させてしまう場合は、 閉塞部や狭窄部を拡張 しても、 末梢に血液が流れなくなってしまい、 スローフローやノーリフローの状 況に陥ってしまう。
このような状況に陥った場合、 冠状動脈などでは血流が回復するまで様子を見 るのが一般的であるが、 回復までに時間がかかってしまうという問題がある。 ま た、 状況に応じてニトログリセリンなどの血管拡張剤を投与して血流の回復を図 つたり、 ゥロキナーゼなどの血栓溶解剤を局所投与して閉塞物を溶解させる血栓 溶解療法が試みられることがあるが、 血流が回復するまでにはやはり時間がかか るという問題がある。 末梢閉塞がひどく血行動態が悪い場合は大動脈バルーンポ ンビング (I A B P ) などの補助手段も用いられる。
また、 血栓溶解療法のほかにも機械的に血栓を破碎すると同時に、 カテーテル の基端側から陰圧を加えることで、 血栓を体外に除去する方法が試みられてきた しかしながら、 カテーテル先端部で血栓を破砕するためには、 カテーテル基端 側から加える機械的な力を効率よくカテーテル先端側に伝える必要があることは 言うまでもない。 従って、 カテーテルシャフトにおける力の伝達性を高めるため に、 カテーテルシャフトの全体は比較的硬い材料で構成され、 目的とする血管内 の部位までカテーテルを搬送することが困難となることが多かった。 さらには、 機械的な力を加えると同時に、 カテーテル基端側から陰圧を加える必要があるた めに装置が大掛かりになるという問題があり、 普及するには至らなかった。 一方で、 手元側から陰圧を加えることによって血栓を体外に吸引除去する簡単 な構造のカテーテルも、 現在臨床でその効果が確認されつつある。 しかしながら 、 吸引するための吸引ルーメンの断面積を十分確保できず、 吸引能力の低いもの しか得られていない。 この理由は、 カテーテルが血管内の目的とする部位までガ イドワイヤに沿って搬送される構造であることに起因する。 すなわち、 ガイ ドヮ ィャに追随するガイドワイヤルーメンを吸引ルーメンの内部に設けているために 十分な吸引ルーメンを確保できないのである。
また、 ガイドワイヤルーメンを吸引ルーメンの外側に有する構造の場合、 必然 的に吸引カテーテルの外径は大きくなる。 従って、 併用するガイディングカテ一 テルは内径を確保するために外径が大きなものとなり、 患者の負担が格段に大き くなってしまうという問題が生じる。
加えて、 これらのガイ ドワイヤルーメンは通常吸引カテーテルの最先端から 3 0 c m程度の長さを有しているためカテーテルシャフト全体が硬くなってしまい 、 屈曲した血管内への挿入性が悪いという問題点も生じている。
特許文献 1にはガイドワイヤなしで血管内に導入可能なカテーテルが開示され ている。 該カテーテルは、 薬液、 造影剤等の注入路を有するカテーテルの基端に ハブと着脱自在なハブを固着してなる超弾性線とを具備していることを特徴とす る。 ハブからの薬液、 造影剤等の注入速度を増大させるため、 超弾性線をカテー テルから抜去して内部注入路の有効内腔を大きくすることができる。 しかしなが ら、 このような構成のカテーテルを吸引カテーテルとして通常の P T C A手技に おいて使用する場合、 ガイドワイヤに追随して患部に到達させることは不可能で あり、 術者による操作性が低いことが問題として指摘されている。 〔特許文献 1〕 特公平 3— 7 4 5 9 0号公報 発明の開示
これらの状況を鑑み、 本発明が解決しょうとするところは、 吸引ルーメンを最 大限確保し、 かつガイドワイヤに追随して目的部位まで搬送でき、 屈曲した血管 にも十分追随していけるだけの柔軟性を実現させると同時に、 体外からガイディ ングカテーテルに挿入させる際のカテーテルシャフトのキンクの可能性を低減さ せ、 良好な操作性を実現可能な吸引カテーテルを提供することにある。 発明者らが鋭意検討した結果、 以下の吸引カテーテルを構成することで問題点 を解決可能なことを見出し、 当該発明を完成させるに至った。
つまり、 生体内から物質を吸引除去するための吸引カテーテルであって、 前記 カテーテルは先端側シャフトおよび基端側シャフ卜から構成されるメインシャフ トを有し、 前記メインシャフトの内部に物質を吸引除去するための吸引ルーメン を、 前記先端側シャフ卜の最先端部にガイ ドワイヤを揷通可能なガイドワイヤル 一'メンを内部に持つガイ ドワイヤシャフトをそれぞれ備え、 前記吸引ルーメンは 前記基端側シャフトの基端側に設けられたハブに連通し、 前記吸引ルーメンの内 部に脱着可能なコアワイヤを有することを特徴とする吸引カテーテルを構成した また、 本発明は、 前記コアワイヤの基端側にコネクタが固定され、 前記コネク タが前記ハブの基端側に脱着可能に取り付けられている吸引カテーテルに関する 。
また、 本発明は、 前記コネクタが脱着可能に取り付けられた状態で、 前記コネ クタを介して前記吸引ルーメン内をフラッシュ可能である吸引カテーテルに関す る。
また、 本発明は、 前記コアワイヤ先端が前記吸引ルーメンの先端よりも基端側 に位置する吸引カテーテルに関する。
また、 本発明は、 前記コアワイヤの最大外径を R 1、 前記ハブより先端側の吸 引ルーメンの最小内径を R 2とする場合に、 0 . 3≤R 1 ZR 2 0 . 9であり 、 好ましくは、 0. 4≤R 1/R2^0. 7である吸引カテーテルに関する。 また、 本発明は、 前記コアワイヤが金属素!^を卷回したスプリングワイヤであ る吸引カテーテルに関する。
また、 本発明は、 前記コアワイヤが少なくとも一部が基端側ほど外径が大きく なるテーパー形状を呈するワイヤである吸引カテーテルに関する。
また、 本発明は、 前記コアワイヤの少なくとも一部が先端側ほど柔軟なワイヤ である吸引カテーテルに関する。
また、 本発明は、 前記コアワイヤの材質がステンレス、 C o— C r合金、 N i 一 T i合金、 N i— T i一 F e合金、 N i - T i一 C u合金、 N i - T i一 C r 合金、 N i— T i— V合金、 N i— T i— C o合金、 N i— T i— N b合金、
N i _T i— P d合金、 N i— T i -Cu-C r合金またはこれらの複合体か らなる吸引カテーテルに関する。
また、 本発明は、 前記先端側シャフトの先端が斜め方向にカットされており、 前記ガイ ドワイヤシャフトの先端部が該斜めカツ トされた前記先端側シャフトの 最先端部に位置するか、 もしくは該最先端部よりも先端側に突出して位置してお り、 前記先端側シャフトが斜めカツトされている部分の力テーテノレ長手軸方向の 長さを L 1とし、 前記ガイドワイヤシャフトの基端から前記先端側シャフトの最 先端部までの長さを L 2とした場合に、 0. 5≤L 2/L 1である吸引力テーテ ルに関する。
また、 本発明は、 前記 L 1が、 2mm≤L 1≤ 10mmである吸引カテーテル に関する。
また、 本発明は、 前記ガイドワイヤシャフトに、 X線不透過マーカーを有する 吸引カテーテルに関する。
また、 本発明は、 前記基端側シャフトがポリイミ ドから構成される吸引カテー テルに関する。
また、 本発明は、 前記基端側シャフトが金属編組と高分子材料を組み合わせた 編組チユーブから構成される吸引カテーテルに関する。 また、 本発明は、 前記編組チューブが吸引ルーメンを確定する内層、 内層の 外面に設けられた金属編組、 金属編組の外面に設けられた外層を有する吸引カテ 一テルに関する。
また、 本発明は、 前記基端側シャフトの少なくとも基端側の部分の曲げ弾性率 が 1 G P a以上である吸引カテーテルに関する。
また、 本発明は、 前記先端側シャフトの少なくとも一部に湿潤環境下で潤滑性 を示す親水性コーティングが付与されている吸引カテーテルに関する。
また、 本発明は、 前記吸引ルーメンの內部に前記コアワイヤが存在する状態で 生体内に挿入した後、 前記コアワイヤを取り外し、 前記吸引ルーメンに陰圧を付 与することで生体内から物質を吸引除去する吸引カテーテルの使用方法に関する
図面の簡単な説明
図 1は、 本発明にかかる吸引カテーテルの実施形態の一例を示す断面図である o
図 2は、 本発明にかかる吸引カテーテルの実施形態の別な一例を示す断面図で ある。
図 3は、 図 1に示した吸引カテーテルからコアワイヤを取り外した際の断面図 である。
図 4は、 図 2に示した吸引カテーテルからコアワイヤを取り外した際の断面図 である。
図 5は、 本発明にかかる吸引カテーテルにおけるコアワイヤの実施形態の一例 を示す断面図である。
図 6は、 本発明にかかる吸引カテーテルにおけるコアワイヤの実施形態の別な —例を示す断面図である。
図 7は、 本発明にかかる吸引カテーテルにおけるコアワイヤの実施形態のさら に別な一例を示す断面図である。 5
7 図 8は、 本発明にかかる吸引カテーテルの耐キンク性および屈曲部通過性評 価方法を示す模式図である。
図 9は、 図 8における屈曲プレートの拡大図である。
図 1 0は、 本発明における L 1と L 2の一例である。 図中、 1 0 0は吸引ルーメンを、 1 0 1はコアワイヤを、 1 0 2はメインシャ フトを、 1 0 3は先端側シャフトを、 1 0 4は基端側シャフトを、 1 0 5はスト レインリ リーフを、 1 0 6はハブを、 1 0 7はコネクタを、 1 0 8は吸弓レレーメ ン最小内径を、 1 0 9はコアワイヤ最大外径を、 1 1 0はガイドワイヤルーメン を、 1 1 1は X線不透過マーカーを、 そして 1 1 2は: ifイドワイヤシャフトを表 す。
また図中、 1 1 3は水槽を、 1 1 4は屈曲プレートを、 1 1 5は模擬大動脈を 、 1 1 6はガイディングカテーテルを、 そして 1 1 7はへモスタックバルブを表 す。 さらに図中、 1 1 8はポリエチレン管を、 1 1 9は屈曲部を、 1 2 0は直線 部を、 1 2 1はポリエチレン管の外径を、 1 2 2はポリエチレン管の内径を、 そ して 1 2 3はガイ ドワイヤを表す。 発明を実施するための最良の形態
以下に本発明にかかる吸引カテーテルの実施形態について図を用いて詳細に説 明するが、 本発明はこれに限定されるものではない。
本発明による吸引カテーテルは、 図 1力 ら図 2に典型例を示したように先端側 シャフ ト 1 0 3および基端側シャフト 1 0 4から構成されるメインシャフト 1 0 2を有し、 メインシャフト 1 0 2の内部に物質を吸引除去するための吸引ル ーメン 1 0 0を、 先端側シャフト 1 0 3の最先端部にガイ ドワイヤを揷通可能な ガイドワイヤルーメン 1 1 0を内部に持つガイドワイヤシャフト 1 1 2をそれぞ れ備え、 吸引ルーメン 1 0 0は基端側シャフ ト 1 0 4の基端側に設けられたハブ 1 0 6に連通し、 吸引ルーメン 1 0 0の内部に脱着可能なコアワイヤ 1 0 1を有 16205
8 することを特徴とする。 コアワイヤ 1 0 1を吸引ルーメン 1 0 0の内部に設け ることで、 吸引カテーテルを体外からガイディングカテーテルに挿入させる際の カテーテルシャフ卜のキンクの可能性を効果的に低減させ、 良好な操作"生を実現 することができる。 また、 ガイ ドワイヤルーメン 1 1 0を有するため、 ガイドヮ ィャに沿って屈曲した部位へも容易に吸引カテーテルを位置させることができる 吸引ルーメン 1 0 0の内部にコアワイヤ 1 0 1を設けると、 吸引ルーメン 1 0 0の断面積が小さくなるため十分な吸引量を実現することはできない。 しか しながら、 本発明においてはコアワイヤ 1 0 1を脱着可能に設けているため、 吸 引時には図 3から図 4に典型例を示したようにコアワイヤ 1 0 1を取り外すこと が可能であり、 従って十分な吸引量が容易に実現される。 コアワイヤ 1 0 1が固 定された構造の吸引カテーテルの場合、 本発明の吸引カテーテルと同様の吸引量 を実現させようとすると吸引ルーメン 1 0 0の断面積を大きくすることで補うほ かになく、 結果としてカテーテルシャフト外径の増大がもたらされる。 力テーテ ルシャフト外径の増大により吸引カテーテル揷入時に使用するガイディングカテ 一テルやシースのサイズが大きくなるため、 吸引治療を受ける患者の負担が増加 し好ましくない。
本発明による吸引カテーテルは脱着可能なコアワイヤ 1 0 1を有することを特 徴とするのは上述の通りであるが、 コアワイヤ 1 0 1を脱着可能とする機構は特 に制限されない。 し力 し、 コアワイヤ 1 0 1脱着時の操作性を考慮に入れると、 前記コアワイヤ 1 0 1の基端側にコネクタ 1 0 7が固定され、 前記コネクタ 1 0 7が前記ハブ 1 0 6の基端側に脱着可能に取り付けられていることが好まし レ、。 前記コアワイヤ 1 0 1の基端側とコネクタ 1 0 7の固定方法は本発明の効果 を何ら制限するものではなく、 接着等の方法を使用可能であり、 使用する接着剤 の種類等も制限されない。 また、 前記.コネクタ 1 0 7と前記ハブ 1 0 6の基端側 の接続方法も脱着可能であれば制限されないが、 ひとつの好適な実施形態として 、 ハブ 1 0 6の基端側をメス型のルアー形状とし、 コネクタ 1 0 7をォス型の 6205
9 ルアー形状とすることで、 コアワイヤ 1 0 1の脱着を確実かつ容易に実現でき る。 さらに、 ハブ 1 0 6の基端側をメス型のルアー形状とすることで、 シリンジ などを用いて吸引ルーメン 1 0 0に簡便に陰圧を付与することも可能になる。 上記のようにコアワイヤ 1 0 1の基端側にコネクタ 1 0 7が固定され、 前記コ ネクタ 1 0 7が前記ハブ 1 0 6の基端側に脱着可能に取り付けられている場合、 前記コネクタ 1 0 7を介して前記吸引ルーメン 1 0 0内をフラッシュすることが 可能な構造とすることができる。 本発明にかかる吸引カテーテルを使用する場合 、 体内に挿入する前の状態において吸引ルーメン 1 0 0内部をへパリン加生理食 塩水等の適当な溶液でフラッシュする必要がある。 フラッシュすることで体内、 特に血管内に挿入した場合の血栓形成を予防できる。 通常、 フラッシュはシリン ジを用いて行われる。 従って、 コネクタ 1 0 7の基端側をメス型のルアー形状と することで、 コアワイヤ 1 0 1を取り付けた状態でフラッシュが可能となり、 フ ラッシュ後速やかに体内へ挿入し治療を開始できる。
ガイドワイヤルーメン 1 1 0と吸引ルーメン 1 0 0の位置関係は本発明の効果 を制限するものではない。 図 1に示すようにガイドワイヤルーメン 1 1 0と吸引 ルーメン 1 0 0は互いに独立に存在していてもよく、 図 2に示すようにガイドヮ ィャルーメン 1 1 0の一部が吸引ルーメン 1 0 0の内部に位置してもよレ、。 また 、 ガイドワイヤルーメン 1 1 0のすべてが吸引ルーメン 1 0 0の内部に位置して もかまわない。 ただし、 ガイドワイヤルーメン 1 1 0の一部またはすべてが吸引 ルーメン 1 0 0の内部に位置する場合、 互いに独立に存在する場合と比較して吸 引ルーメン 1 0 0の断面積は小さくなる。 特に吸引ルーメン 1 0 0の内部に存在 するガイ ドワイヤルーメン 1 1 0の吸引カテーテルの軸方向長さが長くなる場合 は吸引量の減少につながるため、 吸引ルーメン 1 0 0の内部に位置するガイドヮ ィャルーメン 1 1 0の長さは短いほうが好ましい。 一方で、 ガイドワイヤルーメ ン 1 1 0と吸引ルーメン 1 0 0が独立で存在する場合、 ガイドワイヤに沿って吸 引カテーテルを挿入あるいは抜去する際にガイドワイヤシャフト 1 1 2が先端側 シャフト 1 0 3から剥離する危険性が高くなる。 ガイ ドワイヤシャフト 1 1 2と 先端側シャフト 1 0 3の接合部分を他の部材を用いて補強することも可能であ るが、 その場合、 該接合部分の外径が著しく増加することになる。 このように、 ガイ ドワイヤルーメン 1 1 0と吸引ルーメン 1 0 0の位置関係により、 吸引性能 や力テーテルの安全性が大きく変化するため、 吸引力テーテルが目的とする治療 部位、 使用方法、 要求される吸引量、 吸引対象となる物質等を考慮に入れ適宜設 計可能であることは当業者には自明である。
ガイドワイヤシャフト 1 1 2の材質はガイドワイヤとの良好な摺動性を確保す るため、 少なくとも内面はポリオレフイン、 特にポリエチレンから構成されるこ とが好ましい。
先端側シャフト 1 0 3とガイ ドワイヤシャフト 1 1 2の接合方法は本発明の効 果を何ら制限しない。 すなわち、 先端側シャフト 1 0 3とガイ ドワイヤシャフト 1 1 2が溶着可能な材料種の組み合わせである場合は、 溶着によって接合するこ とが可能である。 また、 溶着によって十分な接合強度が発現されない材料種の組 み合わせである場合は、 接着剤を用いて接着してもよい。 この場合、 使用する接 着剤の化学種は特に限定されず、 シァノアクリレート系、 ウレタン系、 エポキシ 系、 シリコーン系等の接着剤が好適に使用できる。 また、 接着剤の硬化形式も何 ら制限されず、 吸水硬化型、 2液混合硬化型、 光硬化型等の接着剤が好適に使用 できる。 難接着性の材料から構成される場合には、 酸素プラズマやコロナ放電、 シランカツプリング剤等により表面改質を行った上で接着してもよい。
コアワイヤ 1 0 1の先端は吸引ルーメン 1 0 0の先端よりも基端側に位置する ことが好ましい。 吸引ルーメン 1 0 0の先端よりもコアワイヤ 1 0 1の先端が飛 ぴ出していると、 挿入時に生体内を損傷させる可能性が高く危険である。 また、 コアワイヤ 1 0 1を一度取り外して吸引治療を行った後、 別な部位を治療するた めに吸引カテーテルを移動させる必要性が生じ、 コアワイヤ 1 0 1を吸引ルーメ ン 1 0 0の内部に取り付ける場合にもコアワイヤ 1 0 1による生体内損傷の可能 性が極めて高い。
コアワイヤ 1 0 1の先端の位置は吸引ルーメン 1 0 0の先端よりも基端側であ JP2004/016205
11 れば、 本発明の効果を一切制限しない。 挿入時のカテーテルシャフトのキンク の有無、 ガイ ドワイヤに沿って吸引カテーテルを挿入あるいは移動させるときの 操作性、 吸引カテーテル全体の硬さのバランス等を考慮に入れてコアワイヤ
1 0 1の先端の位置を決定できる。
コアワイヤ 1 0 1の最大外径 1 0 9を R 1、 吸引ルーメン 1 0 0の最小直径 1 0 8を R 2とする場合、 1 71 2は0 . 3以上、 0 . 9以下であることが好 ましい。 R 1 ZR 2が 0 . 3よりも小さい場合、 吸引ルーメン 1 0 0に対してコ ァワイヤ 1 0 1が細すぎるため、 コアワイヤ 1 0 1による揷入時の折れ防止効果 は十分発揮されない。 1 1 /1 2が0 . 9よりも大きい場合は吸引カテーテル全 体が硬くなり、 屈曲した部位を通過させることが極めて困難となる。 R 1 ZR 2 は 0 . 4以上、 0 . 7以下であることがより好ましい。
コアワイヤ 1 0 1の構造、 形状は本発明の効果を何ら制限しない。 典型例は図 5に示すストレート形状である。 屈曲した部位への通過性をより向上させる観点 からは、 図 6に示すように金属素線を卷回したスプリングワイヤであることが好 ましい。 この場合、 スプリングワイヤを構成する素線の外径、 ピッチ等は制限さ れない。 コアワイヤ 1 0 1の柔軟性を先端側ほど高めるために、 スプリングワイ ャのピッチを連続的あるいは段階的に変化させてもよい。 また、 図 6には示して いないがスプリングの内部にコア線を有してもよい。
図 5には典型例としてストレート形状を示したが、 図 7に示すようなテーパー 形状も好適に使用できる。 このようなテーパー形状を呈するワイヤを使用する場 合、 テーパー形状を制御することで吸引カテーテルの柔軟性を制御可能である。 コアワイヤ 1 0 1は先端側ほど柔軟であることが好ましい。 コアワイヤ 1 0 1 の柔軟性を高めることで、 治療部位が屈曲している場合や屈曲している部位を越 えなければ治療部位に到達できない場合等における吸引カテーテルの通過性を高 めることが可能である。 このような柔軟性を付与する手段としては、 上述したよ うにコアワイヤ 1 0 1をスプリングワイヤやテーパー形状を呈するワイヤとする ことが挙げられる。 他の手段としてはスプリングワイヤとテーパー形状の組み合 P 画 004/016205
12 わせやワイヤ表面に各種の切り込みを付与する等の加工が挙げられる。
コアワイヤ 101の材質は吸引カテーテルのキンクを防止するという目的を考 慮すると金属であることが好ましい。 耐腐食性、 抗血栓性等の観点からステンレ ス、 C o—C r合金であることが好ましい。 また、 超弾性合金を使用してコアヮ ィャ 101そのもののキンクを防止してもよい。 このような超弾性合金として、 N i— T i合金、 N i— T i一 F e合金、 N i - T i一 C u合金、 N i— T i一 C r合金、 1^ 1 _丁 1ー 合金、 1^ 1ー1^ーじ0合金、 N i— T i— Nb合金 、 :^ 1ー丁 1ー?(1合金、 N i— T i— C u— C r合金が好適に使用できる。 先端側シャフト 103の先端は斜め方向にカツトされていることが好ましい。 斜め方向にカットすることで吸引ルーメン 100の入り口を広く確保し、 吸引効 率を上げることが可能となる。 先端側シャフトが斜めカツトされている部分の力 テーテル軸方向の長さを L 1、 ガイドワイヤシャフト 1 1 2の基端から先端側シ ャフト 103の最先端部までの長さを L 2とする場合に、 L S/L !U O. 5以 上であることが好ましい。 L 2ZL 1が 0. 5よりも小さい場合、 ガイ ドワイヤ シャフト 1 1 2と先端側シャフト 103の接合部の面積が小さくなり、 ガイドヮ ィヤシャフト 1 1 2が先端側シャフト 103から剥離する危険性が高くなる。 また、 L 1は 2mm以上、 10 mm以下であることが好ましい。 L 1が 2mm よりも小さい場合は、 効率よく異物を吸引除去することが困難である。 また、 L 1が 1 Ommより大きい場合は生体内、 特に屈曲した血管内を吸引カテーテル を進める場合に斜めカツトした部分によって血管内壁を傷つけてしまう危険性が 高くなる。 斜めカットした部分は、 生体内挿入時や吸引治療時の生体内の損傷を 抑えるため、 面取りを行い端面を滑らかに加工してもよい。 面取りの方法は、 力 D 熱により端面を溶融させる方法や機械的に研磨する方法が使用可能であり、 これ らの方法に限定されるものではない。
本発明にかかる吸引カテーテルはガイドワイヤシャフト 1 1 2に X線不透過マ 一力一 1 1 1を有することが好ましい。 この場合、 X線不透過マーカー 1 1 1は 吸引ルーメン 100の先端の位置が確認できる部位に位置することがより好まし P T/JP2004/016205
13 レ、。 X線不透過マーカー 1 1 1により、 吸引カテーテル揷入時や吸引治療時に 吸引ルーメン 1 0 0の先端の位置を確認可能であり、 先端側シャフト 1 0 3の先 端斜めカツト部位による生体内の損傷のリスクが低減される。
X線不透過マーカー 1 1 1は十分な X線不透過性を有する材料であれば材料種 は問わない。 好ましくは金属材料であり、 金、 銀、 白金、 タンタル、 イリジウム 、 タングステン、 それらの合金等が使用可能である。 また、 X線不透過マーカー 1 1 1の構造も本発明の効果を制限するものではなく、 リング形状でも編組形状 でもよく、 それ以外の構造でもよい。 X線不透過マーカー 1 1 1の固定方法も限 定されるものではない。
基端側シャフト 1 0 4はポリイミ ドあるいは金属素線と高分子材料を組み合わ せた編組チューブから構成されることが好ましい。 ポリイミ ドは引張強度、 引張 降伏強度、 圧縮強度に優れるため、 シャフトを薄肉化可能である。 また、 編組チ ユーブは金属素線の形状、 素線の数量、 ピッチ、 使用する高分子材料の種類を選 定することで、 ポリイミ ドの場合と同様にシャフトを薄肉化可能である。 シャフ トの薄肉化により吸引ルーメン 1 0 0の大径ィヒが可能となり、 吸引能力を大幅に 向上させることができる。
ここで、 前記編組チューブは吸引ルーメン 1 0 0を確定する内層、 内層の外面 に設けられた金属編組、 金属編組の外面に設けられた外層を有することが好まし レ、。 このような二層構造にすることにより、 編組チューブの物性をより細かく制 御可能になる。 一例を挙げると内層にポリテトラフルォロエチレン (P T F E) 、 テトラフルォロエチレン 'パーフルォロアルキルビエルエーテル共重合体 (P F A) 、 テトラフルォロエチレン 'へキサフルォロプロピレン共重合体 (F E P ) 、 テトラフルォロエチレン ·エチレン共重合体 (E T F E) 、 ポリビニリデン フルオライ ド (P VD F ) 、 ポリクロ口トリフルォロエチレン (P C T F E ) な どのフッ素樹脂、 高密度ポリエチレンなどを使用することで、 吸引ルーメン
1 0 0内部に血栓ゃァテローマの付着を抑制し、 効率よく吸引することが可能と なる。 また、 外層にポリアミ ドエラストマ一、 ポリエステルエラストマ一、 ポリ ォレフィンエラストマ一などのエラス トマ一を使用することで、 編 チューブ の強度や柔軟性を制御できる。
編 *aチユーブを構成する金属編組の材質や構造は本発明の効果を制限するもの ではなく、 様々な材質や構造が利用可能である。 すなわち、 S U S 3 0 4、 S U S 3 1 6などのステンレス鋼、 パネ鋼、 ピアノ線、 オイルテンパー線、 C o 一 C r合金、 N i— T i合金等を円、 楕円、 四角形等各種の断面形状に加工した 金属素線を 1本持あるいは複数本持で編組に加工したものを使用することができ る。 また、 ひとつの編組を構成する金属素線の本数も何ら制限を受けない。 また、 基端側シャフト 1 0 4の少なくとも基端側は曲げ弾性率が 1 G P a以上 の高弾性材料からなることが好ましい。 このような高弾性材料からなるシャフト を用いることで、 術者が加えた吸引カテーテルを操作する力を先端に十分に伝え ることが可能である。 つまり、 押す力、 引く力に加えて、 回転させる力を充分に 先端に伝達させることが容易に実現できる。 ステンレス鋼、 C o— C r合金、 N i— T i合金等の金属材料、 ポリイミ ド、 ポリエーテルエーテルケトン、 ポリ アミ ドイミ ド等の樹脂材料が好適に使用され、 これらの複合材料であってもかま わない。
先端側シャフト 1 0 3は吸引カテーテルの長さ方向における剛性の変化を連続 的にするため、 基端側シャフト 1 0 4よりも低弹性材料で構成されることが好ま しい。 好適な材料構成として、 ポリエチレン等のポリオレフイン、 ポリアミ ド、 ポリエステル、 ポリウレタン、 ポリオレフインエラス トマ一、 ポリアミ ドエラス トマ一、 ポリエステルエラストマ一、 ポリウレタンエラストマ一等が挙げられる 。 先端側シャフト 1 0 3と基端側シャフト 1 0 4の接合方法は特に制限されず、 溶着、 接着等の方法が使用可能である。
基端側シャフト 1 0 4とハプ 1 0 6の剛性の差を緩和することを目的とした部 材であるストレインリ リーフ 1 0 5ゃハブ 1 0 6の材質は本発明の効果を何ら制 限するものではないが、 成型加工性の観点から樹脂材料であることが好ましい。 先端側シャフト 1 0 3の少なくとも一部には湿潤環境下で潤滑性を示す親水性 T/JP2004/016205
15 コーティングが付与されていることが好ましい。 特に、 ガイ ドワイヤシャフト 1 1 2を備えた構造の吸引カテーテルの場合、 吸引ルーメン 1 0 0をできるだけ 大きくすると先端側シャフ ト 1 0 3の外径は大きくなる。 従って、 先端側シャフ ト 1 0 3が原因となって、 吸引カテーテルを特に血管内に挿入する場合に血管内 壁との摺動抵抗が大きくなる可能性がある。 従って、 先端側シャフト 1 0 3の少 なくとも一部には親水性コーティングが付与され、 摺動抵抗を軽減させることが 好ましい。 もちろん、 先端側シャフト 1 0 3の全体、 あるいは基端側シャフト 1 0 4の一部あるいは全体にも親水性コーティングを施してもよい。
親水性コーティングの方法、 材質は特に本発明の効果を制限するものではなく 、 使用する先端側シャフト 1 0 3、 基端側シャフト 1 0 4やガイドワイヤシャフ ト 1 1 2の材質に合わせて適宜選択可能である。 例を挙げると、 ポリ (2—ヒド ロキシェチルメタタリレート) 、 ポリアクリルアミ ド、 ポリ ビュルピロリ ドン等 の親水性のポリマーが使用できる。 また、 各シャフ トの長さ方向で親水性コーテ ィングの厚さ、 材質を調整することで摺動抵抗を漸次増減するように調整しても よい。
本発明にかかる吸引カテーテルの使用方法は、 吸引ルーメン 1 0 0の内部にコ ァワイヤ 1 0 1が存在する状態で生体内に挿入した後、 コアワイヤ 1 0 1を取り 外し、 吸引ルーメン 1 0 0に陰圧を付与することで生体内から物質を吸引除去す る方法である。 この方法において、 吸引ルーメン 1 0 0に陰圧を付与する手段は 制限されない。 ロックつきシリンジ等を用い手動で陰圧を付与してもよく、 ボン プ等を用いて自動で陰圧を付与してもよい。 〔実施例〕
以下に本発明の実施例及び比較例について詳細に説明する。
(実施例 1 )
ポリアミ ド酸のワニスを用いたデイツビング成形により外径 1 . 3 0 mm、 内 径 1 . 1 0 mm、 長さ 1 1 0 0 mmのポリイミ ドチューブを作製し、 基端側シャ フトとした。 低密度ポリエチレン (LF480M、 日本ポリケム株式会社) を 用いて押出成形により外径 1 · 30mm、 内径 1. 00 mm、 長さ 300 mmの チューブを作製し、 先端側シャフトとした。 基端側シャフトの一端を加熱延伸し て減径し、 該減径部分を先端側シャフト内に挿入.し、 2液混合型ウレタン接着剤 (ニッポラン 4235、 コロネート 4403、 日本ポリウレタン工業株式会社) を用いて接着固定し、 メインシャフトを得た。 先端側シャフトは難接着性の材料 であるため、 接着前に酸素プラズマ処理を行った。
該先端側シャフトの最先端部分は、 カテーテル軸方向の長さ L 1が 2 mmにな るように斜めに力ットした。 基端側、 ャフトの基端にポリカーボネート (M a k r o l o n 2658、 B a y e r株式会社) を用いて射出成形により作製したハ ブおよびポリアミ ドエラストマ一 (PEBAX 5533 SA01、 e l f a t o c h em社) を用いて射出成形により作製したストレインリリーフを 2液混合 型ウレタン系接着剤 (-ッポラン 4235、 コロネート 4403、 日本ポリウレ タン工業株式会社) により接着固定した。
高密度ポリエチレン (HY540、 日本ポリケム株式会社) を用いて押出成形 により外径 0. 60mm、 内径 0. 42 mm、 長さ 10 mmのチューブを作製し 、 中央に白金一タングステン合金 (タングステン含量 8 w t %) からなる外径 0. 72mm、 内径 0. 65 mm、 長さ 1 mmの X線不透過マーカーをかしめに より付与し、 ガイ ドワイヤシャフトとした。 このガイドワイヤシャフトと先端側 シャフトを L 2が 1 mm、 かつガイ ドワイヤシャフトが先端側シャフトの外側に 位置するように配置し、 熱溶着により接合した。 接合時には、 ガイドワイヤノレ一 メンと吸引ルーメンを確保するために両方のシャフト内部にマンドレルを揷入し た。
SUS 304合金により作製した外径 0. 605 mm, 長さ 1300 mmのス トレート形状のワイヤをコアワイヤとした。 コアワイヤの一端にポリカーボネー ト (Ma k r o l o n 2658、 B a y e r株式会社) を用いて射出成形により 作製したコネクタを 2液混合型ウレタン接着剤 (ニッポラン 4235、 コロネート 4403、 日本ポリウレタン工業株式会社) を用いて接着した。 コ ネクタが接着されていない側からハプを通してコアワイヤを挿入し、 ハブとコネ クタを締め込んで固定したものを吸引カテーテルとした。
(実施例 2)
SUS 304合金により作製した外径 0. 71 5mmのス トレート形状のワイヤ をコアワイヤとした以外は実施例 1と同様に作製した。
(実施例 3)
ガイドワイヤシャフトが先端側シャフ トの内部に位置するように配置したこと 、 N i— T i合金により作製した外径 0. 495mmのス トレート形状のワイヤ をコアワイヤとした以外は実施例 1と同様に作製した。
(実施例 4)
SUS 304合金から作製した外径 0. 385 mmのストレート形状のワイヤ をコアワイヤとした以外は実施例 3と同様に作製した。
(実施例 5)
N i—T i合金から作製した外径 0. 880mmのス トレート形状のワイヤを コアワイヤとした以外は実施例 3と同様に作製した。
(実施例 6 )
SUS 304合金から作製した基端側外径 0. 605 mm, 先端側外径 0. 385 mm, テーパー部長さ 600 mmの形状を有するワイヤをコアワイヤ とした以外は実施例 1と同様に作製した。
(実施例 7)
SUS 304合金から作製した外径 0. 605 mmのスプリングワイヤ (0. 300mmのコア線の周囲に 0. 150 mmの素線を密卷) をコアワイヤ とした以外は実施例 1と同様に作製した。
(実施例 8 )
SUS 304合金から作製した 0. l OmmXO. 03 mmの金属素線を 1本 持 · 1 6打で加工した金属編組を用い、 外径 1. 30 mm, 内径 1. 10 mm、 TJP2004/016205
18 長さ 1 10 Ommの編組チューブを作製した。 内層はポリテトラフルォロェチ レン (ポリフロン F— 207、 ダイキン工業株式会社) 、 外層はポリアミ ドエラ ストマ一 (PEBAX 7233 SA01、 e l f a t o c h e m社) を使用し た。 作製した編組チューブを基端側シャフトとした。 ポリアミ ドエラストマ一 ( PEBAX 7233 SA01, e l f a t o c h e m社) を用いて押出成形に より外径 0. 60mm、 内径 0. 42mm、 長さ 10 mmのチューブを作製し、 中央に白金一タングステン合金 (タングステン含量 8 w t %) からなる外径 0. 72mm、 内径 0. 65 mm、 長さ 1 mmの X線不透過マーカーをかしめに より付与し、 ガイドワイヤシャフトとした以外は実施例 1と同様に作製した。 (実施例 9 )
SUS 304合金から作製した外径 0. 275 mmのストレート形状のワイヤ をコアワイヤとした以外は実施例 1と同様に作製した。
(実施例 10)
SUS 304合金から作製した外径 1. 05 mmのストレート形状のワイヤを コアワイヤとした以外は実施例 1と同様に作製した。
(比較例 1 )
コアワイヤを使用しない以外は実施例 1と同様に作製した。
(揷入時の耐キンク性、 屈曲部の通過性評価)
図 8に示すように、 37 °Cの生理食塩水を満たした水槽 1 13中に模擬大動脈 1 15およぴガイデイングカテーテ^^ 116を配置し、 へモスタックバノレブ 1 17をガイディングカテーテル 1 16に固定した。 ガイディングカテーテル 1 16の先端は心臓冠動脈を模擬した屈曲プレート 1 14に接続し、 ガイディン グカテーテルの内部には外径 0. 014インチのガイドワイヤ 1 23をあらかじ め揷通しておいた。 図 9に示すように屈曲プレート 1 14にはポリエチレン管 1 18が模擬冠動脈として配置され、 ポリエチレン管 1 18は屈曲部 1 1 9と直 線部 1 20を有する。 屈曲部 119の曲率半径は 1 5 mm、 直線部 120の長さ は 80mmとした。 また、 ポリエチレン管 1 1 8の外径 1 21は 5mm、 内径 1 2 2は 3 mmとした。 実施例および比較例の吸引カテーテルをへモスタ ックバルブ 1 1 7を通じてガイディングカテーテル 1 1 6内のガイドワイヤ 1 2 3に沿って揷入する際のキンクの発生の有無並びに屈曲部 1 1 9の通過性を 評価した。 結果を表 1に示す。
表 1中、 耐キンク性の結果において、 〇は耐キンク性が良好なことを、 △は耐 キンク性があまり良くないことを、 Xは耐キンク性が悪いことを示す。 また表 1 中、 通過性の結果において、 〇は通過性が良好なことを、 △は通過性があまり良 くないことを、 Xは通過性が悪いことを示す。
bo to
〇 〇
基端側シ ·フ卜材質 コアワイヤ形状 コアワイヤ材質 R1 [mm] R1 /R2 耐キンク性 通過性 実施例 1 ホ。リイミに ストレ-卜 SUS304 0. 605 0. 55 〇 〇 実施例 2 ホ'リイミに ストレ-ト SUS304 0. 71 5 0. 65 〇 〇 実施例 3 ホ。リイミト' ストレ-ト i -T i 合金 0. 495 0. 45 〇 〇 実施例 4 ホ。リイミに ストレ-ト SUS304 0. 385 0. 35 △ 〇 実施例 5 ホ。リイミに ストレ-卜 N i -T i 合金 0. 880 0. 80 〇 Δ 実施例 6 ホ'リイミト' f - 1、。 -形状 SUS304 0. 605 0. 55 〇 〇 実 例 7 ホ。リイミに スフ。リンク'ワイヤ SUS304 0. 605 0. 55 〇 〇 実施例 8 編組チュ-フ' ストレ-ト SUS304 0. 605 0. 55 〇 〇 実施例 9 ホ'リイミに ストレ-ト SUS304 0. 275 0. 25 Δ 〇 実施例 10 ホ。リイミに ストレ-ト SUS304 1 . 05 0. 95 〇 厶 比較例 1 ホ。リイミト' X Δ
本発明にかかる実施例 1から 8では、 吸引カテーテルのキンクの発生はほと んど認められず、 屈曲部に対しても比較的良好な通過性を示した。
また、 実施例 1から 3および 6から 8においては、 吸引カテーテルのキンク発 生が全く認められないばかり力 屈曲部に対する通過性が極めて良好であること が明らかになった。
一方、 比較例 1については、 吸引カテーテルとして十分な性能を発揮している とは言い難い。 産業上の利用可能性
以上のごとく、 本発明によれば、 生体内から物質を吸引除去するための吸引力 テーテルであって、 前記カテーテルは物質を吸引除去するための吸引ルーメンを 備え、 前記吸引ルーメンは前記カテーテルの基端側に設けられたハブに連通し、 前記吸引ルーメンの内部に脱着可能なコアワイヤを有することを特徴とする吸引 カテーテルを容易に提供することが可能であり、 屈曲した血管にも十分追随して いけるだけの柔軟性を実現させると同時に、 体外からガイディングカテーテルに 揷入させる際のカテーテルシャフトのキンクの可能性を低減させ、 良好な操作性 をもたらす点で有用である。

Claims

請求の範囲
1 . 生体内から物質を吸引除去するための吸引カテーテルであって、 前記カテ 一テルは先端側シャフトおよび基端側シャフトから構成されるメインシャフトを 有し、 前記メインシャフトの内部に物質を吸引除去するための吸引ルーメンを、 前記先端側シャフ 卜の最先端部にガイ ドワイヤを揷通可能なガイドワイヤルーメ ンを内部に持つガイドワイヤシャフトをそれぞれ備え、 前記吸引ルーメンは前記 基端側シャフトの基端側に設けられたハブに連通し、 前記吸引ルーメンの内部に 脱着可能なコアワイヤを有することを特徴とする吸引カテーテル。
2 . 前記コアワイヤの基端側にコネクタが固定され、 前記コネクタが前記ハブ の基端側に脱着可能に取り付けられたことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載 の吸引力テーテノレ。
3 . 前記コネクタが前記ハブの基端側の脱着可能に取り付けられた状態で、 前 記コネクタを介して前記吸引ルーメン内をフラッシュ可能であることを特徴とす る請求の範囲第 2項に記載の吸引カテーテル。
4 . 前記コアワイヤ先端が前記吸引ルーメンの先端よりも基端側に位置するこ とを特微とする請求の範囲第 1項から第 3項のいずれかに記載の吸引カテーテル
5 . 前記コアワイヤの最大外径を R 1、 前記ハブより先端側の吸引ルーメンの 最小内径を R 2とする場合に、 0 . 3≤R l ZR 2≤0 . 9であることを特徵と する請求の範囲第 1項から第 4項のいずれかに記載の吸引カテーテル。
6 . 0 . 4≤R 1 /R 2≤ 0 . 7であることを特徴とする請求の範囲第 5項に 記載の吸引カテーテル。
7 . 前記コアワイヤが金属素線を巻回したスプリングワイヤであることを特徴 とする請求の範囲第 1項から第 6項のいずれかに記載の吸引カテーテル。
8 . 前記コアワイヤの少なくとも一部が基端側ほど外径が大きくなるテーパー 形状を呈することを特徴とする請求の範囲第 1項から第 7項のいずれかに記載の 吸引力テーテノレ。
9. 前記コアワイヤの少なくとも一部が先端側ほど柔軟であることを特徴と する請求の範囲第 1項から第 8項のいずれかに記載の吸引カテーテル。
10. 前記コアワイヤの材質がステンレス、 じ0—じ 3:合金、 ^^ 1ー丁 1合金 、 N i— T i— F e合金、 N i - T i一 C u合金、 N i - T i一 C r合金、 N i 一 T i一 V合金、 N i— T i— Co合金、
Figure imgf000025_0001
合金、 N i— T i— P d合金、 N i— T i一 Cu— C r合金またはこれらの複合体からなることを特 徴とする請求の範囲第 1項から第 9項のいずれかに記載の吸引カテーテル。
1 1. 前記先端側シャフトの先端が斜め方向に力ットされており、 前記ガイド ワイヤシャフトの先端部が該斜めカツトされた前記先端側シャフトの最先端部に 位置するか、 もしくは該最先端部よりも先端側に突出して位置しており、 前記先 端側シャフトが斜めカツトされている部分のカテーテル長手軸方向の長さを L 1 とし、 前記ガイ ドワイヤシャフトの基端から前記先端側シャフトの最先端部まで の長さを L 2とした場合に、 0. 5≤L 2/L 1であることを特徴とする請求の 範囲第 1項から第 10項のいずれかに記載の吸引カテーテル。
1 2. 前記 L 1力 2mm≤L 1≤ 10mmであることを特徴とする請求の範 囲第 1 1項に記載の吸引カテーテル。
1 3. 前記ガイドワイヤシャフトに、 X線不透過マーカーを有することを特徴 とする請求の範囲第 1項から第 12項のいずれかに記載の吸引カテーテル。
14. 前記基端側シャフトがポリイミ ドから構成されることを特^¾とする請求 の範囲第 1項から第 13項のいずれかに記載の吸引カテーテル。
1 5. 前記基端側シャフトが金属編組と高分子材料を組み合わせた編組チュ一 ブから構成されることを特徴とする請求の範囲第 1項から第 13項のいずれかに 記載の吸引カテーテル。
1 6. 前記編組チューブが吸引ルーメンを確定する内層、 内層の外面に設けら れた金属編組、 金属編組の外面に設けられた外層を有することを特徴とする請求 の範囲第 1 5項に記載の吸引カテーテル。
1 7 . 前記基端側シャフトの少なくとも基端側の部分の曲げ弾性率が 1 G P a以上であることを特徴とする請求の範囲第 1項から第 1 6項のいずれか に記載の吸引カテーテル。
.1 8 . 前記先端側シャフトの少なくとも一部に湿潤環境下で潤滑性を示す親水 性コーティングが付与されていることを特徴とする請求の範囲第 1項から第 1 7 項のいずれかに記載の吸引カテーテル。
1 9 . 前記吸引ルーメンの内部に前記コアワイヤが存在する状態で生体内に挿 入した後、 前記コアワイヤを取り外し、 前記吸引ルーメンに陰圧を付与すること で生体内から物質を吸引除去する請求の範囲第 1項から第 1 8項のいずれかに記 載の吸引カテーテルの使用方法。
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