WO2006059513A1 - 表示装置、表示装置の制御方法及び情報記憶媒体 - Google Patents

表示装置、表示装置の制御方法及び情報記憶媒体 Download PDF

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Abstract

 文字コード体系による制約を抑止しつつ、禁則処理を好適に行うことができるようになる表示装置を提供する。  フォントデータ記憶部(50)は、文字を表示するためのフォント情報と、当該文字の前及び/又は後における改行を制御するための改行制御情報と、をそれぞれ含む複数のフォントレコードを含むフォントデータを記憶する。文字列表示部(54)は、複数のフォントレコードの全部又は一部に係るフォント情報に基づいて、文字列を表示する。改行制御部(52)は、文字列表示部(54)による文字列の表示における改行位置を、当該文字列に含まれる文字に係る改行制御情報に基づいて決定する。

Description

明 細 書
表示装置、表示装置の制御方法及び情報記憶媒体
技術分野
[0001] 本発明は表示装置、表示装置の制御方法及び情報記憶媒体に関する。
背景技術
[0002] 文字列を表示する携帯ゲーム機、家庭用ゲーム装置、携帯情報端末 (PDA)ゃパ 一ソナルコンピュータなどの表示装置が知られて 、る。
[0003] 上記のような表示装置としては、文字列表示領域の横幅に応じて改行を行う場合に 、行の先頭となることが好ましくない文字が行の先頭となることや、行の末尾となること が好ましくな ヽ文字が行の末尾となることを抑止する処理 (禁則処理)を行うものが知 られている。例えば、行頭又は行末に表示されることが好ましくない文字の文字コー ドを保持しておき、その文字コードで識別される文字が行頭又は行末とならな ヽよう に制御するものが知られて 、る。
[0004] また、上記のような表示装置としては、表示する文字のフォントデータに基づいてそ の文字に関連する関連画像をリアルタイムに生成し、その関連画像を文字に関連づ けて表示するものが知られている。例えば、文字の影をリアルタイムに生成し、その影 を文字に付して影付文字を表示するものなどが知られている。
[0005] さらに、上記のような表示装置としては、画面表示される文字列の一部をユーザが 好適に指定できるように支援するものが知られている。より具体的には、ユーザによつ て指定された文字列表示領域における位置と、文字列を構成する各文字の文字コー ドと、に基づいて文字列を解析することによって、ユーザが指定しょうとする部分を推 定し、その部分を区別表示するものが知られている。
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0006] 上記のような禁則処理を行う表示装置では、行頭又は行末に表示されないようにす る文字の文字コードをあら力じめ設定しておく必要がある。このため、禁則処理が文 字コード体系による制約を受ける場合があった。例えば、未知の文字コード体系の文 字を表示する場合には禁則処理を行うことができない場合があった。
[0007] また、上記のような関連画像を文字に関連づけて表示する表示装置は、文字に関 連づけて表示する関連画像をリアルタイムに生成するため、その処理負荷は軽いも のとはなっていなかった。
[0008] また、上記のような文字列の一部の指定を支援する表示装置は、文字コードに基づ いて文字列の解析を行うため、文字コード体系による制約を受ける場合があった。
[0009] 本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その第 1の目的は、文字コード 体系による制約を抑止しつつ、禁則処理を好適に行うことができるようになる表示装 置、表示装置の制御方法及び情報記憶媒体を提供することにある。
[0010] また、第 2の目的は、文字に関連する関連画像を処理負荷を軽減しつつ表示させ ることができるようになる表示装置、表示装置の制御方法及び情報記憶媒体を提供 することにある。
[0011] さらに、第 3の目的は、文字コード体系による制約を抑止しつつ、文字列の一部の 指定をユーザが好適に行えるようになる表示装置、表示装置の制御方法及び情報 記憶媒体を提供することにある。
課題を解決するための手段
[0012] 上記課題を解決するために、本発明に係る表示装置は、文字を表示するためのフ オント情報と、当該文字の前及び Z又は後における改行を制御するための改行制御 情報と、をそれぞれ含む複数のフォントレコードを含むフォントデータを記憶するフォ ントデータ記憶手段と、前記複数のフォントレコードの全部又は一部に係るフォント情 報に基づいて、文字列を表示する文字列表示手段と、前記文字列表示手段による 前記文字列の表示における改行位置を、当該文字列に含まれる文字に係る前記改 行制御情報に基づ 、て決定する改行制御手段と、を含むことを特徴とする。
[0013] また、本発明に係る表示装置の制御方法は、文字を表示するためのフォント情報と 、当該文字の前及び Z又は後における改行を制御するための改行制御情報と、をそ れぞれ含む複数のフォントレコードを含むフォントデータを記憶してなるフォントデー タ記憶手段力 前記フォントデータを読み出すためのフォントデータ読み出しステツ プと、前記フォントデータ読み出しステップによって読み出されるフォントデータに含 まれる複数のフォントレコードの全部又は一部に係るフォント情報に基づいて、文字 列を文字列表示手段に表示させる文字列表示ステップと、前記文字列表示手段によ る前記文字列の表示における改行位置を、当該文字列に含まれる文字に係る前記 改行制御情報に基づ 、て決定する改行制御ステップと、を含むことを特徴とする。
[0014] また、本発明に係るプログラムは、文字を表示するためのフォント情報と、当該文字 の前及び Z又は後における改行を制御するための改行制御情報と、をそれぞれ含 む複数のフォントレコードを含むフォントデータ、に含まれる前記複数のフォントレコ ードの全部又は一部に係るフォント情報に基づ 、て、文字列を表示する文字列表示 手段、及び、前記文字列表示手段による前記文字列の表示における改行位置を、 当該文字列に含まれる文字に係る前記改行制御情報に基づいて決定する改行制御 手段、として、携帯ゲーム機、家庭用ゲーム機、業務用ゲーム機、携帯電話機、携帯 情報端末 (PDA)やパーソナルコンピュータなどのコンピュータを機能させるための プログラムである。
[0015] また、本発明に係るフォントデータは、文字を表示するためのフォント情報と、当該 文字の前及び Z又は後における改行を制御するための改行制御情報と、をそれぞ れ含む複数のフォントレコードを含むフォントデータである。
[0016] また、本発明に係る情報記憶媒体は、上記プログラム及び上記フォントデータのう ちの少なくとも一方を記録したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体である。
[0017] 本発明では、文字を表示するためのフォント情報と、当該文字の前及び Z又は後 における改行を制御するための改行制御情報と、をそれぞれ含む複数のフォントレコ ードを含むフォントデータが記憶される。また、複数のフォントレコードの全部又は一 部に係るフォント情報に基づいて文字列が表示される。そして、その文字列の表示に おける改行位置が、当該文字列に含まれる文字に係る改行制御情報に基づいて決 定される。本発明によれば、文字の前及び Z又は後における改行を制御するための 改行制御情報がフォントデータに含まれ、文字列を表示する場合における改行位置 力 の改行制御情報に基いて決定されるため、文字コード体系による制約を抑止し つつ、禁則処理を行うことができるようになる。
[0018] なお、本明細書において、文字とは、例えば漢字、平仮名、片仮名、数字などを含 むものである。また例えば、アルファベット、キリル文字、ハングル文字、タイ語文字、 繁体文字ゃ簡体文字などの日本語以外の言語に対応したものを含むものである。さ らに例えば、 "("や") "などの約物(記号)や空白などを含むものである。
[0019] また、本発明の一態様では、前記改行制御情報は、その文字の前における改行を 制御するための第 1改行制御情報と、その文字の後における改行を制御するための 第 2改行制御情報と、を含み、前記改行制御手段は、前記文字列における少なくとも 一部の隣接文字について、当該隣接文字のうちの先の文字に係る前記第 2改行制 御情報と、当該隣接文字のうちの後の文字に係る前記第 1改行制御情報と、に基づ V、て所定の処理を実行し、その実行結果に基づ 、て前記改行位置を決定するように してちよい。
[0020] また、本発明の一態様では、前記第 1及び第 2改行制御情報はともに数値情報で あり、前記改行制御手段は、前記文字列における少なくとも一部の隣接文字につい て、当該隣接文字のうちの先の文字の前記第 2改行制御情報と、当該隣接文字のう ちの後の文字の前記第 1改行制御情報と、に基づいて所定の演算を行い、その演算 結果に基づ ヽて前記改行位置を決定するようにしてもょ ヽ。
[0021] また、本発明の一態様では、前記フォントレコードは、文字の種別を示す種別情報 をさらに含み、前記改行制御手段は、前記改行位置を前記文字列に含まれる文字 に係る前記種別情報にさらに基づ 、て決定するようにしてもょ 、。
[0022] また、本発明に係る表示装置は、文字を表示するためのフォント情報と、当該文字 に関連する関連画像を当該文字に関連づけて表示するための関連画像情報と、を それぞれ含む複数のフォントレコードを含むフォントデータを記憶するフォントデータ 記憶手段と、前記フォント情報に基づいて文字を表示するとともに、当該フォント情報 に対応する前記関連画像情報に基づいて、前記関連画像を当該文字に関連づけて 表示する表示手段と、を含むことを特徴とする。
[0023] また、本発明に係る表示装置の制御方法は、文字を表示するためのフォント情報と 、当該文字に関連する関連画像を当該文字に関連づけて表示するための関連画像 情報と、をそれぞれ含む複数のフォントレコードを含むフォントデータを記憶してなる フォントデータ記憶手段力 前記フォントデータを読み出すためのフォントデータ読 み出しステップと、前記フォントデータ読み出しステップによって読み出されるフォント データに含まれるフォント情報に基づいて文字を表示手段に表示させるとともに、当 該フォント情報に対応する前記関連画像情報に基づいて、前記関連画像を当該文 字に関連づけて表示させる表示ステップと、を含むことを特徴とする。
[0024] また、本発明に係るプログラムは、文字を表示するためのフォント情報と、当該文字 に関連する関連画像を当該文字に関連づけて表示するための関連画像情報と、を それぞれ含む複数のフォントレコードを含むフォントデータ、に含まれる前記フォント 情報に基づいて文字を表示するとともに、当該フォント情報に対応する前記関連画 像情報に基づいて、前記関連画像を当該文字に関連づけて表示する表示手段、と して、携帯用ゲーム機、家庭用ゲーム機、業務用ゲーム機、携帯電話機、携帯情報 端末(PDA)やパーソナルコンピュータなどのコンピュータを機能させるためのプログ ラムである。
[0025] また、本発明に係るフォントデータは、文字を表示するためのフォント情報と、当該 文字に関連する関連画像を当該文字に関連づけて表示するための関連画像情報と 、をそれぞれ含む複数のフォントレコードを含むフォントデータである。
[0026] また、本発明に係る情報記憶媒体は、上記プログラム及び上記フォントデータのう ちの少なくとも一方を記録したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体である。
[0027] 本発明では、文字を表示するためのフォント情報と、当該文字に関連する関連画像 を当該文字に関連づけて表示するための関連画像情報と、をそれぞれ含む複数の フォントレコードを含むフォントデータが記憶される。そして、フォント情報に基づいて 文字が表示されるとともに、当該フォント情報に対応する前記関連画像情報に基づ いて、前記関連画像が当該文字に関連づけて表示される。本発明によれば、文字に 関連する関連画像を文字に関連づけて表示するための関連画像情報がフォントデ ータに含まれ、文字に関連する関連画像をこの関連画像情報に基づ!/、て表示させる ことが可能になるため、文字に関連する関連画像を処理負荷を軽減しつつ表示させ ることがでさるよう〖こなる。
[0028] また、本発明の一態様では、前記フォントデータは、前記関連画像を表す複数の関 連画像データを含み、少なくとも一部の前記関連画像情報は、前記複数の関連画像 データのうちのいずれかを特定するための関連画像データ特定情報であり、前記表 示手段は、前記フォント情報に基づいて文字を表示するとともに、当該フォント情報 に対応する前記関連画像情報が前記関連画像データ特定情報である場合には、当 該関連画像データ特定情報によって特定される前記関連画像データによって表され る前記関連画像を当該文字に関連づけて表示するようにしてもょ 、。
[0029] また、本発明の一態様では、前記少なくとも一部の関連画像情報以外の関連画像 情報は、前記関連画像データそのものとしてもよい。
[0030] また、本発明の一態様では、前記関連画像は前記文字の影画像としてもょ ヽ。
[0031] また、本発明に係る表示装置は、文字を表示するためのフォント情報と、当該文字 の種別を示す種別情報と、をそれぞれ含む複数のフォントレコードを含むフォントデ ータを記憶するフォントデータ記憶手段と、前記複数のフォントレコードの全部又は 一部に係るフォント情報に基づいて、文字列を表示する文字列表示手段と、前記文 字列表示手段に表示される前記文字列の表示領域内の位置を選出基準位置として 指定する選出基準位置指定手段と、前記選出基準位置指定手段によって指定され る選出基準位置と、前記文字列に含まれる文字の前記種別情報と、に基づいて、前 記文字列の一部を選出する選出手段と、前記選出手段によって選出される前記文 字列の一部に基づいて処理を実行する処理実行手段と、を含むことを特徴とする。
[0032] また、本発明に係る表示装置の制御方法は、文字を表示するためのフォント情報と 、当該文字の種別を示す種別情報と、をそれぞれ含む複数のフォントレコードを含む フォントデータを記憶してなるフォントデータ記憶手段力 前記フォントデータを読み 出すためのフォントデータ読み出しステップと、前記フォントデータ読み出しステップ によって読み出されるフォントデータに含まれる複数のフォントレコードの全部又は一 部に係るフォント情報に基づいて、文字列を文字列表示手段に表示させる文字列表 示ステップと、前記文字列表示手段に表示される前記文字列の表示領域内の位置 を選出基準位置として指定する選出基準位置指定ステップと、前記選出基準位置指 定ステップによって指定される選出基準位置と、前記文字列に含まれる文字の前記 種別情報と、に基づいて、前記文字列の一部を選出する選出ステップと、前記選出 ステップによって選出される前記文字列の一部に基づいて処理を実行する処理実行 ステップと、を含むことを特徴とする。
[0033] また、本発明に係るプログラムは、文字を表示するためのフォント情報と、当該文字 の種別を示す種別情報と、をそれぞれ含む複数のフォントレコードを含むフォントデ ータ、に含まれる前記複数のフォントレコードの全部又は一部に係るフォント情報に 基づいて、文字列を表示する文字列表示手段、前記文字列表示手段に表示される 前記文字列の表示領域内の位置を選出基準位置として指定する選出基準位置指定 手段、前記選出基準位置指定手段によって指定される選出基準位置と、前記文字 列に含まれる文字の前記種別情報と、に基づいて、前記文字列の一部を選出する選 出手段、及び、前記選出手段によって選出される前記文字列の一部に基づいて処 理を実行する処理実行手段、として、携帯用ゲーム機、家庭用ゲーム機、業務用ゲ ーム機、携帯電話機、携帯情報端末 (PDA)やパーソナルコンピュータなどのコンビ ユータを機能させるためのプログラムである。
[0034] また、本発明に係るフォントデータは、文字を表示するためのフォント情報と、当該 文字の種別を示す種別情報と、をそれぞれ含む複数のフォントレコードを含むフォン トデータである。
[0035] また、本発明に係る情報記憶媒体は、上記プログラム及び上記フォントデータのう ちの少なくとも一方を記録したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体である。
[0036] 本発明では、文字を表示するためのフォント情報と、当該文字の種別を示す種別 情報と、をそれぞれ含む複数のフォントレコードを含むフォントデータが記憶される。 また、当該複数のフォントレコードの全部又は一部に係るフォント情報に基づいて、 文字列が表示される。そして、その文字列の表示領域内の位置が選出基準位置とし て指定されると、その選出基準位置と、文字列に含まれる文字の種別情報とに基づ いて文字列の一部が選出される。そして、その一部に基づいて処理 (例えば、その一 部を区別表示するなどの処理)が実行される。本発明によれば、文字の種別を示す 種別情報がフォントデータに含まれ、この種別情報に基づいて文字列の一部の選出 が行われるため、文字コード体系による制約を受けることなぐ文字列の一部の指定 をユーザが好適に行えるようにすることが可能となる。
[0037] また、本発明の一態様では、前記選出手段は、前記文字列において前記選出基 準位置より前に存在する文字のうちから始点文字を前記種別情報に基づいて選出 する始点文字選出手段と、前記文字列において前記選出基準位置より後に存在す る文字のうちから終点文字を前記種別情報に基づいて選出する終点文字選出手段 と、を含み、前記始点文字と前記終点文字に基づいて、前記文字列の一部を選出す るようにしてちょい。
[0038] また、本発明の一態様では、前記始点文字選出手段は、前記文字列において前 記選出基準位置より前の隣接する 2つの文字について、当該隣接する 2つの文字に 係る前記種別情報が所定の始点文字条件を満足するか否かを判断し、その判断結 果に応じて前記始点文字を選出するようにしてもょ 、。
[0039] また、本発明の一態様では、前記終点文字選出手段は、前記文字列において前 記選出基準位置より後の隣接する 2つの文字について、当該隣接する 2つの文字に 係る前記種別情報が所定の終点文字条件を満足するか否かを判断し、その判断結 果に応じて前記終点文字を選出するようにしてもょ 、。
図面の簡単な説明
[0040] [図 1]本実施の形態に係る携帯型電子装置のハードウェア構成を示す図である。
[図 2]本実施の形態に係る携帯型電子装置の機能ブロック図である。
[図 3]フォントデータの構成を示す図である。
[図 4]ヘッダブロックの構成を示す図である。
[図 5]グリフデータブロックの構成を示す図である。
[図 6]グリフデータの構成を示す図である。
[図 7]影グリフイメージオーナーマップブロックの構成を示す図である。
[図 8]グリフヘッダの構成を示す図である。
[図 9]第 1改行制御情報について示す図である。
[図 10]第 2改行制御情報について示す図である。
[図 11]改行制御情報数値ィ匕テーブルについて示す図である。
[図 12]文字種別情報について示す図である。
[図 13]携帯型電子装置で実行される処理について示すフロー図である。
[図 14]携帯型電子装置で実行される処理について示すフロー図である。 [図 15]携帯型電子装置で実行される処理について示すフロー図である。
[図 16]携帯型電子装置で実行される処理について示すフロー図である。
[図 17]携帯型電子装置の液晶ディスプレイに表示させる文字列の一例を示す図であ る。
発明を実施するための最良の形態
[0041] 以下、本発明の実施形態の一例について図面に基づき詳細に説明する。ここでは 、携帯ゲーム機、携帯音楽プレーヤや携帯情報端末 (PDA)として機能する携帯型 電子装置によって、本発明の実施形態に係る表示装置を実現する場合を例として説 明する。
[0042] 図 1は、本発明の実施形態に係る表示装置として使用される携帯型電子装置 10の ハードウェア構成を示す図である。同図に示すように、携帯型電子装置 10では、 CP U (Central Processing Unit) 14、 RAM (Random Access Memory) 16、 ROM (Read Only Memory) 18、インタフェース(iZF) 20, 24, 28、音声処理部 32、画像処理部 36がバス 12により相互にデータ通信可能に接続されている。インタフェース 20には 操作部 22が接続されており、インタフェース 24にはディスクドライブ 26が接続されて いる。さらに、インタフェース 28には通信部 30が接続されている。また、音声処理部 3 2にはスピーカ 34が接続されており、画像処理部 36には液晶ディスプレイ (LCD) 38 が接続されている。これらは電池とともに携帯型電子装置 10の筐体内に収容されて おり、該電池により駆動され、携帯可能となっている。
[0043] CPU14は、 ROM 18に格納されるオペレーティングシステム(OS)やディスク 27か ら読み出されるプログラムに基づいて、携帯型電子装置 10の各部を制御する。バス 1 2はアドレス及びデータを携帯型電子装置 10の各部でやり取りするためのものである 。また、 RAM16には、ディスク 27から読み取られたプログラムが必要に応じて書き込 まれる。また、 RAM16は CPU14の作業用としても用いられる。音声処理部 32は、 ディスク 27から読み出されたゲーム音楽、ゲーム効果音やメッセージなどの各種音 声データを再生して、スピーカ 34から出力させる。画像処理部 36は、 CPU14力も供 給される画像データを処理して LCD38に表示出力させる。
[0044] インタフェース 20, 24, 28は、 CPU14と、操作部 22、ディスクドライブ 26、通信部 30と、の間のデータ通信をそれぞれ中継する。操作部 22はユーザが各種操作をす るための入力手段である。ディスクドライブ 26は、 CPU14からの指示に従ってデイス ク 27に記憶されたプログラムやデータを読み取る。通信部 30は、通信ネットワークを 介して他のコンピュータ (情報処理装置)との間でデータ通信を行うものである。
[0045] なお、以上では、情報記憶媒体たるディスク 27を介してプログラムが携帯型電子装 置 10に供給されることとして説明した力 インターネットなどの通信ネットワークを介し て遠隔地力もプログラムが携帯型電子装置 10に供給されるようにしてもょ 、し、赤外 線通信などの各種データ通信を利用してプログラムが携帯型電子装置 10に供給さ れるようにしてもよい。
[0046] 次に、以上の構成を備える携帯型電子装置 10を用いて、 1)文字コード体系による 制約を抑止しつつ、禁則処理を行うことができるようになる表示装置、 2)文字に関連 する関連画像を処理負荷を軽減しつつ表示させることができるようになる表示装置、 3)文字コード体系による制約を抑止しつつ、文字列の一部の指定をユーザが好適 に行えるようになる表示装置、を実現する具体的な技術にっ 、て説明する。
[0047] 図 2は、携帯型電子装置 10において実現される機能のうち、本発明に関連するも のを中心として示す機能ブロック図である。同図に示すように、携帯型電子装置 10で は、フォントデータ記憶部 50、改行制御部 52、文字列表示部 54、選出基準位置指 定部 56、選出部 58、処理実行部 60が実現される。これらの機能は、ディスク 27を介 して供給されるプログラムが CPU14によって実行されることによって実現される。
[0048] [1.フォントデータ記憶部]
フォントデータ記憶部 50は、例えば ROM18やディスク 27などによって構成される 。フォントデータ記憶部 50はフォントデータを記憶する。
[0049] 図 3は、フォントデータ記憶部 50に記憶されるフォントデータの構成を示している。
同図に示すように、フォントデータ 100は、ヘッダブロック 102、メトリックスブロック 10 4、景グリフイメージオーナーマップブロック 106、第 1キャラクタマップブロック 108、 第 2キャラクタマップブロック 110、グリフデータブロック 112を含んで構成される。
[0050] 図 4は、ヘッダブロック 102の構成を示している。同図に示すように、ヘッダブロック 102には、バージョン情報 114、改行制御情報数値ィ匕テーブル 116、文字種別情報 数値化テーブル 118が保持される。バージョン情報 114は、このフォントデータのバ 一ジョンを示す情報である。改行制御情報数値ィ匕テーブル 116は、後述する改行制 御情報を数値化するための情報である(図 11参照)。文字種別情報数値化テーブル 118は、後述する文字種別情報を数値化するための情報である(図 12参照)。ヘッダ ブロック 102には、その他の各種情報が記憶される。
[0051] メトリックスブロック 104には、文字矩形情報(幅及び高さ)などのメトリックス情報 (文 字の書体のレイアウトに関する情報)が保持される。影グリフイメージオーナーマップ ブロック 106については後述する(図 7参照)。
[0052] 第 1キャラクタマップブロック 108には、文字コードのリストが保持される。第 1キャラク タマップブロック 108では、一部の文字コードにのみ文字番号が対応づけられている 。より具体的には、このフォントデータにフォント情報が保持されるものについてのみ、 文字番号が対応づけられるようになっている。なお、文字番号は、後述する文字ダリ フイメージ (グリフデータ)を一意に識別するための情報となっている。
[0053] 第 2キャラクタマップブロック 110には、文字番号のリストが保持される。第 2キャラク タマップブロック 110では、各文字番号に、その文字のグリフデータ(フォントレコード )が保持される領域を特定するための情報が対応づけられている。なお、後述するよ うに、各文字のグリフデータはグリフデータブロック 112に保持される。
[0054] 図 5は、グリフデータブロック 112の構成を示している。同図に示すように、グリフデ 一タブロック 112に ίま、複数のグリフデータ 120a, 120b, 120c, · · ·力保持される。
[0055] 図 6は、一のグリフデータ 120 (フォントレコード)の構成を示している。同図に示すよ うに、グリフデータ 120には、グリフヘッダ 122、メトリックス情報 124、文字グリフィメー ジ 126 (フォント情報)、影グリフイメージ 128 (関連画像データ)、が含まれる。グリフ ヘッダ 122については後述する(図 8参照)。メトリックス情報 124は、文字矩形情報( 幅及び高さ)などの情報である。メトリックス情報は、メトリックスブロック 104に保持さ せるようにしてもょ 、し、各文字ごとにグリフデータ 120に保持させるようにしてもょ 、。 文字グリフイメージ 126は、文字のデザイン (形状)を表す情報である。影グリフィメー ジ 128は、その文字 (文字グリフイメージによって表される文字)を影付文字として表 示する場合に付される影のデザイン (形状)を表す情報である。 [0056] 本実施の形態では、影グリフイメージ 128はすべてのグリフデータ 120に含まれて いるわけではなぐ一部のグリフデータ 120にのみ含まれるようになつている。具体的 には、他の文字のグリフデータ 120に含まれる影グリフイメージ 128を用いて影を付 すことが可能な文字については、その文字のグリフデータ 120に影グリフイメージ 12 8を含めないようになつている。本実施の形態では、このようにして、フォントデータ 10 0のデータサイズを抑えるようになって!/、る。
[0057] なお、どのグリフデータ 120に影グリフイメージ 128が含まれているかは、影グリフィ メージオーナーマップブロック 106を参照することによって把握できるようになつてい る。具体的には、影グリフイメージオーナーマップブロック 106には、図 7に示すように 、影グリフイメージ 128を含んでいるグリフデータ 120に係る文字番号のリストが保持 されている。
[0058] 図 8は、グリフヘッダ 122の構成を示している。同図に示すように、グリフヘッダ 122 には、メトリックス参照情報 130、影特定情報 132 (関連画像データ特定情報)、第 1 改行制御情報 134、第 2改行制御情報 136、文字種別情報 138 (種別情報)が含ま れる。なお、グリフヘッダ 122には、グリフデータ 120に関する他の各種情報が保持さ れるようにしてもよい。メトリックス参照情報 130は、その文字のメトリックス情報カ トリ ックスブロック 104又はグリフデータ 120のいずれに保持されているかを示す情報で ある。また、メトリックス参照情報 130には、メトリックス情報力メトリックスブロック 104に 保持されて!、る場合、保持されて!、る記憶領域を特定するための情報 (メトリックスブ ロック 104における参照先を特定するための情報)が含まれる。
[0059] 影特定情報 132は、「グリフデータ 120に含まれる文字グリフイメージ 126によって 表される文字」に影を付す場合に用いるべき影グリフイメージ 128を特定するための 情報である。具体的には、影特定情報 132は、影グリフイメージオーナーマッププロ ック 106に保持される複数の「影グリフイメージに係る文字番号」のうちのいずれかを 特定するための情報となっている。
[0060] 第 1改行制御情報 134は、「グリフデータ 120に含まれる文字グリフイメージ 126に よって表される文字」の前における改行を制御(制限)するための情報である。本実施 の形態では、第 1改行制御情報 134は前の文字との結びつきの強さを示す情報とな つており、例えば「弱」, 「中」, 「強」のいずれかが第 1改行制御情報 134として保持さ れるようになっている。また、本実施の形態では、例えば図 9に示すように、各文字の 第 1改行制御情報が設定される。なお、同図の例では、約物を除いて、文字種別ごと に一律の第 1改行制御情報が設定されることとなっているが、文字ごとに異なる第 1 改行制御情報が設定されるようにしてもょ 、。
[0061] 第 2改行制御情報 136は、「グリフデータ 120に含まれる文字グリフイメージ 126に よって表される文字」の後における改行を制御(制限)するための情報である。本実施 の形態では、第 2改行制御情報 136は後の文字との結びつきの強さを示す情報とな つており、第 1改行制御情報 134と同様に、例えば「弱」, 「中」, 「強」のいずれかが第 2改行制御情報 136として保持されるようになっている。また、本実施の形態では、例 えば図 10に示すように、各文字の第 2改行制御情報が設定される。なお、同図の例 では、約物を除いて、文字種別ごとに一律の第 2改行制御情報が設定されることとな つているが、文字ごとに異なる第 2改行制御情報が設定されるようにしてもよい。
[0062] なお、先述したように、ヘッダブロック 102には、これらの第 1改行制御情報及び第 2 改行制御情報を数値に変換するための改行制御情報数値ィ匕テーブル 116が保持さ れている。改行制御情報数値ィ匕テーブル 116は、例えば図 11に示すような情報を保 持している。本実施の形態では、第 1改行制御情報や第 2改行制御情報に基づく処 理を実行する場合、グリフヘッダ 122に保持される第 1改行制御情報 134や第 2改行 制御情報 136 (抽象的な情報)を直接用いるのではなぐこれらを改行制御情報数値 化テーブル 116によって数値ィ匕したものを用いるようになつている。このため、第 1改 行制御情報や第 2改行制御情報の設定に変更を加える必要が生じた場合であって も、各グリフヘッダ 122の内容を変更することなぐ改行制御情報数値ィ匕テーブル 11 6の内容のみを変更することで対応できるようになつている。なお、グリフヘッダ 122に おいて、第 1改行制御情報 134及び第 2改行制御情報 136として数値情報を保持さ せるようにしてちょい。
[0063] 文字種別情報 138は、「グリフデータ 120に含まれる文字グリフイメージ 126によつ て表される文字」の種別を示す情報である。本実施の形態では、「漢字」, 「平仮名」, 「片仮名」, 「アルファベット」, 「数字」, 「約物」, 「空白その他」のいずれかが文字種 別情報 138として保持されるようになっている。なお、上記のものに限られず、例えば 「キリル文字」, 「ハングル文字」, 「タイ語文字」, 「繁体文字」や「簡体文字」などのよう に、日本語以外の言語の文字種別 (分類)を示す情報が文字種別情報 138として保 持されるようにしてもよい。また例えば、「日本語」, 「英語」, 「ロシア語」, 「ハングル語 」, 「タイ語」, 「中国語」などのように、その文字が用いられる言語を示す情報が文字 種別情報 138として保持されるようにしてもよい。また例えば、「全角文字」又は「半角 文字」を示す情報が文字種別情報 138として保持されるようにしてもよい。また、一の 文字に対応づけられる文字種別情報は、一の文字種別を示すものであってもよ 、し 、複数の文字種別の組合せを示すものであってもよい。例えば「全角のアルファべッ トの文字」には、「アルファベット」及び「全角」の組合せを示す文字種別情報が対応 づけられるようにしてもよい。換言すれば、「アルファベット」を示す情報と「全角」を示 す情報とが文字種別情報として対応づけられるようにしてもょ ヽ。
[0064] なお、先述したように、ヘッダブロック 102には、この文字種別情報を数値に変換す るための文字種別情報数値ィ匕テーブル 118が保持されて 、る。文字種別数値化テ 一ブル 118は、例えば図 12に示すような情報を保持している。本実施の形態では、 文字種別情報に基づく処理を実行する場合、グリフヘッダ 122に保持される文字種 別情報 138 (抽象的な情報)を直接用いるのではなぐこれらを文字種別情報数値ィ匕 テーブル 118によって数値ィ匕したものを用いるようになつている。このため、文字種別 情報の設定に変更を加える必要が生じた場合であっても、各グリフヘッダ 122の内容 を変更することなぐ文字種別情報数値ィ匕テーブル 118の内容のみを変更することで 対応できるようになつている。なお、グリフヘッダ 122において、文字種別情報 138と して数値情報を保持させるようにしてもょ 、。
[0065] [2.文字列表示部]
文字列表示部 54は、画像処理部 36及び LCD38を主として構成される。文字列表 示部 54は、 CPU14からの指示に従って文字列を表示する。文字列表示部 54は、 文字列の表示をフォントデータ記憶部 50に記憶されるフォントデータに基づいて行う 。具体的には、文字列表示部 54は、表示対象の文字列に含まれる各文字の文字グ リフイメージをフォントデータ力 読み出す。そして、読み出した文字グリフイメージに 従って、文字列に含まれる各文字を表示する。
[0066] また、文字列表示部 54 (表示手段)は、 CPU14によって指定された文字列を影付 文字で表示することが可能となっている。文字列表示部 54は、表示対象の文字列に 含まれる各文字に対応づけられた影グリフイメージをフォントデータから読み出す。そ して、文字列に含まれる各文字に、その文字に対応する影グリフイメージに従って影 を付する。すなわち、文字列に含まれる各文字に、その文字について読み出した影 グリフイメージによって表される影を付する。
[0067] なお、文字列表示部 54は、文字グリフイメージによって表される文字及び影グリフィ メージによって表される影の少なくとも一方の大きさを変えて表示するようにしてもよ い。また、文字列表示部 54は、影グリフイメージによって表される影のみを表示する ようにしてもよい。
[0068] [3.改行制御部]
改行制御部 52は、文字列表示部 54による文字列の表示における改行位置を、当 該文字列に含まれる文字に係る第 1改行制御情報及び第 2改行制御情報に基づい て決定する。改行制御部 52は、文字列における少なくとも一部の隣接文字について 、当該隣接文字のうちの先の文字に係る第 2改行制御情報と、当該隣接文字のうち の後の文字に係る第 1改行制御情報と、に基づいて所定の処理を実行し、その実行 結果に基づ ヽて改行位置を決定する。
[0069] 具体的には、改行制御部 52は、文字列における少なくとも一部の隣接文字につい て、当該隣接文字のうちの先の文字の第 2改行制御情報を数値化したものと、当該 隣接文字のうちの後の文字の第 1改行制御情報を数値ィ匕したものと、に基づいて所 定の演算を行!、、その演算結果に基づ!、て改行位置を決定する。
[0070] なお、改行制御部 52は、文字列表示部 54による文字列の表示における改行位置 を、当該文字列に含まれる文字に係る文字種別情報に基づいて決定するようにして ちょい。
[0071] ここで、表示対象の文字列を LCD38に表示させるために、文字列表示部 54及び 改行制御部 52によって実行される処理について説明する。図 13及び図 14は、かか る処理を示すフロー図である。 [0072] この処理では、対象文字列を表示する領域の幅 Wを文字列表示部 54が取得する( S101)。次に、文字列表示部 54は、対象文字列の文字数 Nを取得する(S 102)。ま た、文字列表示部 54は、変数 ηθを 0に初期化する(S 103)。さらに、文字列表示部 5 4は、変数 nを 1に初期化し (S104)、変数 wsを 0に初期化する(S105)。次に、文字 列表示部 54は、(ηθ+η)文字目の文字を注目文字として、 S106乃至 S109の処理 を実行する。
[0073] 文字列表示部 54は、(ηθ+η)文字目の文字を表示するために必要な幅 wを取得 する(S106)。具体的には、文字列表示部 54は、(ηθ+η)文字目の文字の文字コ ードを取得する。次に、文字列表示部 54は、第 1キャラクタマップブロック 108を参照 することによって、その文字コードに対応する文字番号を取得する。次に、文字列表 示部 54は、第 2キャラクタマップブロック 110を参照することによって、その文字番号 に係るグリフデータが保持されている領域を特定するための情報を取得する。次に、 文字列表示部 54は、グリフヘッダ 122に保持されるメトリックス参照情報 130を参照 する。そして、文字列表示部 54は、そのメトリックス参照情報 130に従って、メトリック スブロック 104又はグリフデータ 120に保持される文字矩形情報などを参照し、その 文字を表示するために必要な幅 wを取得する。
[0074] 次に、文字列表示部 54は、変数 wsの値を ws+wに更新する(S107)。変数 wsの 値は、このようにして更新されるため、表示対象文字列の (nO+ 1)文字目から (nO + n)文字目までの各文字を表示するために必要な幅の合計を示すことになる。
[0075] そして、文字列表示部 54は、変数 wsの値が S101で取得した W以上であるか否か を判断する(S108)。文字列表示部 54は、変数 wsの値が W未満であると判断した場 合、(ηθ+η)が S102で取得した Nと等しいか否かを判断する(S109)。すなわち、( ηθ+η)文字目の文字が表示対象文字列の末尾文字であるか否かを判断する。文 字列表示部 54は、(ηθ+η)と Nとが等しくないと判断した場合、変数 nをインクリメント し(S 110)、 S 106乃至 S 109の処理を再び実行する。
[0076] 一方、変数 wsの値が W以上と判断された場合 (S108)、又は (ηθ+η)文字目の文 字が末尾文字であると判断された場合 (S 109)、表示対象文字列の (nO+ 1)文字目 から (ηθ+η)文字目までが文字列表示領域に 1行で表示可能な文字列(以下、表示 可能文字列と呼ぶ。)と判断され、 S110乃至 S120の処理が実行される。
[0077] なお、全角文字又は半角文字がそれぞれ固定幅を有し、全角文字の幅が半角文 字の幅の 2倍であり、文字列表示領域の幅が一行あたり全角文字を 5文字分表示可 能な幅であるとすると、例えば図 17 (a)に示す文字列(対象文字列)を LCD38に表 示させる場合、 S106乃至 S109の処理が実行されることによって取得される最初の 表示可能文字列 (変数 ηθが 0の場合の表示可能文字列)は図 17 (b)に示す文字列 となる。ここで、図 17 (a)に示す文字列は、日本語で「ABCの発売日は、 12月(中旬 )です。」と表した文字列である。同図(a)に示すように、この文字列は 20の文字から 構成されている。同図(a)に示す文字列の 4文字目は半角スペースである。同図(a) に示す文字列の 1文字目から 4文字目までは半角文字であり、 5文字目から 20文字 目までは全角文字である。同図(a)に示す文字列の 5, 9, 18, 19文字目の文字の 文字種別はひらがなであり、 6— 8, 13, 15, 16文字目の文字は文字種別は漢字で ある。
[0078] 次に、改行制御部 52は S111乃至 S120の処理を実行することによって、表示可能 文字列における改行位置を決定する。換言すれば、表示可能文字列のうちの何文 字目までを次の一行として文字列表示部 54 (文字列表示領域)に出力するかを決定 する。
[0079] まず、改行制御部 52は変数 mを 0に初期化する(Sl l l)。次に、改行制御部 52は 、 (nO+m)文字目の文字の第 2改行制御情報を数値ィ匕した値 e2を取得する(S112 )。具体的には、改行制御部 52は、(nO+m)文字目の文字の文字コードを取得する 。その後、 S106の場合と同様にして、その文字コードに対応するグリフデータ 120の グリフヘッダ 122を参照し、第 2改行制御情報 136を取得する。そして、改行制御部 5 2は、取得した第 2改行制御情報 136を、ヘッダブロック 102に保持される改行制御 情報数値ィ匕テーブル 116に基づいて数値ィ匕する。なお、 nO+m力 SOである場合、改 行制御部 52は e2を 9とする。
[0080] また、改行制御部 52は、(nO+m+ 1)文字目の文字の第 1改行制御情報を数値 化した値 elを取得する(S 113)。具体的には、改行制御部 52は、(nO+m+ 1)文字 目の文字の文字コードを取得する。その後、 S112の場合と同様にして、その文字コ ードに対応するグリフデータ 120のグリフヘッダ 122を参照し、第 1改行制御情報 13 4を取得する。そして、改行制御部 52は、取得した第 1改行制御情報 134を、ヘッダ ブロック 102に保持される改行制御情報数値ィ匕テーブル 116に基づ 、て数値化する 。なお、 nO+mが Nである場合、改行制御部 52は elを 0とする。
[0081] 次に、改行制御部 52は、改行評価値の配列 E[m]に e2 X elを保持させる(S114) 。その後、改行制御部 52は、変数 mの値が変数 nの値に等しいか否かを判断する(S 115)。改行制御部 52は、変数 mの値が変数 nの値に等しくないと判断した場合、変 数 mの値をインクリメントし(S 116)、 S 112乃至 S 115の処理を再び実行する。
[0082] 一方、改行制御部 52は、変数 mの値が変数 nの値に等 、と判断した場合 (S115 )、改行制御部 52は、 E[m]の値が最小値との条件を満足する mの値を変数 mOに代 入する(S 117)。そして、文字列表示部 54は、表示対象文字列の (nO+ 1)文字目か ら(nO+mO)文字目までを一行として LCD38に出力させる(S118)。
[0083] なお、第 1及び第 2改行制御情報は図 9及び図 10に示すように設定され、改行制 御情報数値ィ匕テーブルは図 11に示すように設定されて 、るとすると、例えば図 17 (b )に示す文字列が表示可能文字列である場合、改行評価値の配列 Eは、 E[0] = 18 , E[l] =4, E[2] =4, E[3] =4, E[4] =0, E[5] = l, E[6] = lとなる。この場合 、 E[4]の値が最小値になるため、改行制御部 52は変数 mOの値を「4」とし、文字列 表示部 54は、 4文字目(半角スペース)と 5文字目の間を改行位置として決定する。 その結果、図 17 (b)に示す文字列の 1文字目力 4文字目までの部分(「ABC」)が 一行として LCD38に出力される。
[0084] また、ここでは、改行評価値の値が最小値となる文字の組合せの間を改行位置とし て決定するようにしたが、改行評価値が所定の閾値以下となる文字の組合せのうち から、一行の文字数が最も大きくなるもの(又は一行の幅が最も長くなるもの)を選出 し、その文字の組合せの間を改行位置として決定するようにしてもよい。すなわち、 S 117の処理では、 E [m]の値が所定の閾値以下との条件を満足する mの値を取得し 、その最大値を変数 mOに代入するようにしてもよい。
[0085] 表示対象文字列の(nO+ 1)文字目から (nO+mO)文字目までを LCD38に表示さ せる場合、文字列表示部 54は、まず各文字の文字グリフイメージを以下のようにして 取得する。すなわち、文字列表示部 54は、表示対象の文字の文字コードをまず取得 する。次に、第 1キャラクタマップブロック 108及び第 2キャラクタマップブロック 110を 参照することによって、その文字コードに対応するグリフデータ 120が保持される記 憶領域を特定する。そして、そのグリフデータ 120に含まれる文字グリフイメージ 126 を取得する。
[0086] その後、文字列表示部 54は各文字の影グリフイメージを以下のようにして取得する 。すなわち、文字列表示部 54は、表示対象の文字の文字コードをまず取得する。次 に、第 1キャラクタマップブロック 108及び第 2キャラクタマップブロック 110を参照する こと〖こよって、その文字コードに対応するグリフデータ 120が保持される記憶領域を 特定する。そして、そのグリフデータ 120に含まれるグリフヘッダ 122を参照すること によって、影特定情報 132を取得する。次に、文字列表示部 54は、その影特定情報 によって特定される影グリフイメージオーナーマップブロック 106の記憶領域を参照 することによって、影グリフイメージ 128に係る文字番号 (影グリフイメージ 128が保持 されるグリフデータ 120に係る文字番号)を取得する。次に、文字列表示部 54は、第 2キャラクタマップブロック 110を参照することによって、この文字番号に対応するダリ フデータ 120が保持される記憶領域を特定する。そして、そのグリフデータ 120に含 まれる影グリフイメージ 128を取得する。
[0087] その後、文字列表示部 54は、各文字ごとに取得した文字グリフイメージに基づいて 、文字列レイヤ画像を生成する。また、文字列表示部 54は、各文字ごとに取得した 影グリフイメージに基づいて、影レイヤ画像を生成する。そして、文字列表示部 54は 、別途読み出される背景レイヤ画像に影レイヤ画像を重ね、さらにその上に文字レイ ャ画像を重ねてなる画像を LCD38に表示させる。
[0088] 表示対象文字列の(nO+ 1)文字目から (nO+mO)文字目までを LCD38に表示さ せたら、文字列表示部 54は、 nO+mOが Nに等しいか否かを判断する(S119)。文 字列表示部 54は、 nO+mOと Nとが等しくないと判断した場合、表示対象文字列の L CD38への表示出力が完了してないと判断し、 ηθを nO+mOに更新した後(S120) 、 S 104乃至 S 119の処理を再び実行する。一方、文字列表示部 54は、 nO+mOが Nに等しいと判断した場合、表示対象文字列の LCD38への表示出力が完了したと 判断する。この場合、本処理が終了する。
[0089] なお、以上の処理はディスク 27を介して供給されるプログラムが CPU14によって実 行されること〖こよって実現される。
[0090] [4.選出基準位置指定部]
選出基準位置指定部 56は、文字列表示部 54における文字列表示領域内の位置 を選出基準位置として指定する。例えば、選出基準位置指定部 56は、ユーザによる ポインティングデバイスなどを用いた指定操作に応じて、文字列表示部 54における 文字列表示領域内の位置を指定する。すなわち、選出基準位置指定部 56は、文字 列表示部 54における文字列表示領域内の位置を指定する操作がユーザによってな されたか否かを判断する。そして、カゝかる操作がなされた場合には、ユーザによって 指定された位置を選出基準位置として取得する。
[0091] [5.選出部]
選出部 58は、選出基準位置指定部 56によって指定された選出基準位置と、文字 列表示部 54に表示される文字列に含まれる文字の文字種別情報と、に基づいて、 文字列表示部 54に表示される文字列の一部を選出する。
[0092] 例えば、選出部 58は、文字列表示部 54に表示される文字列において、選出基準 位置指定部 56によって取得される選出基準位置より前に存在する文字のうちから始 点文字を、フォントデータに各文字ごとに含まれる文字種別情報に基づいて選出す る。より具体的には、選出部 58は、文字列表示部 54に表示される文字列のうちの、 選出基準位置指定部 56によって取得される選出基準位置より前の文字を対象として 、隣接する 2つの文字の各組み合わせが所定の始点文字条件を満足する否かを判 断する。すなわち、各組み合わせごとに、その組み合わせに係る文字の文字種別情 報が始点文字条件を満足するか否かを判断する。そして、その判断結果に応じて始 点文字を選出する。
[0093] また例えば、選出部 58は、文字列表示部 54に表示される文字列において、選出 基準位置指定部 56によって取得される選出基準位置より後に存在する文字のうちか ら終点文字を、フォントデータに各文字ごとに含まれる文字種別情報に基づいて選 出する。より具体的には、選出部 58は、文字列表示部 54に表示される文字列のうち の、基準位置取得部 56によって取得される選出基準位置より後の文字を対象として 、隣接する 2つの文字の各組み合わせが所定の終点文字条件を満足する否かを判 断する。すなわち、各組み合わせごとに、その組み合わせに係る文字の文字種別情 報が終点文字条件を満足するか否かを判断する。そして、その判断結果に応じて終 点文字を選出する。
[0094] 選出部 58は、以上のようにして選出される始点文字と終点文字とに基づいて、文字 列表示部 54に表示される文字列の一部を選出する。例えば、文字列表示部 54に表 示される文字列のうちの始点文字力 終点文字までの部分を選出する。
[0095] [6.処理実行部]
処理実行部 60は、文字列表示部 54に表示される文字列の、選出部 58によって選 出される一部に基づいて処理を実行する。例えば、処理実行部 60は、文字列表示 部 54に表示される文字列の、選出部 58によって選出される一部を区別表示(強調表 示又は反転表示など)させる。
[0096] ここで、文字列表示部 54における文字列表示領域内の位置がユーザによって指 定された場合に、選出基準位置指定部 56及び選出部 58によって実行される処理に ついて説明する。図 15及び図 16は、かかる処理を示すフロー図である。
[0097] この処理では、まず選出基準位置指定部 56が、ユーザによって指定された位置( 選出基準位置)を取得し (S201)、その位置に対応する文字を選出基準文字として 特定する(S202)。例えば、選出基準位置指定部 56は、選出基準位置がある文字 の表示領域内に含まれる場合、当該文字を選出基準文字と特定する。また例えば、 選出基準位置に最も近い文字を選出基準文字と特定する。選出基準位置指定部 56 は、対象文字列における選出基準文字の位置を RAM16に保持させる。また、選出 部 58は、選出基準文字を注目文字とする(S203)。
[0098] 次に、選出部 58は、注目文字が対象文字列の先頭の文字であるか否かを判断す る(S204)。注目文字が対象文字列の先頭の文字であると判断された場合、当該注 目文字 (先頭文字)が始点文字として決定される(S210)。
[0099] 一方、選出部 58は、注目文字が対象文字列の先頭の文字でないと判断した場合、 注目文字の文字種別情報を数値ィ匕した値 nlを取得する(S205)。具体的には、選 出部 58は注目文字の文字コードを取得する。次に、選出部 58は第 1キャラクタマツ プブロック 108を参照することによって、注目文字の文字コードに対応する文字番号 を取得する。また、選出部 58は第 2キャラクタマップブロック 110を参照することによつ て、注目文字のグリフデータ 120が保持される記憶領域を特定するための情報を取 得する。そして、選出部 58は、注目文字のグリフデータ 120に含まれるグリフヘッダ 1 22を参照し、注目文字の文字種別情報 138を取得する。選出部 58は、この文字種 別情報 138を、ヘッダブロック 102に保持される文字種別情報数値ィ匕テーブル 118 ( 図 10)に基づいて数値化する。
[0100] 次に、選出部 58は、注目文字の前の文字 (注目文字に隣接する文字のうちの前方 のもの)の文字種別情報を数値ィ匕した値 n2を取得する(S206)。この n2の取得は S2 05の場合と同様に行われる。
[0101] 次に、選出部 58は、 nlが n2より大きいか否かを判断する(S207)。選出部 58は、 nlが n2以下であると判断した場合、注目文字の前の文字を注目文字とし (S208)、 S204乃至 S207の処理を再び実行する。一方、選出部 58は、 nl力 ¾2より大きいと 判断した場合、注目文字を始点文字として決定する(S209)。
[0102] 次に、選出部 58は終点文字を決定するための処理を実行する。まず選出部 58は、 選出基準文字を注目文字とする(S210)。
[0103] 次に、選出部 58は、注目文字が対象文字列の末尾の文字であるか否かを判断す る(S211)。選出部 58は、注目文字が対象文字列の末尾の文字であると判断した場 合、当該注目文字 (末尾文字)を終点文字として決定する(S216)。
[0104] 一方、選出部 58は、注目文字が対象文字列の末尾の文字でないと判断した場合、 注目文字の文字種別情報を数値ィ匕した値 nlを取得する(S212)。また、選出部 58 は、注目文字の次の文字 (注目文字に隣接する文字のうち後方のもの)の文字種別 情報を数値ィ匕した値 n2を取得する(S213)。これら nl及び n2の取得は S205の場 合と同様に行われる。
[0105] 次に、選出部 58は、 n2が nlより大きいか否かを判断する(S214)。選出部 58は、 n2が nl以下であると判断した場合、注目文字の次の文字を注目文字とし (S215)、 S211乃至 S214の処理を再び実行する。一方、選出部 58は、 n2力 ¾1より大きいと 判断した場合、注目文字を終点文字として決定する(S216)。
[0106] 処理実行部 60は、以上のようにして選出された始点文字力 終点文字までを、文 字列表示部 54において区別表示 (強調表示又は反転表示)する(S217)。具体的 には、 S118において説明した場合と同様に、文字列レイヤ画像と、影レイヤ画像と、 背景レイヤ画像とが生成又は読み出されるとともに、区別表示レイヤ画像 (文字列の 一部を区別表示するための画像)が生成され、これらが文字列レイヤ画像、区別表示 レイヤ画像、影レイヤ画像、背景レイヤ画像の順に上から重ねられてなる画像が文字 列表示部 54に表示される。
[0107] 例えば、図 17 (a)に示す文字列(対象文字列)が LCD38に表示されている状態で 、文字「C」の表示領域の近傍がユーザによって指定された場合、文字「C」が選出基 準文字として特定される。そして、文字種別情報及び文字種別情報数値化テーブル が図 12のように定められている場合、文字「A」, 「B」, 「C」の文字種別情報を数値ィ匕 した値はいずれも「3」となる。この場合、 S207の条件 (始点文字条件)が満足される ことはなぐ文字「A」が先頭文字であるが故に始点文字として決定される。また、文字 「C」の後の文字 (4文字目;半角スペース)の文字種別情報を数値ィ匕してなる値は「0 」となり、その後の文字 (5文字目)の文字種別情報を数値ィ匕した値は「5」となる。この 場合、 4文字目の文字 (半角スペース)が注目文字となった場合に、 S214の条件 (終 点文字条件)が満足される。このため、 4文字目の文字 (半角スペース)が終点文字と して決定される。その結果、 LCD38に表示される文字列の 1文字目力 4文字目ま での部分(「ABC」 )が区別表示されることになる。
[0108] なお、以上の処理はディスク 27を介して供給されるプログラムが CPU14によって実 行されること〖こよって実現される。
[0109] 以上に説明したように、携帯型電子装置 10によれば、文字の前後における改行を 制御するための改行制御情報をフォントデータに含ませることが可能となり、文字列 を表示する場合にはこの改行制御情報に基づ 、て改行位置が決定されるようになる 。このため、携帯型電子装置 10によれば、文字コード体系による制約を抑止しつつ、 禁則処理を好適に行うことができるようになる。また、従来は、禁則処理の対象となる 文字の指定が文字のフォントデザインとは関係なく行われるため、文字のフォントデ ータのデザインに携わる者が禁則処理に関与することはできな力つた。し力しながら、 携帯型電子装置 10によれば、フォントデータの作成に携わる者力 そのフォントデー タに基づく表示が行われる場合の禁則処理に関与できるようになる。
[0110] また、携帯型電子装置 10によれば、文字を影付文字とするための影情報をフォント データに含ませることが可能となり、文字を影付文字として表示する場合にはこの影 情報が用いられるようになる。このため、携帯型電子装置 10によれば、処理負荷を軽 減しつつ影付文字を表示できるようになる。
[0111] さらに、携帯型電子装置 10によれば、文字の文字種別情報をフォントデータに含ま せることが可能となり、対象文字列の一部の選出がこの文字種別情報に基づいて行 われるようになる。このため、携帯型電子装置 10によれば、文字コード体系による制 約を抑止しつつ、文字列の一部の指定をユーザが好適に行えるようになる。
[0112] なお、以上に説明したフォントデータは、ドットフォントやベクトルフォントなどのフォ ント形式 (文字の形状の表現形式)に依存するものではなぐドライバを用意すること によって各種コンピュータ(各種 OS (Operating System) )で用いることができるもので ある。このため、以上に説明したフォントデータのデータフォーマットは、 TrueType ( 登録商標)フォントなどの既存の汎用フォント規格に置き換わるものとなり得るもので ある。
[0113] また、以上に説明したフォントデータによれば、文字 (文字コード)ごとの改行制御 情報、文字種別情報や関連画像情報がフォント (文字の書体、デザイン)ごとに定め られることになる。このため、フォントデータが必要に応じてコンピュータに組み込まれ ることによって、そのコンピュータではそのフォントの文字が適切にレイアウト表示され るようになる。また、表示対象の文字列に異なるフォントの文字が含まれている場合で あっても、それぞれのフォントに係るフォントデータにおいてその文字に対応づけられ た改行制御情報などによって、力かる文字列が適切にレイアウト表示されることになる
[0114] なお、本発明は以上説明した実施の形態に限定されるものではない。
[0115] 例えば、フォントデータ記憶部 50に記憶されるフォントデータには、各文字に関連 する他の関連画像を各文字に関連づけて表示するための情報(関連画像情報)が、 各文字に影を付すための情報 (影グリフイメージ 128や影特定情報 132)に代えて、 或いは力かる情報とともに含まれるようにしてもよい。例えば、文字がフォーカスされ ていることを示す画像、文字に特殊な表示効果を付すための画像 (例えば、文字をピ カツと光るように表示したり、ネオンのように表示したりするための画像など)や文字を 区別表示するための画像を、文字に関連づけて表示するための情報が各文字ごとに 含まれるようにしてもよい。そして、文字列表示部 54は、力かるフォントデータ(関連 画像情報)に基づいて、上記のような画像を文字に関連づけて表示するようにしても よい。
また例えば、以上では、本発明を携帯型電子装置に適用した例について説明した 力 本発明は家庭用ゲーム機やパーソナルコンピュータなどの他のコンピュータシス テムにも適用できるものである。

Claims

請求の範囲
[1] 文字を表示するためのフォント情報と、当該文字の前及び Z又は後における改行 を制御するための改行制御情報と、をそれぞれ含む複数のフォントレコードを含むフ オントデータを記憶するフォントデータ記憶手段と、
前記複数のフォントレコードの全部又は一部に係るフォント情報に基づいて、文字 列を表示する文字列表示手段と、
前記文字列表示手段による前記文字列の表示における改行位置を、当該文字列 に含まれる文字に係る前記改行制御情報に基づいて決定する改行制御手段と、 を含むことを特徴とする表示装置。
[2] 請求の範囲第 1項に記載の表示装置において、
前記改行制御情報は、その文字の前における改行を制御するための第 1改行制御 情報と、その文字の後における改行を制御するための第 2改行制御情報と、を含み、 前記改行制御手段は、前記文字列における少なくとも一部の隣接文字にっ 、て、 当該隣接文字のうちの先の文字に係る前記第 2改行制御情報と、当該隣接文字のう ちの後の文字に係る前記第 1改行制御情報と、に基づいて所定の処理を実行し、そ の実行結果に基づ ヽて前記改行位置を決定する、
ことを特徴とする表示装置。
[3] 請求の範囲第 2項に記載の表示装置において、
前記第 1及び第 2改行制御情報はともに数値情報であり、
前記改行制御手段は、前記文字列における少なくとも一部の隣接文字にっ 、て、 当該隣接文字のうちの先の文字の前記第 2改行制御情報と、当該隣接文字のうちの 後の文字の前記第 1改行制御情報と、に基づいて所定の演算を行い、その演算結 果に基づ ヽて前記改行位置を決定する、
ことを特徴とする表示装置。
[4] 請求の範囲第 1項乃至第 3項のいずれかに記載の表示装置において、
前記フォントレコードは、文字の種別を示す種別情報をさらに含み、
前記改行制御手段は、前記改行位置を前記文字列に含まれる文字に係る前記種 別情報にさらに基づいて決定する、 ことを特徴とする表示装置。
[5] 文字を表示するためのフォント情報と、当該文字の前及び Z又は後における改行 を制御するための改行制御情報と、をそれぞれ含む複数のフォントレコードを含むフ オントデータを記憶してなるフォントデータ記憶手段力 前記フォントデータを読み出 すためのフォントデータ読み出しステップと、
前記フォントデータ読み出しステップによって読み出されるフォントデータに含まれ る複数のフォントレコードの全部又は一部に係るフォント情報に基づいて、文字列を 文字列表示手段に表示させる文字列表示ステップと、
前記文字列表示手段による前記文字列の表示における改行位置を、当該文字列 に含まれる文字に係る前記改行制御情報に基づいて決定する改行制御ステップと、 を含むことを特徴とする表示装置の制御方法。
[6] 文字を表示するためのフォント情報と、当該文字の前及び Z又は後における改行 を制御するための改行制御情報と、をそれぞれ含む複数のフォントレコードを含むフ オントデータ、に含まれる前記複数のフォントレコードの全部又は一部に係るフォント 情報に基づいて、文字列を表示する文字列表示手段、及び、
前記文字列表示手段による前記文字列の表示における改行位置を、当該文字列 に含まれる文字に係る前記改行制御情報に基づいて決定する改行制御手段、 としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可 能な情報記憶媒体。
[7] 文字を表示するためのフォント情報と、当該文字の前及び Z又は後における改行 を制御するための改行制御情報と、をそれぞれ含む複数のフォントレコードを含むフ オントデータを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体。
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